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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

立憲民主党の幹部会で「日本維新の会への批判を抑えるべきだとの意見が出され、泉健太代表も理解を示した」(時事通信)? 与党も批判せず「悪党」も批判しないのなら、立民は敗北するしかない。

2022年06月30日 | 立憲民主党は維新と国民民主と手を切れ

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 立憲民主党は国会での政府批判を手控え、内閣提出の法案のうち85%以上に賛成して全法案を26年ぶりに成立させた「提案型野党」路線が大失敗に終わったからこそ、支持率が伸び悩んでいることにまだ気づかないのでしょうか。

 2022年6月29日に行われた立民の幹部会での議論について、時事通信がこんなことを報道しています。

立民に維新批判抑制論 参院選、逆効果恐れ【22参院選】

2022年06月29日22時23分 時事通信

 立憲民主党の29日の幹部会で、参院選の演説内容をめぐり日本維新の会への批判を抑えるべきだとの意見が出され、泉健太代表も理解を示した。言及するほど「ライバル」の維新に有権者の注目が集まってしまい、立民として逆効果だと判断したため。今後の遊説では、維新の地盤である関西を除いて抑制する見通しだ。

せっかくやっと戦闘態勢らしくなっていたのに。

ウクライナ戦争に浮足立って防衛費増大を求める有権者の声に動揺する泉立民代表。しかし防衛費増額を求めない有権者は23~36%。支持率が10%未満の立民はこの中道穏健票を取り込み、専守防衛論を貫くべきだ。

 

 

 維新に言及するほど維新に注目が集まるから批判しないだなんて、こんな腰の引けた態度を取るだなんて思わず目を疑ったのですが、どうも本当のことのようで、朝日新聞もこう報道しています。

『6月29日朝、立憲は党本部に泉健太代表らが集まって選挙対策会議を開いた。参院選各選挙区における情勢を確認するとともに、維新にどう向き合うか議論を重ねた。

 出席者によると、「維新の批判は続けるべきだ」との声が複数あがった一方で、「批判しあっても得票につながらない。政策の訴えに重きをおくべきだ」「代表が批判を展開するのは品がない」と、自重を求める声も出たという。』

 どうも立民の執行部には、維新と通じた内通者がいるようです。

 自分の選挙の時に候補者を出さないように維新に交渉しに行った、「どうしても首相になれない」政調会長あたりが怪しいのですが(笑)。

【#立憲民主党は維新と組むな】立憲は、共産を除外し維新と組む国対委員長代理会談を撤回し共産とれいわに謝罪。必要なのは維新の排除。共産と維新に等距離を取ろうとする泉健太立憲代表の態度は信用できない。

【野党は与党と闘ってこそ価値がある!】立憲民主党の泉代表が「『生活安全保障』という言葉が立民の大きな旗になる」。それなら「経済的措置を武器代わりに使う経済安保より市民の生活安全保障を」というべきだ。

岸田内閣に対する不信任案が否決。これまで真剣に岸田政権と戦ってこようとしなかった立憲民主党の不信任案には説得力がない。しかし野党を標榜しながら不信任案に反対した維新と国民民主は存在価値ゼロだ。


 

 

 これに対して、枝野幸男前代表は意気軒昂で6月28日の演説で

「今の日本も、野党のふりをして権力に尻尾を振っている日本維新の会などが幅を利かせようとしている」

と言い切ったそうです。

 一部のまともな市民が望んでいるように、立民はぎりぎり野党第一党の座を維新に明け渡さない程度に大敗して、泉氏が代表の座を引責辞任し、枝野氏が代表に返り咲いた方がいいかもしれませんね。

 選挙は水物、そんな微妙な匙加減は無理ですが(笑)。

 などと妄想をしている余裕はありませんね。

 泉立民にはもう一度立党の精神を思い出して、与党ともゆ党とも悪党とも対決していくまともな野党路線を貫いてほしいです。

 

立憲民主党の枝野幸男代表が辞任。今は止められないだろうし止めるべきではない。しかし、枝野幸男は必ずまた立つ。そして、リベラル派は立憲民主党が動揺して右傾化しないように厳しく見守ろう。

【橋下維新の会とハシズムの歴史を振り返る1】菅直人元首相の「ヒットラーを思い起こす」ツイートは人権侵害でもないし、国際的にも何ら問題にならない。

 

 

維新の会創設者の橋下徹氏の演説をヒトラーになぞらえて以来、維新とバトルになっている菅直人元首相が「大阪特命担当」に任命されて、盛んに維新批判をしているんですが。。。。

う~~ん、頼もしいような危なっかしいような微妙な感じだなと生暖かい目で見ているのですが(笑)、まあそれでも泉執行部よりは2万%マシなようです。

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立民・枝野氏 維新「権力に尻尾」 朝日新聞も批判

 
参院選の立憲民主党候補の応援演説を行う同党の枝野幸男前代表=28日午後、さいたま市(田中一世撮影)

批判の矛先は、立民などについて「批判ばかり」と論じる報道機関にも向いた。「ばかを言うな。お前らが批判をちゃんとしないから俺たちの仕事が増えているのではないか。メディアこそ仕事をさぼっているではないか」と非難。さらに戦前の軍国主義化に言及し「最初に(民主主義の発展を求める)大正デモクラシーから軍の支援に回ったのは朝日新聞だった。今回も似たような感じが危なくて仕方ない」と述べた。

 

 

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