霊犀社2

第2霊犀社(元祖第一は、田中逸平主宰の私塾)@霊際社@P。ネタ帳・メモ書きなど、まあガラクタ。嫌疑76件わざと表示拒否中

初期のタイプパーの印字後の戻りは重力に依存、というのは、ワイヤー駆動だったから。のちにはリンク駆動に

2009-12-20 20:00:26 | LinkRecords
初期のタイプパーの印字後の戻りは重力に依存、というのは、ワイヤー駆動だったから。のちにはリンク駆動に
何度も書いたような気のする、仮説。
たとえば
http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/6dab064dc973bd59edbe10f319f65d18

初号特許系は、ワイヤー駆動であった。
だが、その次の特許には動力伝達ワイヤーはない。

■ピアノ式な、活字振り子を突き上げるメカニズム。
アメリカン・タイプ・ライターとして電信学校に納められたころには、いったんワイヤーメカニズムを離れて、ピアノ式だったかもしれない。ならば、タイプバーを突き上げ棒メカニズムで、下から一瞬突き上げていたのみであっただろう。


■ワイヤー駆動。活字天秤棒牽き跳ね上げメカニズム
レミントンで製造することになった量産機では、ワイヤー駆動となった。


■リンク駆動。のちに、リンク駆動となる。
リンク駆動ならば、キーレバーの戻りバネもあり、その力が、リンクからの突き上げ戻し力として働く。



ピアノには、エスケープがある。
タイプライターでは、エスケープがあまりなかっただろうな、たるませぐらいか。

ピアノなら、ピアノ線、弦をたたいたら、その瞬間に反発力がハンマーヘッドをはじき返す。

初期タイプライターでのタイプヘッドへの反発力は、音の鈍さからして、ボスッボスッ、ピアノ線から得られるほどの反発力ではなかったであろう。。


リンク駆動になって、自重 重力と印字点からの反発力以外の、活字アームへの、レストポジションへの復帰力が、キーレバーのバネ復帰力などのヨロク伝達として、加わることとなったであろう。
これが、山田尚勇いう、「解決」か。
http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/a3093f511e82730ebadcc11dcf3305d9
だが、一応の解決なのであって、レストポジションでのタイプヘッド隣接の、望ましい条件問題は、20世紀までずっとひきずっていった事項だったのではないか。
オリンピアだかのフロントストライク式タイプライターでも、レストポジションでの隣接タイプヘッドの文字への配慮が感ぜられる。
http://www26.atwiki.jp/raycy/pages/186.html
同様なレストポジションでの隣接配慮を、ショールズ・グリデンの博物館所蔵機にも、感ぜられるように思う。
http://blog.goo.ne.jp/raycy/e/6348aaf5dfdfa75fe6294023a12b0352
http://www26.atwiki.jp/raycy/pages/220.html
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