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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

【東京五輪汚職・談合】贈収賄罪ですでに逮捕された電通元専務の高橋容疑者や東京五輪組織委幹部などに続いて、電通関係者とフジテレビ関係者が談合疑惑で逮捕。汚れた東京オリパラも、#安倍晋三が諸悪の根源。

2023年02月09日 | 東京オリ・パラ問題

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 東京五輪・パラリンピックの運営をめぐる談合事件で、東京地検特捜部は2023年2月8日、

1 大会組織委員会の大会運営局であった元次長・森泰夫容疑者

2 広告最大手「電通」のスポーツ局長補だった逸見晃治容疑者

3 番組制作会社「フジクリエイティブコーポレーション(FCC)」の専務・藤野昌彦

3 業務を受注したイベント制作会社「セレスポ」の専務・鎌田義次

の両容疑者ら計4人を独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで逮捕したと発表しました

 またも電通に、今度はフジテレビ関係者。

 逮捕もむべなるかなという汚れた逮捕者メンバーがまた増えました。

 

 

 東京地検特捜部は2月8日午前10時過ぎから、森元次長と逸見元局長補の自宅、セレスポ、FCCを家宅捜索しました。

 東京地検特捜部は先月、三浦瑠麗氏の夫の会社と自宅を家宅捜索したのですが、この組織が家宅捜索=強制捜査をするというのがいかに大ごとかわかりますよね。

そろそろツイッターに復帰しようとコロナ軽視のアホな投稿をした途端、「そんな話しより、貴女自身、言わなければならない事だらけでしょ」と数百もの猛烈なツッコミを受けていてワロタw

夫の詐欺容疑で東京地検特捜部に自宅を家宅捜索された三浦瑠麗氏が1月26日からフジテレビ「めざまし8」出演を当面見合わせ。田原総一朗氏とテレ朝は27日出演予定の「朝生」に出演させるのか ?

 

 

 今回はどういう容疑かというと、東京五輪組織委は2018年に各競技のテスト大会の計画を立案する業務を発注したのですが、会場ごとに26件の競争入札が行われ、9社と1共同企業体が落札して、契約金は合計約5億4千万円だったんです。

 ところが、全ての落札企業はその後のテスト大会の実施運営や本大会運営の業務も、入札を行わない随意契約でそのまま受注していて、随意契約の総額はなんと約400億円だったそうです。

 これらがすべて正常な入札によらずに不正な利益を得ていた、逆に言うと国と東京都の税金が無駄使いされていた、ということで彼らは逮捕されたわけです。

 

 

 これまで東京五輪汚職で逮捕された高橋容疑者らは皆、刑法の受託収賄罪・贈賄罪によるものが主でした。

 つまり、特別公務員である東京五輪組織委幹部である電通元専務の高橋容疑者らに企業側が何千万円もの賄賂をそれぞれ渡し、それによってそれぞれの専門分野の公式スポンサーになれたという事件です。

 東京五輪の公式ユニフォームを請け負った紳士服大手「AOKIホールディングス」、プログラムを請け負った出版大手「KADOKAWA」、宣伝を請け負った大手広告会社「大広」、契約業務を請け負った大手広告会社「ADKホールディングス」、大会マスコットのぬいぐるみを販売した「サン・アロー」(同)側から5ルートで、収賄額は計約1億9600万円となりました。

 これらでそれぞれの贈賄会社が得た利益は有形無形の莫大なものですが、それとは別に談合で利益を得ていた会社も多数あったというわけですね。

金にまみれた商業五輪の象徴。東京地検特捜部が東京オリパラ組織委の高橋元理事(電通)を受託収賄罪で逮捕。安倍首相の大嘘演説に始まり、新国立競技場、コロナ拡散、森差別発言とまさに「呪われた五輪」だった

 

 

 コロナ第5波の真っ最中に市民の犠牲も厭わず強行開催された東京オリパラ。

 福島原発事故による汚染水はアンダーコントロールだと言い切った安倍元首相の宣伝文句も全くの嘘、復興五輪の掛け声も嘘。

【東京五輪汚職事件】森喜朗元組織委会長にAOKIが現金200万円を提供か。AOKIのスポンサー決定前に、元電通専務で理事の高橋容疑者が森会長をAOKI側に紹介したと供述。

【#東京五輪汚職事件】東京地検特捜部が森喜朗元東京オリパラ組織委会長・元首相を参考人として数回任意取り調べ。その疑惑の森氏の胸像建立計画。安倍国葬といい、生身の人間の神格化は最悪の差別の温床。

 

 

 嘘と汚い金にまみれた東京五輪の開催で、1兆円以上の莫大な費用が掛かり市民への負担となり、その後にも新国立競技場を象徴として経費が未来永劫に掛かり続けるトンデモナイ負債が遺されたことも忘れることはできません。

 1984年のロスアンジェルス五輪以来、超ド級に経済五輪として金がかかるオリンピックになったわけですが、東京五輪ほど開催前からカネにまつわる話が絶えないオリパラもありません。

 こんだけ逮捕者が続々と出るということが、何よりも日本ブランドをさらに失墜させ、スポーツへの敬意も地に落とす世界への恥だと銘記すべきです。

前列左から汚職疑惑でオリパラ組織委会長辞任、カバン芸で都知事辞任、暗殺、差別発言で会長辞任のあと汚職疑惑、、、という呪われた写真。

呪われた五輪。1940年、幻の東京五輪は日本が侵略戦争をしていたから返上した。2020年、今回の呪いは安倍首相が「アンダーコントロール」と言った瞬間にかけられた。

【責任者出てこい】猪瀬直樹元都知事が7340億円で開催できるコンパクト五輪だと豪語した東京オリパラに1兆4238億円。本当は3~4兆円?猪瀬氏はどの面下げて維新の会の候補として選挙に出ているのか。

 

 

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私たちの社会が生活困窮者の命を軽んじたDaiGo氏発言を産んだ。「平和の祭典」名目でホームレスの方々の居場所を奪い、自民党議員の面々が生活保護受給者をバッシングし続けてきたこの日本の象徴だ。

橋下徹氏「森元会長を東京オリンピックの最終聖火ランナーに!」vs青木理氏「組織委員会のトップが女性に対するあからさまな蔑視で辞めてしまう。今の日本の現状が残念ながら表沙汰になった」

森会長辞任は市民の良識の勝利。五輪スポンサーが動いたのも、IOCが改めて声明を出したのも、米NBCが批判したのも、小池都知事が4者会談を欠席したのも、すべて女性蔑視を許さないという世論の結果だ。

最初から大嘘かまして誘致した東京オリンピック。安倍ちゃん、もうあきらめて返上しよ!!浮いたお金と人材はすべて新型コロナ対策に。

東京オリンピック1年間延期で出費する費用は3000億円ではなくて6000億円?1年の延期で済むとはもう思えない。五輪は中止、返上しよう。

五輪バカ!安倍首相はレガシー(政治遺産)を残したいのなら、オリンピックではなく改憲でもなく、コロナを抑え込んで引退せよ。

安倍晋三氏の健康不安をあおって、悲劇のヒーローにしようとしている電通の策略とそれに乗せられてるネトウヨがものすごく気持ち悪い件。良心的な市民は追及の手を緩めず、悪政にしっかりとどめを刺しましょう。

 

安倍国葬での菅前首相の弔辞について「電通が入っていますからね」と発言した玉川徹氏が事実上のコメンテーター降板。東京五輪汚職事件で元電通専務の高橋容疑者が4度目の逮捕。統一教会の次は電通支配だ。

という記事に書きましたが、電通について触れただけでコメンテーターから降ろされる力を持っている電通。

そして、安倍長期政権を支え続けた電通とフジテレビ。

これらに司直のメスが入るのも、安倍晋三元首相が亡くなったことの影響なんでしょうね。

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組織委の元次長を逮捕 電通側にも家宅捜索 東京五輪談合

東京五輪・パラリンピック組織委の森泰夫大会運営局元次長=札幌市で2021年5月4日午後4時8分(代表撮影)

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が発注したテスト大会の計画立案業務を巡る談合事件で、東京地検特捜部は8日午前、テスト大会の運営を担った組織委大会運営局元次長の自宅に家宅捜索に入った。特捜部は発注側の元次長が各社の落札希望を調整するなど談合に欠かせない役割を果たしたとみており、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で元次長を逮捕した。

 また、特捜部は同日午前、広告最大手「電通」でテスト大会を担当していた同社幹部の自宅にも家宅捜索に入った。落札企業側から3人を同法違反容疑で逮捕する方針とみられる。

 組織委は2018年4~8月にテスト大会の計画立案業務26件を一般競争入札で発注。26件のうち25件を電通や博報堂など9社が総額約5億3000万円で落札した。特捜部と公正取引委員会は22年11月、落札9社のうち8社と下請けに入った2社を独禁法違反容疑で家宅捜索していた。【二村祐士朗、井口慎太郎、松尾知典、北村秀徳】

 

 

電通元幹部やフジテレビ系制作会社の幹部らも逮捕 東京五輪談合 東京地検特捜部
TBSテレビ
2023年2月8日(水) 13:52

東京オリンピック・パラリンピックをめぐる談合事件で、東京地検特捜部はさきほど、大会組織委員会の元次長のほかに電通の元幹部ら合わせて4人を独占禁止法違反の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、▼組織委員会大会運営局元次長の森泰夫容疑者(55)のほか、▼電通元幹部の逸見晃治容疑者(55)▼フジテレビ系制作会社「フジクリエイティブコーポレーション」の専務、藤野昌彦容疑者(63)、そして▼イベント会社「セレスポ」専務の鎌田義次容疑者(59)の4人です。

4人は2018年に東京オリンピックのテスト大会に関する入札で、あらかじめ受注業者を決めるなどした独占禁止法違反の疑いが持たれています。

この入札を受注した業者は、その後、本大会の会場運営など総額400億円規模の業務を入札を経ずに受注していて、特捜部は全容の解明を進めるものとみられます。

 

 

五輪談合 異色の構図 組織委元次長が中継地 官民共同の談合解明へ


2/8(水) 21:28配信 産経新聞

東京五輪・パラリンピックに絡む入札を巡り、大会組織委員会大会運営局の元次長、森泰夫容疑者(55)と広告大手「電通」元幹部の逸見(へんみ)晃治容疑者(55)ら4人が独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で逮捕された事件。広告業界が談合に問われるのは異例で、東京地検特捜部は発注側だった森容疑者を「中継地」とする「官民共同の談合」(検察幹部)が行われたとみて解明を進めている。(吉原実、桑波田仰太、石原颯)

【イラスト解説】組織委元次長が受注企業との調整役か

「五輪のテスト大会関連の入札で、森容疑者に応札を辞退するよう言われた」

談合があったとする情報が特捜部にもたらされたのは、組織委元理事の高橋治之被告(78)=受託収賄罪で4回起訴=を巡る贈収賄事件で、贈賄側企業の一つだった広告会社「ADKホールディングス」(旧アサツーディ・ケイ)を捜査する過程だった。

問題の入札は平成30年に計26件(総額約5億4千万円)行われ、最多となる5件を電通とイベント会社「セレスポ」が落札していた。特捜部と公正取引委員会は昨年11月26日、この2社を先行して家宅捜索し、捜査を本格化。「端緒を得るのが難しい」(検察関係者)とされる談合事件で「事件が次の事件を呼び込んだ理想的な形」(検察OB)だった。

■リストで「基準」に

独占禁止法の禁じる「不当な取引制限」を巡る捜査では、入札に参加した事業者が事前に受注調整に関する合意をし、事業者間で相互に競争を制限したことを立証する必要がある。事業者間のやりとりを示す客観証拠をどこまで収集できるかがポイントとなる。

立件の決め手となったのが、事業者側の応札意向をまとめた「リスト」だった。関係者によると、森容疑者は各社と面会し応札希望や運営能力を把握すると、組織委に電通から出向していた担当者に伝え、担当者はリストの更新を繰り返していたという。

実際、事業者はほぼリスト通りに落札。検察幹部は「リストの結果を見れば、事業者間の合意は相当程度推認できる」とする。

実際の落札結果が違っても、受注調整に関する合意が事前にあるだけで「不当な取引制限」は成立するが、刑事事件になるケースでは「実際の落札結果と一致しないと着手しない」(検察幹部)。こうした検察庁内の〝基準〟も、リストの存在で満たされた。

■認識のずれも

今回の事件が特殊なのは、事業者同士が「横のつながり」で受注調整を行う一般の談合事件と違い、担当者らが一堂に会して話し合う機会がなかった点。だが特捜部は、発注者側である森容疑者が、発注方式が決定する前から各事業者と繰り返し面会していたことに注目した。

過去には、旧日本道路公団発注の鋼鉄製橋梁(きょうりょう)工事を巡る談合事件などで、発注者側が共犯として起訴された例もあり、特捜部は森容疑者が主導して談合が行われたと判断。「森容疑者を『中継地』としており、事業者同士の会話はなくても独禁法違反は成立する」(検察幹部)との見方を強めていった。

入札が行われたのは計画立案支援業務の発注のみだったが、落札した9社がそのまま本大会の運営などを入札を伴わない随意契約で受注しており、「合意時の客観証拠を見ていくと本大会の運営までが一体となっている」(検察幹部)と認定。本大会の運営委託なども含め立件に踏み切った。

独禁法違反事件は一般的に、容疑を認めれば在宅起訴となるケースが多い。

逮捕された4人のうち、番組制作会社「フジクリエイティブコーポレーション(FCC)」専務の藤野昌彦容疑者(63)とイベント会社「セレスポ」専務の鎌田義次容疑者(59)は否認。電通の元幹部の逸見容疑者は1月下旬以降、趣旨も含め談合を認めていたが、電通社内で主要な役割を担っていたことが考慮されたとみられる。

当初否認していた森容疑者は認める方向に転じたが「下請けに回るよう指示したり、落札が決定したと伝えたことはない」とも供述。事業者側との認識にずれが生じており、特捜部は逮捕してさらに調べる必要があると判断した模様だ。

 

 

 

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3 コメント

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Unknown (怒りの日)
2023-02-09 12:31:31
もう、スポーツ(体育会系)なんかに税金を投入することを一切合切法律で禁止したらいいんじゃないですかね。
元々、スポーツと言えばパワハラ、というぐらい、体育会系はその他の側面も含めて社会に悪影響しか与えていないでしょう。
特にオリンピックは、最もよく受け継がれている「ナチスの手法」。オリンピックが終わった途端に防衛費倍増が通ってしまいそうなのも、偶然ではないでしょう。

#安倍晋三が諸悪の根源、とありますが諸悪の根源は日本中の至るところにあり、そのひとつがスポーツ(体育会系)界。安倍晋三になんでもかんでも背負わせるのは、ちょっと過大評価という気がしなくもありません。
返信する
[私もスポーツ及び大部分のスポーツ選手が嫌いだ、スポーツ番組見るのも嫌い💢] (バードストライク)
2023-02-16 20:24:54
国民の血税をピンハネして甘い汁を吸い、自らの権力の増大を図ることばかり考えている五輪やスポーツ関係者。
日本のスポーツ選手ってだいたい上位下達でヒラメだ。傍若無人で平気で下の立場の者や弱い者をいじめる醜い心の持ち主も多い。
そして自民党に甘言を囁かれ、あるいは自分から擦り寄っていくのか、自民党から人寄せパンダとして立候補する。
朝日健太郎みたいに強行採決時の野党ブロック要員(肉体の壁)になったりとか。
もう反吐が出る。
まともなオリンピアンは、私の知っている限りでは山口香氏ぐらいしかいない。
オリンピックなんかもうクラファンでもなんでもやって、自分たちの集めたお金でやってください。
何が「スポーツで国民に夢を与える」だ⁈
思い上がるな、バカ!

ところでサメ脳のタイーホ、まだ?
(そこまで行ったら検察を少し見直してやる)

あと五輪事務局の、地下鉄に飛び込んで自死した経理部長(課長?)は第二の赤木俊夫さんじゃないのか。
遺書はなかったというが、ずっと気になっている。
返信する
行け行けスウェーデン (Chroma)
2023-02-18 09:57:38
勝手ながら先日五輪アンケートを紹介させてもらいましたが、第一回の結果が出ました(参加してくれた方がいらっしゃったらありがとうございます)。
今回の参加総数は281名と、ちょっと寂しい数字でしたが、「94.7%」が札幌招致に反対、との結果でした。

第二回もあるようなので、よければTwitterで「札幌五輪招致に関するアンケート」の情報を追ってみてくださいませ。(実施している方のアカウントは@Sapporo2030gp)


そしてここへ来て、スウェーデンが名乗りを上げてくれていい感じではあります。めっちゃ応援するぞスウェーデン。ぜひ冬季五輪を処理してもらいたいね。
返信する

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