楽農倶楽部(別館)

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フランス?右・左に関わり無く嫌いな人は多いですよ...

2006年01月03日 21時03分31秒 | 政治・経済
 Letter from Yochomachiのご隠居さんが、フランスを褒め称えるようなことを書いていらっしゃるが、何か褒め殺しになっているような感じです。
 ヽ(~~~ )ノ ハテ?

Letter from Yochomachi
余丁町散人の隠居小屋 - Blog
「日本は21世紀の世界でフランスのような存在となる」(ビル・エモット)
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C478131471/E20060103162942/index.html
今朝の日経新聞「私がみるニッポンの力」で英エコノミスト誌編集長のビル・エモットが。正確には:
Q:日本は21世紀の世界でどのような存在になりますか。
A:フランスのようなイメージだろうか。もはや世界経済を牽引することはない。ただし経済的、政治的な大国として存在感は堅持し、必要なときにはもの申す発言力は確保していく。

日本人は、この予言に満足する人と、不満を感じて「コンチクショウ」という人の二つに別れるのが問題。

 「正確には」でございますか?
 何か藪蛇のような感じもいたしますが...。(´ヘ`;) う~ん・・・

 イギリスとフランスの仲が良くないのは国際的な常識です。ちなみにアメリカもフランスが嫌いです。(冷戦下にソ連と交易するような国ですからね。)
 理工系ではメートル法の話などで、英仏の仲の悪さを知っている人が多いですね。(^_^;)

メートル法がフランスだけで組み立てられた理由
http://www.keiryou-keisoku.co.jp/today/kijistock/tagaya/tagaya04.htm
情報元:
計量計測データバンク【日本計量新報社】
http://www.keiryou-keisoku.co.jp/index.html
⑥イギリスでは、この時期いろいろな事情が積み重なってフランスとは不仲の状況が長く尾を引いていた。18世紀後半から19世紀にかけてイギリスとフランスは、アメリカの独立過程での主導権争いや、世界市場の貿易システムにおける、お互いの覇権争いを繰り広げ、結局フランスはこのいずれにも大きく破れた結果、経済の破綻を来し、それがフランス革命の遠因だとされている。フランス革命に対するイギリス国内の評価も賛否が極端に別れた。しかしイギリスもまたフランス革命と自国の産業革命という‘二重革命’でヨーロッパの中でも特に大きな衝撃を受け、また警戒の高まった時期である。国内でも王室の圧政や寡頭政治をめぐり保守・革新両派が台頭、しばしば国論が二分されたことなどの背景があって、その一部は20世紀初頭にづれこむ程の長い期間にわたり両国の不仲の下地となったこと。
 また産業革命は華やかな繁栄をヴィクトリア朝にもたらしたがその反面、19世紀末のイギリスは深刻なデフレ不況に見舞われた。それは現在おなじような状況に見舞われているどこかの国の比ではなく、1873年から1896年までという4半世紀に近い長期にわたっている。原因は石炭エネルギー利用の発達による生産性の向上が過剰生産をもたらし、物価を下落させたということであるが、この不況が経済への足枷となって、多額の予算措置を要する度量衡単位の切換に背を向けさせる遠因になったことも考えられる。
 さらにパリ科学アカデミー提唱の子午線案に対してイギリスは1秒の振幅をもつ振り子の長さを1メートルの基準にすることを提案し、これが否決されたことで提案に同調 していたアメリカと共に不満を持ったことや、ロード・ケルヴィン卿等がこの頃、電気 単位を含めてCGS単位系を考えていたこともあるいは影響があったかも知れない。


 と言うことで、「フランスのようなイメージだろうか。」と言う言葉は、日本をフランスなみと蔑視した発言でありますから、右・左に関係なく不満を持つ言葉であると思います。後に続く、「もはや世界経済を牽引することはない。」と言う言葉はフランスを評してのもの、普通に読解力があれば、「日本はフランスよりはマシかも知れないね。」と言う意味の文章でありますから、

ビル・エモットとしては、これは日本への最大級の賛辞のつもりだったのだろう。

 と解釈する者は非常に稀な存在だと思います。自分で訳しながら気がつきませんでした?

日本には、フランスが大嫌いな人たちが結構多い。ウヨに多いのだが、中には慎太郎みたいな「インテリ崩れ」もいる。

 確かにフランスが嫌いな者は日本人には多いかも知れませんなぁ。
 でも、石原都知事のスタンスは基本的に反米ですから、単純にウヨと言える方ではないと思います。
 石原都知事の「フランス語は国際語として欠陥である。」と言う意味の発言は、そう間違いでもありませんよ。

楽農倶楽部(別館):フランス語は確かに数を数えるには難儀そうだ...
http://blog.goo.ne.jp/rakuno_club/e/4e252618c7623b7be932c4d2fa66df52

 非常に数を数えにくい言葉でありますから、その辺を改善しなければ国際語としての価値は無いと思います。

こうした人たちは「なんだ経済力もない香水の国のくせに大きな口ばかり利いてブッシュさまに楯突くとはケシカラン」とか言っていたわけで...

 ( ̄へ ̄|||) ウーム、そのような発言は初耳でございます。
 ご隠居さんが自分でつくったのであれば、ご隠居さんもフランスに対しての印象はあまり良くないみたいですな。
 奥様と喧嘩でもされましたか?

でも、その人たちは知っているのか。フランスは核保有国である。安保理の常任理事国だ。武器輸出国としても世界最大級だ。

 「ウヨ」=「軍オタ」と、ご隠居さんが認識していらっしゃるなら、その辺の方々は間違ってもフランスの兵器をカッコイイとは思っておりません。デザイン的にフランスの兵器はカッコウワルイのです。
 核兵器の好きな者も稀です(核ミサイルマニアなんて聞いたことがない)。
 確かに米国につぐ武器輸出国かも知れませんが、フォークランド紛争の際にバタバタと落とされるようなミラージュを輸出した国はつくづく性能の劣る兵器を高値で売りつけた国だと思われても仕方が無いと思います。

Extreme Machines 垂直離着陸機の誕生
http://www.discovery-club.jp/science/29.html
垂直離着陸機ハリアーの全貌。開発・運用から次世代機JSFまで。
 1982年フォークランド紛争時。領土奪回をかけた戦いで、イギリス軍はアルゼンチンの超高速戦闘機ミラージュ200機に対し、垂直離着陸機ハリアーを空中戦用に改良した「シー・ハリアー」28機のみで戦った。
 結果、空中戦で撃墜されたミラージュは21機。ハリアーは1機すら失われなかった──。
 その後、シー・ハリアーは「黒い死神」と呼ばれ、恐れられることになる。
 離着陸する場を選ばず、しかも時速1170kmという超高速で飛行する強力な垂直離着陸機・ハリアー。夢の垂直離着陸機が生まれるまでには多くの開発者の工夫と挫折、そして悲劇的な事故があった。貴重な資料映像による開発史のほか、ハリアーの軍事演習やフォークランド紛争で実戦参加したパイロットによる生々しい空中戦の証言を収録。
 垂直離着陸機の過去・現在・未来を徹底紹介する!


 核保有国、武器輸出大国となれば、サヨクの方々からも嫌われて当然の国でございます。

ル・モンド記事:広島でフランス核実験非難
http://www.gensuikin.org/57/leMonde_hiroshima.htm
情報元:
原水禁
http://www.gensuikin.org/
サハラでもポリネシアでも、フランスはみずからの核実験を「著しくクリーン」だったとして、それが健康に与える影響を一切認めてこなかった。「フランス人退役軍人から様ざまな証言が行われているのに、議会科学技術リスク評価局(OPERST)が最近発表した報告書[2002年1月]でも、相変わらず同じことを言い続けている。しかしアメリカでは、核実験退役軍人が上院の立法を獲得し、はるか以前[1988年]から、被曝によって引き起こされる可能性のある25種類の疾患と核実験参加との間の関連が公式に認められている」と、フランス核実験退役軍人協会(AVEN)のジャン‐ルイ・ヴァラックス会長は広島で訴えた。

 どう考えても完璧に国際法違反の核兵器を保有しているフランスを褒め称えるような発言。常識はずれだと思いますよ。ご隠居さん。(" ̄д ̄)けっ!

EU内でのリーダーシップを発揮しEUの指導的立場にある。

 ( ̄- ̄)フーン、そうですか?
 フランスの過保護な農業政策に反対の立場の国もEUにあるみたいですけどね。

政策空間:WTO貿易自由化交渉にみる農業政策―地域内主導権争いの行方―
http://www.policyspace.com/archives/200512/post_456.php
EUの農業補助金制度改革をめぐる攻防
 2004年に旧共産圏を含む中・東欧10カ国が新たに加盟し25カ国構成となったEU。その大大舵取りとして迎えた初のWTO閣僚会議である今回、EU諸国は貿易自由化交渉に対して大きな問題に直面しており、とりわけCAP(共通農業政策)と呼ばれる農業補助金制度の改革の必要性が声高に叫ばれている。EUは現在2007-13年の7ヵ年予算を編成している最中である。イギリスを中心に、経済力の弱い新規加盟10カ国に交通インフラ整備などの予算配分を行う声が高まる中、一方、自国の農家がCAPによる恩恵を最も受け、EU予算全体の40%を占める農業補助金制度の継続を訴えるフランスを主軸とする陣営はWTO貿易自由化交渉においてもEUの農業政策を支持し続ける姿勢を崩していない。農業補助金制度の大部分が一部の富裕農家の生活を支えていると批判されながらも、この歪んだ構図に対して是正を行わず地域内の農家を競争に晒す可能性の矮小化に努めている。
 しかしながら、この強固なフランスの保護政策の裏にあるのは、2005年6月に国民投票により否決された欧州憲章の提唱国としての「信頼失墜」に対する「名誉回復」、そしてそれに連なるEU内の主導権争いである。農業市場開放に伴うEU予算編成上での農業補助金制度の改革は、EU内でのフランスの主導権に影響を及ぼすばかりか、仮にも改革が先延ばしにされWTO貿易自由化交渉に対して消極的な姿勢で臨めば、WTO構成国の約3分の2を占める発展途上国との将来的な関係においても大きな不安が残りかねないという懸念がある。


オリンピックとか郵便の公式言語はフランス語だ。外交言語も長いことフランス語であった。日本はそのうち何一つとして達成出来ていないではないか。

 フランスが世界中を侵略しまくった結果、フランス語を公用語とする国が多いだけの話ですね。それがなぜ誇れることなのでしょうか?
 朝鮮半島において同化政策を行いながらも、ハングルを教えていたようなお人よしの日本人には到底理解不能な考え方ですね。

 はっきり申し上げますが、ご隠居さんの今回の記事は、フランスと言う国と、ご自分の奥さんに唾を吐きかけたようなものですよ。
 フランスと言う国の良さが、全くと言って良いほど伝わらない。

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2 コメント

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ある程度軍事の知識があれば知ってる話ですけどね... (空楽)
2006-01-04 19:54:24
 2つのページを読んでみれば、私が何を言いたいかわかるはずです。



ユーロファイタータイフーン (戦闘機)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%B3_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)



ラファール

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%AB

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国はそれぞれ。 (テンペ)
2006-01-06 22:05:19
先進国という名の歴史上の「勝ち組」諸国には、称える面と誹られる面の双方があるものですから…。



ただ、ご隠居さんの日頃の言動からは日本がフランスのような農業保護・軍事大国化することは賛成しているとはとても思えないんですけどね。
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