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写真
少年事件の裁判員裁判の課題について意見を交わす弁護士ら=神戸市中央区橘通1 兵庫県弁護士会館
写真一番奥の顔も何も分からなくなっている男が私です。パネルディスカッションのコーディネーター、要は司会です。
ちなみに一番手前が、記事にも実名の出ている有名な野口弁護士です。毎年、関学の少年法では、神戸連続殺傷事件の井垣元判事とともに、3時間ずつ講義をしてくださっています。私の話を聞くよりずっといいわけですから。
神戸新聞はカメラマンを含めて3人体制で来てくれてさすが地元紙という感じでした。
本番の芝居の最中に、証言している調査官の頭のところにカメラを持ってきてそこから検察官を写す、という、芝居破壊工作としか思えないような撮影をしていましたが、彼らも我々同様職人なんですなあ。
記事の中身は1時間話し合った結果をまとめなければいけないのだから、しかたないかな、という感じです。
問題提起を世間にしてくれたのだからよしといえるでしょう。
審理難しい
少年事件の裁判員裁判めぐりシンポ 神戸新聞 8月22日
殺人など重大事件を起こした少年が被告となる裁判員裁判の課題について考えるシンポジウムが22日、神戸市内であり、少年事件に詳しい弁護士らが意見を交わした。少年の更生に必要なのは、刑罰か保護処分か、意見が分かれる審理の難しさが浮き彫りになった。
兵庫県弁護士会の主催。市民や弁護士ら約100人が参加した。
少年事件の裁判員裁判について、日弁連は「短期間で処分を決める現行制度では、社会や家庭環境に影響を受けやすい少年事件の背景に迫れない」と指摘している。
パネル討論では「少年の生育歴を調べた家裁の判断を経て起訴されるのだから、成人と同様に審理すべきだ」との意見も出た。一方で、1997年の神戸連続児童殺傷事件で加害少年の付添人を務めた野口善国弁護士は「裁判員が犯罪事実だけを見たら、少年への処罰感情は厳しくなる」と厳罰化を懸念。「成人と未成年の事件は本質的に違う。それを知ってもらうよう弁護士は努力すべきだ」と述べた。
少年が被告となる裁判員裁判は、千葉地裁などで予定されている。(飯田 憲)
少年事件の裁判員裁判の課題について意見を交わす弁護士ら=神戸市中央区橘通1 兵庫県弁護士会館
写真一番奥の顔も何も分からなくなっている男が私です。パネルディスカッションのコーディネーター、要は司会です。
ちなみに一番手前が、記事にも実名の出ている有名な野口弁護士です。毎年、関学の少年法では、神戸連続殺傷事件の井垣元判事とともに、3時間ずつ講義をしてくださっています。私の話を聞くよりずっといいわけですから。
神戸新聞はカメラマンを含めて3人体制で来てくれてさすが地元紙という感じでした。
本番の芝居の最中に、証言している調査官の頭のところにカメラを持ってきてそこから検察官を写す、という、芝居破壊工作としか思えないような撮影をしていましたが、彼らも我々同様職人なんですなあ。
記事の中身は1時間話し合った結果をまとめなければいけないのだから、しかたないかな、という感じです。
問題提起を世間にしてくれたのだからよしといえるでしょう。
審理難しい
少年事件の裁判員裁判めぐりシンポ 神戸新聞 8月22日
殺人など重大事件を起こした少年が被告となる裁判員裁判の課題について考えるシンポジウムが22日、神戸市内であり、少年事件に詳しい弁護士らが意見を交わした。少年の更生に必要なのは、刑罰か保護処分か、意見が分かれる審理の難しさが浮き彫りになった。
兵庫県弁護士会の主催。市民や弁護士ら約100人が参加した。
少年事件の裁判員裁判について、日弁連は「短期間で処分を決める現行制度では、社会や家庭環境に影響を受けやすい少年事件の背景に迫れない」と指摘している。
パネル討論では「少年の生育歴を調べた家裁の判断を経て起訴されるのだから、成人と同様に審理すべきだ」との意見も出た。一方で、1997年の神戸連続児童殺傷事件で加害少年の付添人を務めた野口善国弁護士は「裁判員が犯罪事実だけを見たら、少年への処罰感情は厳しくなる」と厳罰化を懸念。「成人と未成年の事件は本質的に違う。それを知ってもらうよう弁護士は努力すべきだ」と述べた。
少年が被告となる裁判員裁判は、千葉地裁などで予定されている。(飯田 憲)