「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

放射線の研究をしている日本人医師のブログです

英国の路駐事情

2018-11-13 | 留学全般に関して
はっきり言って、英国は路駐が多いです。
というか、基本的に公道を駐車場だと考えています。法律的にも、駐車禁止エリア以外の路駐はOKとなっています。とはいえ、私のような観光客目線でよく写真を撮っている者にとっては「あの車邪魔だな~」と感じることが少なくないですし、おそらく実際に日本から観光でいらっしゃった方々も「英国は路駐が多いな」と感じることがあるのではないでしょうか。
上の写真のように、住宅街になると道の両脇は路上駐車中の車で一杯になります。



それでは、どういう場所が駐車禁止なのかと疑問に思われるかもしれませんが、簡単に申し上げると黄色二重線の場所は禁止と考えればいいみたいです。私は英国では車に乗りませんし、交通ルールも詳しくは判りませんが、黄色二重線の場所(幹線道路、交差点付近、重要施設の周囲など)に停めている車はまずありません。



実際、大学などの周りでは、車を利用する方々のために公道に面して駐車スペースが最初から上の写真のように用意されています。もはや駐車場兼道路という感じですね。一時的に大学施設に立ち寄る方々や、その施設に勤務している方々などによって利用されていますね。

私も英国に留学してから2年以上が経ち、すでに路駐を当然だと思うようになりました。車庫証明などがきっちりしている日本と比較すると、英国は本当に適当に車を停めまくっているような気もしますが、そういった文化の違いにも慣れてきました。
もし、日本から英国にいらっしゃってレンタカーなどで観光される方々は、どうかお気をつけ下さい。最初は戸惑うかもしれませんから。
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遙かなるベルファスト?

2018-11-06 | 留学全般に関して
私はずっと不満に思っていることがあります。ズバリ、「どうして誰も訪ねてこないんだよ!」ということです。
例えば、うちの医局の方々は誰も来ません。うちの医局の方々は誰も来ません。とても大事なことなので二度書きました。もう私がこちらに留学して2年以上になるのですが、日本の知人としては母校医学部関係者1名しかこれまで訪ねて来ませんでした(家族も一度英国へ来ましたが、彼らはあくまでロンドン観光をしただけでした)。
いや、ホント、これはどういうことなんでしょうかねえ?

たしかに上の地図を見て頂ければ判る通り、英国北アイルランド首都ベルファストはアイルランド島側にある都市なので、日本から来る場合には例えばロンドンで飛行機を乗り継ぐ必要があります。現在、日本からアイルランド島に直行する便はありませんから、アイルランド首都ダブリンに来る場合でもどこかで乗り継ぐ必要があるのです。
たしかに、面倒と言えば、面倒かもしれません。しかし、気合でなんとかなる範疇です。つまり、来ようと思えば、気合で来られるはずなのです。

では、何故、ほとんど誰も知人が訪ねてこないのか?

私の人望がないから、友達居ないから、孤独死まっしぐらだから、という理由はすぐに思いつきますが、いやいや、ちょっと待って頂きたい。そもそも、この街にはほとんど日本人がいません。アジア人を見かけても大体中国人です。彼らは地球上のアジア人は中国人しかいないとでも思っていやがるのか、私を中国人と決めつけて「ニーハオ」と話しかけてくることがあるほどです。
つまり、日本人がもともと来ないのです、この街は。地理的にはともかく、心情的にもとても遠く、遙かなる場所にあるみたいなのですね。

しかし、結局振り出しに戻るのですが、それでも「私がいる間に知人の皆さんは是非ベルファストを訪ねて来てほしい」と思います。張り切ってご案内しますよ。
だって、寂しいんだもん。
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2018-19年度開始

2018-09-30 | 留学全般に関して
ついに2018-19年度が始まりました。私もようやく英国に戻ってきました。
一応、3年という予定で留学をしていますから、今年度が最後の年になるはずです。基本的に英国滞在中は、まるで世捨て人のように、ただ自宅とラボを往復する日々が続きます。日本で医者をやっている時と比べると、えらい違いですね。決して楽しくはないのですが、やるしかありません。私には為すべきことがありますから。


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アイリッシュのアルコールと言えばマグナーズ・サイダー Magners Cider

2018-07-08 | 留学全般に関して
たしかに私はよくパブでギネスを飲むのですが、「こいついつもギネス飲んでんな」などと言われたので、たまには他のアイリッシュの飲み物を紹介しようかと思いました。アイリッシュと言えばギネスと同じくらい有名なのがマグナーズ・サイダー Magners Cider(上の写真)です。
サイダーと言っても、日本で言うところのシードル(リンゴ発酵酒)なので、アルコールが入っています。つまり、お子ちゃまは飲んじゃ駄目なのであります。

マグナーズはアルコール4.5%くらいなので強くはないのですが、フルーティーな味わいがあってジュースみたいです。昨年までBelfastに留学していた女性も口当たりが良いからということでよく飲んでいらっしゃいました。ギネスなどの黒ビールの味わいがすこし苦手な方には良いかもしれませんね。
どこのパブにも置いてあるし、TESCOなどのスーパーでも売っていますし、英国、アイルランド共和国のどこでも手に入る印象です。とてもポピュラーな酒と言えるでしょう。値段もリーズナブルです。

私もマグナーズ好きです。
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夏の果物 フラットピーチ

2018-06-06 | 留学全般に関して
もはや夏というべき暑さで、大学へ歩いて行くだけで汗をかくような日が続いています。将棋の羽生さんが5連敗をしていて精神的にも辛いのですが、今年もこの時期の花粉症が本格的に始まってしまい肉体的にも辛いです。最近、英国での暮らしが最近はすこし苦痛になってきました。出来るだけ早く日本へ帰って、のほほんと暮らしたいものです。

英国では不便に思うことも多いのですが、英国の方が明らかに物価が安くて、有り難く感じることもあります。例えば、果物類はこちらの方が安いと思いますね。
夏が近づくとピーチが旬の季節を迎えるのは日本もそうですが、こちらでも6月くらいからフラットピーチ Flat peachesがスーパー店頭に並びます。上の写真は最近購入したフラットピーチの6コ入りで、価格は£49でした。つまり、1コが約10円ちょっとですね。
フラットピーチは日本では蟠桃と呼ぶそうですが、こちらに来てから好きになり、よく購入しています。よく地元のスーパーなどで売っているあんパンみたいにすこし平たい形をしていますが、桃らしく甘くて美味しいです。
フラットピーチにかぎらず、他にも色々な果物が安く手に入るのは嬉しいですね。

桃と言えば福島の名産品です。東北に居た頃に私が勤めていた病院の事務の方がよく福島の桃をお裾分けして下さったのですが、とても美味しかったのを思い出します。みんな、元気にしているといいなあ。
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日本皇族の英国留学について

2018-06-03 | 留学全般に関して
皇太子家の長女の愛子さまが今夏にEton College(イートン校)へ短期留学する予定であるという報道を見ました。
昨秋から秋篠宮家の次女の佳子さまがUniversity of Leeds(リーズ大学)に留学していますが、これからも日本皇族による英国留学の歴史は続いていくのでしょうか。

皇太子もMerton College(オックスフォード大学を構成するカレッジの一つ)に留学していましたし、皇太子妃もハーバード大学卒業後にBalliol College(同じくオックスフォード大学)に留学していたそうですね。秋篠宮文仁親王もSt. John's College(同じくオックスフォード大学)に留学していました。他にも英国に留学していた皇族は少なくありません。彬子女王はオックスフォード大学で博士号(D.Phil.)を取得しました。こうして見ると、留学先として英国を選ぶ例がかなり多いような気がしますね。

なぜ英国なのか。コレガワカラナイ。

皇族としての「ある種の外交」としてならば英国に限らず世界各国に留学した方が良いような気がしますし、学術的な留学であるならば英国以外にも優れた学術機関は米国はじめ他国に数多くあるわけですから自然とばらけるはずでしょう。したがって、考えれば考えるほど、「英国だけでなく色々な国々へ留学するのが普通ではないのか?」と思うのですが。
はっきり言って、英国集中というのは異常でしょう。
たしかに英国は決して親日国家ではなく、日本国内に居てはおそらく気付かない(気付けない)であろう「日本に対する世界の厳しい視線を知る」という意味では、皇族教育にとっては良いのかもしれませんが。

個人的には、皇族が知的好奇心に溢れているのは素晴らしいことであり、国外留学によって世界各国の情勢を肌で感じる刺激は総じて有益でしょうから、「留学大いに結構」と思います。
しかしながら、どうせ留学するならば、皇族として、自身にとっても周囲にとっても有意義な選択をしてもらえればとも思います。もっとはっきり言うと、「国益」につながるような留学をして頂きたいと思うのです。たとえば、米国、中国に留学する皇族がもっといらっしゃっても良いでしょう。あるいは、シンガポールや中東で学んで頂いても良いでしょう。もしかしたら、アフリカの国も良いかもしれません。いずれに留学したとしても、そこでしか学べない「何か」があるでしょうし、日本の皇族がわざわざ留学することによって国際関係にも良い変化が生じるかもしれません。

皇族たるもの、伝統(?)、格式(?)、箔付け(?)とやらも大事なのかもしれません。英国が持つ長い伝統はそういう意味では魅力的に見えるのかもしれません。
しかし、先日、英国のヘンリー王子は、元女優とはいえアフリカ系米国人の血筋の一般女性と結婚しました。嫡系のウィリアム王子も同様に一般女性を伴侶に選んでいます。英王室は、身分や格式などに囚われない、新しい「王室像」をすでに示しています。
世界には新しい時代の風が吹いています。

これからの時代、皇族が国外へ留学する時、英国だけを選択肢とするのはいかがなものでしょうか。僭越ながら、我が国の皇族にはぜひ広い視野から道を選んで頂きたいと思っています。
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英国のソウルフードといえばマーマイト(異議は認める)

2018-06-01 | 留学全般に関して
先のブログ記事で、マーマイトについて触れたら、「センセ、ま~まいとって何すか?」というご質問がありました。マーマイトをご存知ない方がどのくらいいるのか知りませんが、たしかに日本ではあまり見かけない気もしますね。
マーマイトとは、一言で言えば「英国のソウルフード」です。日本で言うところの梅干しみたいな感じでしょうか。みんな大好きwikipedia様によると、下記の通りです。

「マーマイト(Marmite)はビールの醸造過程で増殖して最後に沈殿堆積した酵母、いわばビールの酒粕を主原料とし、主にイギリス及びニュージーランドで生産されているビタミンBを多く含む食品。語源はフランス語で「調理用のふた付き鍋」を意味する「marmite」(マルミット)。本家イギリスのものは濃い茶色をしており、粘り気のある半液状で塩味が強く、独特の臭気を持つ。」

ジョン・ブルの皆さんは、この黒っぽくて粘りがあり、妙な臭いのするゲル状の物質をパンなどに塗りたくって食べるのが一般的みたいですね。私も、英国紳士の端くれ(?)として、時々は食べています。たしかにクセがありますが、マズくはありません(美味いとは言っていない)。ビタミンB群が多く含まれるので美容に良いという話もあります。将来的には世界中の女性に人気がでるかもしれませんね。
食べたことがない方はぜひ「ばがやろぉぉ、早く食え(by 木久蔵)」

メシマズで名高い英国ですが、実に興味深い不思議な食べ物は多いです。スコットランドが誇る「ハギス」なども有名ですね。私はエディンバラでハギスを食べて、色々あってその後吐いたりしましたが、マズくはないです(美味いとは言っていない)。

留学して2年近くになりますが、英国食文化の真髄、未だ見えず。
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英国面に墜ちた留学生

2018-05-31 | 留学全般に関して
先日のブログ記事のタイトルが『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のED曲『フリージア』の歌詞の一部と一致していたからでしょうか、「止まるんじゃねぇぞ…💃」という励まし(?)のメッセージを頂戴しました。オルガ団長の有名な言葉ですね。
私はガンダムシリーズをあまり知りませんし、渡英後に放映された鉄血のオルフェンズはもちろん観ていませんが、オルガ・イツカ団長がある意味で「赤い人」シャア・アズナブル以上に有名なガンダムキャラであることは知っています。今度帰国したら、エヴァンゲリオンやスターウォーズやガンダムに詳しくていらっしゃる医局スタッフに、賛否両論ある鉄血のオルフェンズについて是非意見を聞いてみたいですし、もし時間があればDVDも観てみようと思っています。

また、『銀河英雄伝説』のリメイクアニメが放送されていると伺っています。
銀英伝は、私が思春期の頃に友達から勧められて文庫版を読みましたが、とても面白かった記憶があります。あの友人は京都大学に進学してしまい、高校卒業以降は会っていませんが、彼ならば銀英伝リメイクについて何を言っただろうかと思いました。
私ももういい歳ですが、日本のアニメについては「一つの文化」としてなかなか興味深いと思いますし、かなり好意的に容認しています。実際、外国人と雑談する時、ジブリの映画はもちろんDragon BallやNARUTOやHUNTER×HUNTERなどの有名漫画・アニメの知名度は高く、共通話題として非常に便利です。クールジャパン様々ですね。

さて、いきなりオタクな話をしてしまいましたが、実は日本と英国はこういうオタク的というかヘンタイ的なところがよく似ているように感じています。両文化とも実にユニークですし、やはり大陸国家の文化とはすこし質が異なっている印象ですね。
英国のヘンタイ的なセンスのことをスターウォーズで言うところの暗黒面(ダークサイド)ならぬ「英国面」と呼びます。
ミリタリーマニアの間ではずっと昔から「英国は頭がおかしい」ということが有名だったそうで、実際、軍事史上では英国は数々の変態兵器を建造しています。その他の分野でも、英国は他国の追随を許さない独創性を遺憾なく発揮しています。世界で初めて産業革命を達成しておきながら、機械化と合理化を嫌い、なにより余暇とティータイムを大切にするという英国的矛盾はやはり素晴らしいですね。英国では金曜日の午後からもうお休み気分で騒いじゃうのが普通ですし、スーパーでリンゴをレジで買う前からかじりはじめちゃうのも当然です。
ココが変だよ英国人という点を数え上げたらきりがありません。

はっきり言って、英国はヘンタイです。間違いない。

しかし、英国のちょっと変なところというのは、同じ島国だからかもしれませんが、日本人の私としてはなんとなく理解できるような気がするし、実際、紅茶の素晴らしさがすこしは判るようになりました。つまり英国に毒されてきました。
マーマイトにはなかなか手が伸ばせませんが、メシマズな英国風食事はもはや諦めの境地に達し、Butter(米国的にはバダーという)を「バタ~↑」と気取って発音するジョンブルどもにも慣れてきました。6月から始まるフットボールW杯でもイングランドをすこし応援してあげようかなという気分になっています。
これはもはや英国面に墜ちたということなのでしょうか。

どうしてこうなったor2
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Early May Bank Holiday 夏の訪れを祝う日

2018-05-07 | 留学全般に関して
5月最初の月曜日はアーリー・メイ・バンク・ホリデー Early May Bank Holidayです。大学も休みとなります。5月には2つの祝日が英国にはあるのですが、その中の一つであり、夏の訪れを祝う日として各地でイベントが開催されます。
北アイルランド首都ベルファスト Belfastにおいては、今日は残念ながら曇り空となりましたが、私の友人曰く「Belfastにしては上出来でしょう」とのことでした。たしかに長い冬の間はほとんど天気には恵まれず、もはや晴天を期待する気分ではありませんね。
ただ、英国では5月は夏が始まる月になります。日本でも風薫る皐月ですね。これからの季節に期待と言ったところでしょうか。

上の写真はウエストベルファスト方面を鉄道橋の上から見たものです。生憎の曇りですが、冬の間は遠く丘の方に雪が積もるのが時々見えました。あの丘を越えたその先に、世界遺産「ジャイアンツ・コーズウェイ Giant's Canuseway」が広がっています。といっても、あの海岸線まではけっこう遠いのですが。

夏が待ち遠しいですね。
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英語と日本語の境界 ~映画で学ぶ英会話~

2018-04-26 | 留学全般に関して
かつて夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したと言われます。
もちろん意訳なのですが、「あなたが好きです」と直接的に言えない日本人的な気恥ずかしさと奥ゆかしさを、ある程度捉えているように思います。このように英語と日本語の間には筆舌に尽くしがたい距離感があり、その境界付近を彷徨う私たちをときに苦しめます。日本語での会話でもそうですが、英会話においてたとえリスニングが出来たとしても、どう解釈するかが難しい場面というのは多々あります。

私は、大学入試の時、英語という科目が大の苦手でした。
センター試験は「パターン認識力」で突破できたとしても、二次試験の英語ではやはり苦戦を強いられていました。今振り返ると、あの頃の私はあまりにも直訳的というか、英語で表現されている「概念」を認識する能力がやはり低かったような気がします。つまり、ひたすら「型にはまった英語表現」(死んでいる英語)を勉強をしていたように思います。
「日本で英語の勉強をするにはどうしたらいいか」とはよく聞かれますが、私は文法的には日本の高等教育で十分だと思います。外国人とメールなど文面でやりとりする分には、高校までの英語で大丈夫でしょう。死んでいる英語でもOKなのです。そういう意味では、あの頃の勉強は決して無駄ではなく、日本の受験英語も決して悪くはないと感じてはいます。

しかし、「英語を喋れない日本人」と揶揄されるように、日本人の多くは生の英語が苦手です。
これは日本の受験英語の明らかな弊害です。つまり座学ではどうにもならない部分があると思います。

では、より生々しい英語に触れるにはどうしたらよいかというと、私の意見としては、思い切って座学から離れるのが宜しいかと思います。とくにオススメなのは留学などで外国に直接飛び込むことです。つまり腹を括るのです。そうやって、なりふり構わずデタラメな英語を喋るうちに、ある種の悟りを得られる気がしています。
実際、今の私は「とりあえずなんとなく通じれば何でもOK」というふてぶてしさを習得し、「失うものは何もなく、いつ死んでも問題ない」という葉隠的な精神で生きています。したがって、英語の意訳というか、もはや原型を留めない独自解釈も許容することが出来るようになりました。そうすると、生きている英語というか、言語における「より生々しい部分」が判るようになってきます。
つまり、生きている英語と日本語の距離感がなんとなくつかめるようになるということです。

でも、留学なんてできないよ、と。留学ではなく日本国内でなんとかこの種の英語と日本語の距離感を学びたい。そういう方々もいらっしゃるでしょう。
その場合には、よく言われていることですが、やはり映画やドラマが効果的だろうと私も思います。実際、私は『ドクター・ハウス Dr. House』というアメリカのドラマが好きでよく観ていましたが、日本に居てもそれなりに勉強になりました。このドラマは医療を扱っているので、医療従事者には色々な意味でオススメです。

そして、映画でオススメなのは、なんといっても『コマンドー Commando』(1985年)です。

そう、主演はアーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Schwarzeneggerです。シュワちゃんの映画は一般には『ターミネーター』シリーズなどが有名ですが、根強いファンが多いのはやはり『コマンドー』でしょう。メイトリックス大佐を演じるシュワちゃんは、第三次大戦を独りで始めるほどの最強戦士であり、ユーモア溢れる皮肉紳士ですから。
とにかく翻訳が神がかっており、面白すぎです。

He's one gigantic motherfucker!
筋肉モリモリマッチョマンの変態だ。

上の写真のシーンで「gigantic」を「筋肉モリモリマッチョマンの」と訳せるのは、やはり常人ではありえません。とはいえ、実に特徴を捉えていますね。この場面での意味がよく通じるようになっており、翻訳者の異才を感じます。
その他にも色々と無茶な翻訳に満ちあふれています。たとえば下記の台詞。もしも「wrong」を「OK」と訳したら、大学入試ではまず落ちると思いますが、しかし、この映画ではもちろんOKです。
「オーケー?」→「OK!」という小気味よさが最高です。そして、OKと言いつつ、銃をぶっ放すのが笑えます。実に生き生きとしている表現で私は大好きですね。

Your daughter's safe, colonel.
Whether she stays that way is up to you.
My people got some business with you.
If you want your kid back, then you gotta cooperate.
Right?!

娘は無事だ大佐。
この先どうなるかはあんた次第だ。
無事取り戻したければ、俺たちに協力しろ!
オーケー!?

Wrong!!
OK! (ズドーン!!)

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Make hay while the sun shines

2018-04-21 | 留学全般に関して
今日もBelfastは良いお天気でした。

Make hay while the sun shines.
日が照る間に干草を準備せよ

英国のことわざです。つまり「チャンスを有効に活かせ」という意味ですね。
この言葉を知ってか知らずか、晴れた日には英国北アイルランドの人たちは日光浴に対して実に貪欲であり、わらわらと家から出てきて、公園やオープンカフェなどでゆっくり寛ぎます。こんなにこの街は人口多かったかなと思うほどです。
色素が少ないのに日に焼けることにとても積極的な彼らを横目に見つつ、私は日陰を歩くことにしています。

たしかに何事も好機は貪欲に活かすべきです。
機を見るに敏であり、果断でありたいものですね。
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英国大学院留学のための奨学金について

2018-04-14 | 留学全般に関して
昨日のブログ記事でもすこし触れましたが、イギリスの大学院の学費は高額です。EU加盟国の留学生とそれ以外の留学生では学費が異なり、日本から留学する場合、文系で年間200万円くらい、理系(ラボワークあり)だと250~300万くらいかかります。さらに留学期間中の生活費がかかるわけです。
完全に親御さんが負担してあげる自費留学の場合、親御さんが頑張って子供に1年間の英国留学費用、例えば修士課程留学費用を出してあげるとして、生活資金を含めてざっと数百万かかります。裕福なご家庭でなければ、ちょっと厳しいでしょうかね。あるいは、ある程度の期間を就職して、その貯蓄をもって留学費用に充てるという場合もあるでしょう。自力で留学する場合は後者が主になるでしょうか。
とにかく、留学には金がかかるものです。

しかし、別に完全に自費で行く必要はありません。そのための奨学金制度です。
お金がない人たちは、奨学金をくれる大学や団体や財団などに「お金ちょーだい」と応募して、なんとか採択してもらって、そうやって得たお金でなんとかやりくりするわけです。奨学金をくれる先としては、大きく分けて、現地(英国)でもらえるもの、日本でもらえるものがあります。奨学金には給付と貸与の2種類があります。ただし、貸与はつまり借金ということであり、いずれは返さなければなりません。
私の場合、在籍している大学院からの奨学金や、日本の民間団体・財団からの留学助成金など、これまでに全部合わせると1千万には届かないものの数百万の額を頂いており、これから頂戴する予定の分もあります。しかし、それでも博士課程在学中にかかる費用全てをまかなうのは厳しいだろうと思っています。以前に働いていた期間の貯蓄もあるので、まあ、それなりの水準で研究生活が出来てはいますが。

では、どうやったら留学奨学金を獲得できるのか。
よく聞かれる質問なのですが、普通にあちこち応募して、採択して頂いているだけです。もちろん、合格するだけでなく、不合格になることもあります。私の場合、医師として働いて論文も10報くらい書いていた経歴が、奨学金の趣旨に依っては有利になったり不利になったりするようです。落ちても腐らずに「駄目でもともと」の精神であちこちの奨学金へ申請してきました。

ただ一つ言えるのは、ちゃんとそれなりに努力すれば、奨学金は獲れる可能性が高いです。
努力をしても奨学金が獲れるとは限りませんが、獲れない人はやはり努力が(絶対的に)足りていないと思います。
「どうして留学したいのか」
「留学における具体的な目標は何か」
「留学先として英国を選択した理由は何か」
などをしっかり考えて理論武装し、留学に向けて実力を養えば(IELTSである程度の点数を取る等)、どこかで拾ってもらえるチャンスが出てきます。まさに捨てる神あれば拾う神あり。
私の親しい友人は、日本人ではなくハンガリーの出身ですが、ハンガリーでトップの大学を卒業した後、英国の大学院に入る前にロンドンで4年間下積みといいますか、色々なところで働きながら英語を勉強してお金を貯めたそうです。彼は現在、欧州の某製薬企業から奨学金を獲得し、うちの大学院医学博士課程に在籍しています。
諦めなければ、努力すれば、道というものはいつか拓けるように出来ているものなのでしょう。

日本人留学生で留学助成金を獲得している人の多くは、おそらく所属大学の奨学金を取得しています。英国の大学院の幾つかのコースは奨学金付になっており、これに応募して合格し、そのまま入学するタイプです。ただ、いかんせん競争は激しいので、あまり数は多くないですね。
日本の留学助成団体としては、google検索してもらえれば判ると思いますが、日本学生支援機構JASSOの海外留学支援制度(大学院学位取得型)、本庄国際奨学財団、村田海外留学奨学会、平和中島財団などがあります。理系ならば船井情報科学振興財団などもあります。いずれかの奨学金を取得出来れば、完全にまかなえるかどうかはともかく、ある程度の英国大学院留学費用にはなると思います。
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在アイルランド日本国大使館

2018-02-07 | 留学全般に関して
本日、所用があって在アイルランド日本国大使館へ足を運びました。
夕方までには大学に戻りたかったので、北アイルランド首都Belfastからアイルランド首都Dublinへ朝早くの電車で出掛けました。ここ数日のBelfastは異常に冷え込んでおり、朝はうっすらと雪が積もっていました。

在アイルランド日本国大使館はなぜかDublin郊外にあるので、中心部からDARTという路線に乗って十数分かけてSydney Paradeという駅まで行き、そこから数分歩かなくてはなりません。ちょっと不便です。公館の大きさも写真の建物の1F分であり、在英国日本国大使館と比べるとだいぶコンパクトな印象です。さらに所用を済ませる1時間中に私の他に誰も利用者がいませんでした。
所用がスムーズに済むのはありがたかったのですが、ちょっぴり寂しい感じでしたね。

昨年、日本とアイルランドの国交樹立60周年を祈念して、色々なイベントがあったようです。
ご承知の通り、アイルランドという国は20世紀になって英国から独立した新興国ですが、大英帝国の一部であった頃からアイルランドに住む人々は日本と関わりがありました。例えば、小泉八雲 Patrick Lafcadio Hearnがいます。彼は日本の怪談話を英語でまとめた『怪談』で知られていますが、アイルランド出身の父とギリシャ出身の母の間に生まれ、父親の故郷であるDublinで育ちました。その後、米国を経て日本に移住。日本人女性・節子と結婚し、西洋に日本の民俗文化を広めることに多大な貢献がありました。

在アイルランド日本国大使館の職員の方に聞くと、英国北アイルランドに在住の方々はLondonにある在英国日本国大使館まで行くのが大変なので、予め連絡さえしておけば、国が違うとはいえ色々なサービス対応をして下さるとのことでした。海を越えてわざわざLondonまで行かずに済むのはたしかに助かりますね。

残念ながら今回は大使館に勤務している知人に会うことはかないませんでしたが、Dublinの街中をちょっとだけ観光することが出来たのは良かったです。

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出前一丁

2018-01-28 | 留学全般に関して
先日の記事に対して「出前一丁が美味いずら、日清最高ずら」という意見がありました。
たしかにTesco Expressで買える出前一丁は、3袋で£1という安さであり、さすがは日清、Tescoブランドの袋ラーメンよりもはるかに美味しいとは思います。わざわざアジアンマーケットまで行かなくても、Tescoで日本企業ブランドの袋ラーメンが普通に買えるのは良いですね。私は日本に居た頃は日清ではチキンラーメンが一番好きでしたので出前一丁はあまり買いませんでしたが、これからは出前一丁も買うことにしましょうか。

「英国はメシマズ」という定番ネタがあります。
フィッシュアンドチップスしか食えるものがないと嘯く輩までいます。しかし、今はグローバル化が進み、英国内でも各国料理は比較的簡単に手に入ります。実際、日本人留学生でも女子力の高い方々は、家で普通に天ぷらを揚げたりしていました。餡子を作っていた人までいました。何でも食おうと思えば、食えるわけです。たぶん。
学生街だとテイクアウェイ(日本で言うところのテイクアウト)も充実しています。中華料理、トルコ料理、ファストフードなどテイクアウェイも気軽に出来ます。私は自宅近くのタイ料理屋さんのテイクアウェイが好きです。
英国料理もローストビーフなど美味しいですし、言うほど、メシマズではないように思います。

つまり、英国への留学を検討する際、「英国は飯が不味いから、ちょっと……」という心配は不要と思いますね。
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カブト・ヌードル

2018-01-27 | 留学全般に関して
今週も終わりましたが、うちのラボの混乱はまだ続いており、先が読めません。色々なことが宙ぶらりんのまま、時間だけが過ぎていく感じです。

ここBelfastは例年よりも寒いとのことですが、今のところ今シーズンも雪はそれほど降ってはおらず、まだ耐えられますね。東北よりも暖かい気がしています。

米国でインフルエンザが流行しているようです。2009年パンデミック以降最大規模の流行になるとのことで、寒波と相俟って、だいぶ大変なことになっているようですね。

突然ですが、寒い時はラーメンを食べたいなあと思うことがあります。次郎とかね。
しかし、当たり前ですが、北アイルランドにはそんなものはないわけです。まともなラーメン屋さんもなく、あるのはカップラーメンや袋ラーメンだけですね。アジアンマーケットに行けば、特定アジア(日本とは言っていない)で生産されたものが売っています。とくに韓国系のものが多い気がするのですが、それはBelfastだけでしょうかね。
とはいえ、TESCO(日本で言うところのスーパー)でもカップラーメンの類はそれなりに売られていて、その中で私が比較的好きなのが写真の「KABUTO NOODLES カブト・ヌードル」です。£1.5とかするので、ちょっち高いな~とは思うのですが、時折購入しています。味はまあまあ美味しいと思います。日本風の味付けと言えなくもないですね。

夜中に「なんか腹減ったずら」と思った時、カブト・ヌードルにお世話になります。
太るかもしれないけれど、まあ、好きな時に好きなものを食っても誰にも文句を言われないのが独り暮らしの醍醐味ってやつであります。それは日本に居ても英国に居ても変わりませんね。
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