「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

ICRR 2019 in Manchesterの思い出

2019-08-29 | 2019年イベント
8月25日から29日にかけて、4年に一度の国際学会であるInternational Congress of Radiation Research (ICRR)が英国マンチェスターで開催されたので、私も参加しました。前回のICRR 2015は京都で開催されて、私も参加した記憶がありますが、あれから振り返れば本当にあっという間の4年間だった気がします。
学会中は色々な方々とお会いしましたが、個人的に大学院への博士論文投稿を間近に控えていたため自分の気持ちが落ち着いていなかったこともあり、何を話したかはあまり覚えていません。しかし、私の発表ポスターへの質問を幾つか頂き、それなりに自身の研究へのフィードバックを得ることができたのは良かったように思います。





マンチェスターを訪ねるのは、実は今回が初めてでした。
古さと新しさが混在しているような街並みは興味深いものがありました。
学会中に会場を抜け出して、マンチェスター大学のキャンパスに行きました。マンチェスター大学物理学部は「現代物理学の父」であるアーネスト・ラザフォード博士が世界で初めて原子核の存在を実験的に証明した場所であり、放射線・原子力研究の歴史上、重要な研究拠点となりました。ラザフォード博士はノーベル賞こそ1回しか受賞しませんでしたが、キュリー夫人以上に世界の原子物理学に影響を与えた人物であり、その門下生からは20人くらいノーベル賞受賞者が輩出されています。
ラザフォード博士は、実験物理学者としても、理論物理学者としても超一流であっただけでなく、教育者としても一流だったのでした。




また、マンチェスターから電車で30分ほどの距離にあるリバプールも訪ねました。
言わずと知れた英国屈指の港町であり、ここから「ビートルズ」の4人が世界に羽ばたきました。
私は熱狂的なビートルズファンではありませんが、ビートルズの博物館にも足を運んでみたのでした。街を見下ろす全英一大きい大聖堂も素晴らしかったですし、なかなか素敵な街でした。

またいつか、マンチェスターとリバプールに行きたいですね。




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