こうして、哲学者は金儲けには興味がないが、その気になれば簡単に金持ちになれるということを証明したのです。
タレスはこのようにして自分の頭の良さを証明しましたが、この金儲けの方法は、すでに述べたとおり、独占状態を作り出すことさえできれば誰にでも可能なものです。ですから、多くの国では財政難になるとこの方法で増収を図ります。つまり商品の専売をするのです。
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このやり方を知っておくのは政治家たちにとっても有益なことでしょう。むしろ家庭にとってより、多くの国々にとってはこのような金儲けの方法が必要です。政治家の中にはこの専売ばかりやっている人がいるほどです。
アリストテレスの『政治学』第一巻: 世界の古典つまみ食い: (c)1998-2003 Tomokazu Hanafusa
その後のタレスは、どうしたのか、また、元の貧しい生活
タレスは、自分が貧しいことを理由に哲学を役に立たないものであるとけなさると、
に戻ったのだろうと、思っているのだが、、。
けなされたことに対するしっぺ返し戦略として、この行動を採ったのだと思っているのだが、、。
しかし、どこまでが哲学なのだ? 天文? 気象、作柄予想、経済メカニズム、商習慣。
アリストテレス『政治学 』 第一巻 第十一章 金儲けの実践的知識
タレス OR ターレス オリーブ 搾油 OR 絞り