ニューズウイークの記事では、裕福な先進国も、多額の借金をしていて、
財政赤字が膨らんでいるので、”貸し手も貸し出しを続け、政府は
これからも借金返済を続ける”という前提が崩れる日が訪れるかも
しれないとしている。(借りた金は、返さない!宣言)
ドルの信認が崩壊する可能性があるとして、
その例として、日本を上げている。 09年の債務残高のGDP比は
200%に近づいている。 日本は経済の伸び悩み、度重なる景気刺激策、
社会の高齢化、世界的景気後退を背景に債務残高のGDP比は、
300%になりえて、将来的に日本政府は、消費税を12%に引き上げ、
支出を大幅に削ることになるだろうと JPモルガンは予想している。
でも、日本は、日本の投資家が日本国債を支えていて、貯蓄率の高い
国民性のお陰で政府は 好きなだけ借りられている。 この記事で
日米欧の政府のデフォルトの可能性を示唆しているけど、一番
危ないのは、アメリカだと思う。 なにせ、FRBが米国債を買い取る
~つまり、ドルを刷りまくって 米国債を買っているという禁じ手を
使っているぐらいだから。 アメリカが日本より 中国を重要視しているのでは?
というのが多いけど、今のアメリカの状況だと 中国が米国債を
買い支えているのだから、当然なのだろうと思う。 日本は属国だから
簡単に売ったりはできないけど、中国は、その可能性もある訳だから、
中国の顔色を見ざるを得ないし、中国は、これから 発展していく訳で、
金のなる木でもあるのだから、衰退しつつあるように見える日本より
重視せざるを得ないのだろう。 (最近の欧米の記事は、中国、インドばかりで
日本の記事は、経済対策の失敗例として出ているぐらいだ。~
巨額の財政赤字、低賃金の派遣労働者に支えられた経済で、支出が
伸びず、内需も期待できない とか~自民党、反省しろよ!!)
アメリカは、いづれ デフォルト~それも、計画倒産を企画していると
いう事をいう本もある(計画倒産国家 アメリカの罠
http://www.bk1.jp/product/03115862)
http://money.mag2.com/invest/kokusai/2009/10/post_134.html
アメリカは、したたかに計画倒産と、次のステージでの発展を画策している
としている。 米国債も、紙くずになる可能性もあるという事だ。
(ニューズウィークでも、先進国は、日本の将来のように政府支出を抑えた上で、
12%の消費税をとるような事態になれば、国民に痛みを強いる事になり、
かえって、経済を弱体化させ、赤字を増やす結果になりかねない。
それよりは、債務の全部もしくは、一部を不履行にする方が他の方法より
経済的・政治的なイメージが少なくて済むという結論に達するかもしれないと。
債務不履行は、国の信任失墜して景気が低迷するか、ハイパーインフレか、または両方を味わう事になる
でも、そんな事態を現実味をおびる程、今の状況は厳しく、何が起きるか
分からないとしている)
オバマ大統領が アメリカのデフォルト宣言をする!なんて事になったら
日本の海外資産(米国債がほとんど)は吹っ飛ぶから、
財政赤字だけが残る事になるし、日本も大変な状況に
なんか、非常に不気味だけど、あり得ない事態ではない。
でも、米破綻の可能性を書いている本も、世界の中では 日本の将来は
暗くないような結論になっている。 金融で欧米ほど痛めつけ
られていない事、しっかりした製造業、これからの産業の環境産業での
先端性とか、それを 信じていくしかないだろうね ガンバレ!日本!