霊犀社2

第2霊犀社(元祖第一は、田中逸平主宰の私塾)@霊際社@P。ネタ帳・メモ書きなど、まあガラクタ。嫌疑76件わざと表示拒否中

エントロピーとの共生、、エントロピーと如何にうまく付き合うか?

2012-05-30 16:41:17 | LinkRecords

エントロピーとの共生、、エントロピーと如何にうまく付き合うか?
あるいは ショールズらはエントロピーを知っていたか?


たぶんエントロピーを駆逐したり 克服したりすることはできないんだと思いますよ、たぶん。
じゃあ、一体何ができるというのか?情報化によって、、
それは たとえば、

畳の裏返し


新しい畳表は両面同じ色をしていますが畳を敷きこんだ後、裏側は表側に比べて光を受ける量が少ない分褪色が遅くなります。
そこでまだ裏側がきれいなうちに裏返しをすれば一枚の畳表をきれいに長くご使用頂けます。
費用対効果の点から中級クラスの畳表の場合新しい畳を敷き込んでから3年目くらいが効果的と思われます。
■ 畳の裏返し
畳を裏返すことによって 焼けの少ない畳として気持ちよく使用できる期間が そうしなかった従前より2倍近く(?)にまで延びる、、2年半ほど? これは 予測を立て、折り返し期間を決め そして反転を実行したからこそ 可能となった、、
経験やデータに基づく予測と決断実行、。
前提として、畳に極端なシミを作らないように 日頃気をつけておく必要も また ありそうではあります。
畳表の劣化が その裏表で一様には劣化進行しないというムラへの着目。


エントロピーの法則の現れの一つとして 寿命の予測モデルがあります。
先日の第8回(自)技経研で 田中良さんが 太陽光発電の電力コンディショナの寿命への言及でも触れていた、電子部品(に限らないとは思いますが)の寿命予測モデルです。
二酸化炭素量の増加で温暖化する説を唱えたことでも有名な スウェーデンの科学者アレニウスが1889年に発見した関係だそうです。
この寿命の予測モデルをも唱えていたらしいのです。
 ■ アレニウスモデル
数式スウェーデンの科学者アレニウスが1889年に発見した関係です。

ある劣化量に達した時を寿命(τ)と定義すると、lnτと1/Tは直線関係が成立つもので、これはアレニウスプロットと呼ばれています。

ただし、A:定数、Ea:活性化エネルギー(eV)、k:ボルツマン定数、T:絶対温度、とします。
アレニウスモデルによる電子部品の寿命予測|株式会社アイテス:
アレニウスには ほかに 土壌の分析に関しても 何か有名なものが あるようです。アレニウス表か、。こんな関係も有って 土壌学者でもある宮沢賢治はアレニウスの二酸化炭素温暖化説を知ったのでしょうか。
わすれてました、どじょうといえば いま総理がいました、、
これは、熱電子アタックとでもいうべきものでしょうか、、 違ってました 仕切りなおして、改めまして
これは、(田中 良さんもその場で確かおっしゃってました)、高分子絶縁材の寿命が使用環境温度に依存して決まってくる、、高温にあるほど劣化が加速される、 熱劣化と言われている効果の見積もりのようです。(あるいは(熱)イオンアタックとは 言いなおせるのかもしれない) 
(ただし 雷、宇宙線・地中からの線やら原爆原発由来放射線アタックの影響を無視できるとすれば、。)

7. アレニウス(Arrhenius, Savante August)の生涯
ファラデーは溶液中で電気を運ぶ粒子として「イオン」(ギリシャ語で放浪者の意味)の存在を仮定しましたが、その本性はわからずじまいで、この問題を解決したのがアレニウスです。

1889 年、アレニウスは化学反応の速度が温度と共に上昇するメカニズムを明らかにして、分子の反応に必要な活性化エネルギの存在という、触媒の理論に欠くことができない概念を確立しますが、これが前記の絶縁材料の熱劣化の理論の基盤になります。

1890 年代に入ってトムソンによる電子の発見、ベクレルによる放射能の発見によってようやく原子の内部構造が明らかにされ、アレニウスのイオン説が突然注目を浴びることになりました。

1895 年にストックホルム大学教授に任命され、1903 年には博士号をとるとき最低の成績で通過した論文に対してノーベル賞が与えられます。

その後、アレニウスは宇宙構造に興味を持ち、地球の生命体は宇宙空間から到達した胞子に起因するといった、今では間違いがはっきりしたアイデアを信じたりもしましたが、大気中の二酸化炭素には一種の保温作用があることを指摘して、現在に通じる問題に道をきりひらいています。

8. 注
注1 - 反応速度係数
時間微分ですから、反応生成物がどの程度の速さでできるかを表しています。余計なお世話ですが念のため。

注2 - Arrhenius の式
1889 年に Arrhenius は活性化エネルギが反応速度を決定する重要な因子であることを指摘しました。
平衡定数が二つの速度定数の比で表されることから、速度定数の温度依存性と平衡定数の温度依存性が同じでなければならないと推論し、温度依存性を決める「ファントホッフ」の式からの類推で (2.2) を求めたようです。
温度定格と絶縁物の耐熱性 - Mogami
ううむ。
私は このあたり 
「平衡定数が二つの速度定数の比で表されることから、速度定数の温度依存性と平衡定数の温度依存性が同じでなければならないと推論し、温度依存性を決める「ファントホッフ」の式からの類推で (2.2) を求めたようです。」
このあたりから類推して アレニウスの式を エントロピーの法則の表れと みたようです。
"平衡"というのが、局所的熱死、反応の墓場 行き着くところ と見立て、エントロピーの局所安定点とみたからでしょう。

電子機器等の稼動による温度上昇によって絶縁体組織の平衡点が移動、劣化反応速度にも加速的影響が出る、。
方向は エントロピーで指し示され、その行き着く先も示されるとしても 反応速度を語るには 速度論的なものも 必要になるのかな? どうなんだろう? 安田祐介さんの論調かな
cf.?
CiNii 論文 - プリント配線板の絶縁破壊に及ぼす温度の影響:
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001238886



畳表では、紫外線アタックによる褪色がありました。
紫外線アタックといえば、
輪ゴムはなぜ もろくなって切れるかといえば 紫外線のせいだと言います。
なので 輪ゴムの保存には 光の差し込まない容器に入れて?


紫外線アタックといえば、なんといっても(?) お肌の大敵ってことでしょうか?皮膚の老化促進、、肌年齢の如何にもかかわってくるようです、。
そこで アンチ・エイジング、、エントロピーの法則と 効果的にどう付き合うかってなことなのか、、


これから書くのは 劣化の話です。また、ノイズにもかかわっていそうです。
初期タイプライターの開発者
ショールズらのシステムは 虎穴 あえて 劣化促進情況に突っ込込んでいかざるを得ないというメカニズムなのですが (タイプバーclass)、虎児 タイプ印字を得るために、、
http://kygaku.g.hatena.ne.jp/raycy/20101118/1290046280
それでも なんとか劣化促進情況をいくらかでも緩和したい、、
ショールズらの対策は、 そんな中でも 不如意の物理アタックの頻度を下げたい、、そんな願いの中から 製品となったモデルが 生まれてきました、、といわれています。(ただし この道の泰斗:安岡孝一大先生は別の意見をお持ちのようです。)
慶応3年ごろから開発し始め 明治6年ごろには形となって現れてきた
1867年 1868年 1869年 1870年 1871年 1872年 1873年 1874年
慶応3年 慶応四年 9月明治元年 明治二年 明治三年 明治四年 明治5年 明治6年 明治7年

まてよ? 事実であるにせよ ないにせよ(って 嘘書いちゃいかんでしょ ん どでしょ)、 河宮信郎らが もしこう書いていたなら 安岡孝一先生とて 無下に足蹴にはしづらかったのではないかな? - 葉仮名raycy - KliologY:

それが 私たちになじみの
あの

Q W E R T Y U I O P
A S D F G H J K L
  Z     Ⅴ B N
キーボードの歴史 | yasuokaの日記 | スラッシュドット・ジャパン:

そのように気を使って作られたとされるメカなのですが、にもかかわらず、当時リアルタイムでの
currentユーザーの意見に現れる不平には 打字棒同士の不本意な物理アタック 衝突に関するものが多かったようです。
 そして この衝突接触により打字棒の軌道が常軌を逸して非正規打字位置に着打することもしょっちゅうで 結果生じる 印字仕上がり行揃いの乱れへの不満も多かった。
打字棒同士の不如意の衝突生起は このメカを選ぶ限り宿命といったところでしょうか。(Peter Weilによる)
不平不満の煙が立ったところに、火は無かったか?"The history of non-advertising comments about the Sholes and Glidden at the time it was used is fairly regular complaints about clashing typebars and the frequent mal-alignment of the printed letters because of the baring design." Peter Weil - 葉仮名raycy - KliologY:
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