NHK教育の”福祉ネットワーク”で、子供の貧困の番組があった。
以前のブログにもあったように、親が非正規雇用等で、不安定になっている為、
日本では、子供の貧困が急激に増えている。
でも、日本の福祉は、薄く広くばら撒くだけで、貧困に対する
給付を考えてこなかった。 そのお陰で、日本の母子家庭は、
OECDの中で、2番目に貧しくなっている。 アメリカも貧困率は、高いが
子供の貧困率は、再分配後は、貧困率が下がっている。 ヨーロッパでも
同じだが、日本だけは、唯一、貧困率が上がっている。
つまり、貧困家庭に税金が高く、給付等の福祉が足りないという事になる。
(自民党は、母子家庭の生活保護の母子加算を廃止したのだから、
欧米から見たら、信じられない冷酷さだろう)
それは、欧米先進国では、子供の貧困問題が 政治問題化して、最優先の
政策のターゲットになっているからだ。 毎年、どのぐらい子供の貧困率が
改善したかが、議題になっている。 ところが、日本政府は、子供の貧困率を
40年も調べてないそうだ ヨーロッパでは、子供の貧困は、社会的に
許されないという意識があるが、日本は、そもそも、子供の貧困問題そのもの
に対する意識もない~無視している~という事
(アメリカでは、NPOや教会が 受け皿にもなっているが、日本には
それもない)
ヨーロッパでは、子供の貧困を放置する事が、将来の社会のコストが
上がる事につながる、健全な生活者や、消費者として育たないと、国力が
下がるという認識があるとの事。 日本は、子供の問題というと、
小子化問題となって、貧困に目を向けていない。 福祉の優先順位も
間違っている。 将来の為にも、もっと、子供の為に、お金を使うべきで、
認可保育園の増大と、自立援助ホームへの補助、子供手当て等
子供の為に お金も使っていない日本の福祉を 変えていかなければ
ならないと思う。 (OECDの中で、最下位しか使っていない)
又、アメリカでは、貧困家庭は、夢が持てず、教育のチャンスも
ない為に、軍のリクルーターの勧誘で、軍にしか、希望を持てずに
入隊する子供が多いという事で、そういう人がイラク戦争に送り込まれて
いる。 軍だけが、受け皿というのは、おかしいので、もっと、日本でも
受け皿を広げる社会が 健全な社会で、将来の発展を阻害しないよう
、子供の貧困に目を向け、対策に力を入れるべきだと思う。
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