とはベラルーシの小児甲状腺がんの結果から言われていること。
それらを総合すると、「人道」的にも、いますぐ子どもたちを安全地帯に避難させて体力向上を
医者にまかせていたら、みんな殺される。
プーチンが、ロシアの小児がん病院へどうぞ!と言ってくれているのなら本当に子どもたちを
こんな悲劇が待っているからこそ、原発は動かしてはいけない!
以下、シェアします。
◎ 福島の子ども74人に甲状腺癌(疑いを含む)
福島県立医大の鈴木教授は「原発事故と無関係」と即断した。
朝日新聞が3月8日「子の甲状腺 募る不安」という特集。
◉このコメントのポイントは「事故前にできていたガン」という判断
が、30回の分裂して1センチになるのに数年かかるのが真理なら、
*本来こどもの甲状腺癌は少ないのは明らか
福島県民健康管理検討委員委員会は広島赤十字・原爆病院の西医師に
上記コメントに関連する一連のTWを掲載
cyborg001 さん @cyborg0012 3/13
福島医科大の広報マンよろしく
「福島の甲状腺癌は元からあった癌」と言っている西尾正道氏に対して、
野呂美加さんが反論している。
彼女いわく
「(ベラルーシでは)結節の大きさが5ミリ6ミリでもリンパや肺に転移していた」。
http://blog.goo.ne.jp/rainbowgarnet1/e/490abbf14fb6803def9ec5e47b701ff0
(当ブログのこのページ)
ベラルーシでは、悪性結節5ミリ、6ミリでも遠隔転移していたという野呂さんの証言は、
以下論文(E. P. Demidchik et al. 2002)にデータが記載されている。
http://www.researchgate.net/publication/223167962_Thyroid_cancer_in_Belarus …
参考のために該当箇所を抜き出します。
From 1500 patients with irradiated thyroid glands during the accident,
11 patients
(3 children, 2 adolescents and 6 adults) have died
because of distant metastases that has compounded 0. 7%. Even
microcarcinomas
of 3-9mm diagnosed in 377 patients (age group from 6-33)
often resulted in multifocal growth (17%), extrathyroid tissue
invasion (8%),
regional metastases (47.2%) and lung metastases (3.7%).
(意訳)チェルノブイリ事故で甲状腺被曝したベラルーシの甲状腺がん患者1500人のうち、
子供3人、青年2人、大人6人が遠隔転移により死亡した
(1990-2000年ミンスク甲状腺がんセンター)。
(続き)377人の患者(6~33才)に発見された3ミリから9ミリの微小癌であっても、
しばしば多病巣増殖(17%)、甲状腺被膜外浸潤(8%)、局部転移(47.2%)、肺転移(3.7%)していた。
E. P. Demidchik et a. 2002, p. 74.
ベラルーシでは、1センチ未満の「小さな癌」でも肺転移率は3.7%。
野呂美加さんの証言はデータで裏付けされる。
通常大人の甲状腺癌の肺転移率は1-2%なので、ベラルーシの「微小癌」(3-9mm)の
肺転移率3.7%はとても高いことが分かる。
福島の甲状腺癌に対して「オカルト癌」(潜伏性の微小癌)を持ち出し、
多発を否定するおバカさんが後を絶たない。
「小児甲状腺癌に大人で言うところの微小癌という言葉を使用するな」、
「小児では腫瘍径4ミリが閾値」との山下俊一氏の発言は、
こうしたベラルーシの経験がベースにある。
チェルノブイリで5ミリ結節が二次検査基準とされ、
福島でも同一プロトコルが採用されている理由をよく考える必要がある。
再度言えば、ベラルーシの小児・青年症例では3-9ミリの「微小癌」でも
被膜外浸潤が8%、肺転移が3.7%であった。
これは40代、50代の通常ケースの臨床癌に匹敵する。
ベラルーシ小児・青年患者の「微小癌」の進行の速さは、
放射能誘因癌の特徴であるのか?
Ret/ PTC3再配列との関係など現在まで議論が続いているが、
いずれにせよ小児高分化乳頭癌は成人よりも進行が速いことには合意がある
(以下図参照)。
以下図は上記図(B. Jarzab et al. 2005)の拙訳。
小児高分化癌の進行の速さ(aggressivenes)と臨床、予後の関係が
簡単にまとめられている。