「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

新ブログを開設しました

2022-04-02 | 雑記

2022年度に自身の研究室を立ち上げるのに際して、新しく下記ブログを始めることにしました。思うところがあり、今度はHatena Blogにしてみました。もし宜しければ、そちらも覗いてみて頂ければ幸いです。

「不可視の両刃」放射線に挑む ~北の国から~
https://sapporofuku.hatenablog.com/

まだ自分の研究室には、モノもない、ヒトもない、カネもないという悲しい状態ですが、今後、少しずつ大きくしていきたいと思っています。そのような過程をご紹介できればと考えています。


【予告】新しいブログを始めます

2022-02-19 | 雑記
ご無沙汰しております。
2022年4月より自身の研究室を立ち上げることが決まり、心機一転、新しいブログを始めることにしました。英国大学院留学に関する情報提供を目的とする本ブログの目的は達したと考えており、新ブログを開始した後でこちらを閉鎖したいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

2020年6月の雑感

2020-06-01 | 雑記
さて、随分とお久しぶりとなってしまいました。日本に本格的に戻ってきて、結局、4月から東北大学の古巣に復帰したのですが、新型コロナウイルス感染症の影響などもあってなかなかブログ記事を更新する気分になれなかったのでした。
次のブログをどうするか漠然と考えていましたが、答えは出ないまま、とりあえずこのままこのブログを更新することにしました。

日本で新型コロナウイルス感染症が拡大し、社会不安が大いに高まっていた間、私は感染症、呼吸器疾患の治療(集中治療含む)は専門外ですので、大学病院内でもどうしても蚊帳の外という感じではありましたが、宮城県と東北大学の要請で軽症者の対応にすこし携わる機会はありました。今回のパンデミックは、医療従事者の一部には本当に辛い体験を強いるものでしたが、私としては振り返るとあっという間だったというか、色々と葛藤もありましたが、気がついたら第1波を乗り越えていたというような感じです。
この間、残念ながら、実験は全く進めることができませんでしたので、研究の進展はほとんどありません。留学時代のデータを論文化したり、研究助成申請書を書いたりして過ごしておりました。

本当は4月から自分のラボを持ちたかったのですが、残念ながら、その機会はついに持てませんでした。無念です。しかし、諦めずに今後も挑戦していきたいと思っております。
落ち込んだりもするけれど、私は元気です。

原爆投下から74年

2019-08-06 | 雑記
本日8月6日は、広島に原爆が投下された日です。投下から今年で74年が経ちました。この間に人類がどれだけ進歩できたのかは判りませんが、日本の近くの半島で必死にミサイル(いや飛翔体と言うべきなのかもしれませんが)を飛ばしている連中を見ると、あまり自信が持てませんね。科学や技術は発展しても、人類の精神的な面はあまり変わっていないのではなかろうかと感じることもあります。

放射線被ばくによる身体影響を研究している身としては、1年に1度くらいは当時広島にいた方々のことを想うべきかもしれず、そういう意味では8月6日というのは特別な日付であります。広島、長崎に原爆が投下された日本は世界で唯一の被ばく国ですが、残念ながら、その後に日本が世界の放射線生物学研究をリードしてきたという実感を私は持つことができずにいます。日本に生まれ育った者としては、すこしふがいないというか、正直、悔しさを覚えるのです。

さて、今日も今日とて、博士論文を書いています。
140頁を超えましたが、すこし息切れというのでしょうか、なかなかペースは上がりません。本当にこんなことで大丈夫だろうかと思いつつ、ちまちまと書き進めています。今週末は知人の家でパーティーがあります。それをご褒美ということにして、とりあえずそこまで頑張ろうと思います。

日本へ帰国

2019-06-26 | 雑記
日本へ一時帰国することになりました。
先日の受賞により、東京で開催される授賞式に参加する必要がありますし、次の職場へ行く必要もありました。夏季休暇も兼ねて、しばらく日本に滞在する予定です。しょっちゅう日本に帰っていると思われるでしょうけれども、共同研究の関係もあって、私は本当に日英往復の回数が多いです。しかし、ロングフライトはいつまで経っても慣れません。

今回、同行者の都合で、アイルランドで購入した物品の免税手続きに立ち会う機会がありました。
日本に住む人の場合、EU圏から出る時に、つまり日本への直行便に乗る時にはヒースロー空港で免税手続きを行う必要があるのですが、アイルランドのHorizon Cardという奴がくせ者で、かなり面倒くさいです。アイルランドで免税品を購入する時に、Horizon Cardで管理してもらうと、ダブリン空港で手続きするのは便利らしいですが、英国の空港で手続きをする場合は最悪です。注意が必要です。

まあ、色々ありましたが、無事に日本へ戻ってきました。

ベルファスト呑み会

2019-06-21 | 雑記
昨日は、私、私の同居人の先生、航空自衛隊の医官の先生、岡山大学医学部の学生さん達で呑み会をしました。
私も含めて日本の医師免許所持者が3人、日本の医学生が2人という構成でしたから、おそらくかつてないほどの日本の医療関係者率の高さでした。というか、もしかすると日本の医師が3人も滞在している(観光ではなく)というのは、英国北アイルランド史上初めてではなかろうか。しかも、医学生が2人もいるのですから。なかなか珍しい状況だと思われますね。

ぼちぼち私が日本に一時的に帰国するので、おそらく最初で最後の機会でしょう。私もかなり変人の奇人なのですが、昨日のメンツも色々と変わった方が多くて、興味深い呑み会でした。楽しかったです。

大谷選手のサイクル安打達成の凄さについて

2019-06-14 | 雑記
野球というスポーツは英国では全くといっていいほど人気がありません。スポーツとしての知名度はある程度はあるものの、「ああ、アメリカで人気あるスポーツね」という感じです。野球と似ているスポーツとしてクリケットがありますが、英国ではそちらの方が人気なのです。したがって、大谷選手のサイクル安打達成というニュースに興奮するのは、たぶん、日本から来ている留学生くらいでしょう。
もちろん、私もその1人です。

私は少年野球をやっていて、県大会を何度か制覇したチームに所属していました。知人で甲子園に出場した者もいました。したがって、野球の世界において、大谷翔平選手がどれほど特異な存在で、今回のサイクル安打がどのくらい凄いのか、薄々ではありますが理解することができます。甲子園に出場することがどれほど難しいか、NPBプロ野球選手になって活躍するのがどれほど難しいか、MLBで活躍するのがどれほど難しいか、そのハードルの高さがなんとなく感覚でわかることが出来ますから。さらに、投手としても、打者としても活躍するのは…。
まあ、ここで彼のすごさを詳しく説明することは省きますが。
とにかく、彼は凄いのです。

この「どのくらい凄いのかが判る」というのは、意外と大事であるような気がします。
例えば、私は芸術関係に疎いので、ピカソの画を見ても、どこがどう凄いのかがよく判らず、困惑することがあります。また、モーツアルトのレクイエムを聴いても、どこがどう凄いのかが、イマイチよく判らないのです。
「凄いものが、どう凄いのか、理解する」というのは、なかなかどうして難しいのかもしれませんね。

研究の世界もそうです。おそらく世間一般の方は、例えば日本人で初めてノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進博士が「どう凄いのか」がイマイチ判っていないのではないかと思います。医学研究者になると、免疫や分子生物学が専門でなかったとしても、彼の業績の偉大さがすこしは判るので、そのあまりの頂の高さに呆然としてしまうのですが。

凄さが判るようになるのは、ちょっと、大変です。

最近ちょっと…

2019-06-13 | 雑記
最近、我が家の鏡をのぞくと、自分の顔がすこし丸く見えることに気付いてはいた。

いや、まさか、そんな…
そんな馬鹿な…、ありえないよね、ハハ…

決して認めたくないことだけれども、しかし、研究者たるもの現実の観察結果には常に敬意をもって、主観を排して、客観的に評価すべきである。つまり、太ってきたのである。
太ってきたのである(大事なことだから二度言う)。

近頃食事量が増えているのはたしかだったけれども、そんなに太るとは思ってはいなかった。暴飲暴食だったかもしれないと言えば否定はできないが、周囲と比較しても、そんなに無茶苦茶な食生活を送っているわけではないと思われる。

そもそも英国は「肥満大国」である。よくWHOのデータが引用されるが、BMIが30以上の肥満な成人が28.1%であり、子供の肥満率も高いことで知られている。つまり、今、英国の地にいる人たちは太っている方々が実に多いのである。
それは何故か。考えられるのは、英国の文化や食習慣と肥満との関係性である。
つまり、アフタヌーンティーにガバガバと砂糖をぶち込み、朝昼晩三食をフィッシュ・アンド・チップスのような脂ぎったものを食べて、夜はパブではしゃいでいれば、人間は太るのである。たぶん。

まあ、言い訳はともかくとして、すこし食生活と運動習慣を見直したいと思います。

A sound mind in a sound body.
(健全な身体に健全な精神が宿る)

カペラ演奏会に行ってみた ~ベルファストのGood Shepherd Church~

2019-06-09 | 雑記
ベルファストの南西部にあるGood Shepherd Churchで開催された演奏会に行きました。

私はキリスト教系の中高一貫校の卒業生ですが、だからといってキリスト教に帰依しているわけではありません。しかし、8日土曜日は友人に誘われて、ベルファスト市内のカトリック教会で開催された演奏会に足を運びました。自宅から2kmほど離れた場所にとても立派な教会があることを、今回、私は初めて知りました。演奏会は、教会の聖歌隊と、教会附属の小学校の学生さん達による合唱が基本でした。パイプオルガンの重厚な調べとともに、アイルランドの伝統音楽をはじめ、様々な曲が披露されたのでした。

それにしても綺麗な教会でした。
壮麗な装飾はもちろん、俗世とは隔絶された雰囲気が、素晴らしかった。
神に祈りを捧げる場所というものはこのような空間でなければならないのでしょう。

私はこれまで信仰を胸に抱いて生きてきたわけではありません。
しかし、もし子供の頃からこういう環境で育ったならば、どういう人間になったのだろうかと。ふと、そんなことを思いました。


大学学生交響楽団の演奏を聴く

2019-05-31 | 雑記
昨夜は友達に誘われて、大学の公式な学生交響楽団のサマーコンサートを聴きに行きました。
私は恥ずかしながら音楽のことはちんぷんかんぷんです。子供の頃にピアノを習ったもののバイエルで挫折した男です。小学生の時に初めて受けた音楽のテストも酷いものでした。それでも、せっかく誘ってもらったので、昨年に続いて今年もコンサートを聴きに行ったのでした。

本学の学生交響楽団Queen's University Symphony Orchestraは、英国北アイルランドで唯一の学生による交響楽団です。浅学なもので「学生交響楽団として上手かどうか」と問われるとよく判りませんが、昨年に比べて、だいぶ完成度が高いコンサートでした。
音楽にはとかくうるさい私の友人も「去年よりはだいぶマシ」というコメントで、満足している様子でした。一方で私は、知っている曲が一つもなかったので、「う~ん、まあ、迫力はあったね、迫力は」という小学生並みの感想を残したのでした。

かつて日本に居た時は、交響楽団のコンサートなんて、きっと誘われても行かなかったでしょう。ましてや学生のものなんて。
しかし、英国で過ごした時間が、たしかに私を変えました。それを感謝すべきかどうかは判りませんが。今は、オーケストラが奏でる重厚な調べを少し楽しむ程度には、心のゆとりがあるのです。

日本人留学生の方々について

2019-05-20 | 雑記
ここクイーンズ大学ベルファストは、英国北アイルランドのベルファストにあり、まさに英国の片隅に位置しております。しかし、最近、様々な日本人留学生がこの地を訪れています。
私は、日本のパスポートと言えば、赤色(10年一般旅券用)か紺色(5年用)しか知りませんでした。しかし、今年になって現われたニューカマーはまさかの緑色(公用旅券用)の所持者でした。つまり、公務でいらっしゃっているということです。現役の自衛隊医官の三佐(少佐)殿でありました。まさか親方日の丸が自衛官を医学研究者としてこの地に送り込んでくるとは思わず、驚愕したものです。
他にも、岡山大学の医学生さん達や、同志社女子大学の学生さん達がよく短期でいらっしゃっています。また、私もそうですが、すでにクイーンズ大学ベルファストの正規の学生になっている者も数名います。こうして振り返ると、今までお会いした人たちも含めて、実に色々な人たちがいるものです。

しかしながら、その数は中国人と比較すると圧倒的に少ないです。残念ながら。
私としては「もうちょっと居ても良いのにね~」と思いますが、日本人留学生の数が往時と比べると少なくなっていますし、あまり北アイルランドは日本人学生には魅力的に見えないのでしょう。私もその事情は理解しているつもりです。
しかし、そのままでは、やはり中国に科学・技術の面でも後塵を拝することになるのはそう遠い日ではないのでしょう。経済の面であっという間に追い抜かれたように。先日、留学生の友人達とも話したのですが、日本は科学・技術の面でも相対的に停滞しているというべきであり、後進国にどんどん追いつかれているのでしょう。個人的には、そのことをやはり悔しく思います。

Belfast Marathon 2019 を観に行ってみた

2019-05-05 | 雑記
本日5月5日、英国北アイルランド首都 Belfastにてマラソンが開催されました。私の知人の日本人医師の方が走ると言うことで、応援に行きました。生憎の曇りで、冷たい風が吹き、すこし肌寒い日でしたが、非常に多くの方々が参加されていて、とても驚きました。
「元・陸上部の血が騒ぐな~」とかブツブツ言いながら、ランナーの方々を応援したのでした。
私自身は、最後に地元の国際マラソン大会を走った時、途中で足が痛くなり歩いたこともあって4時間台でした。しかし、今日参加された知人の先生はなんと3時間台の前半とのことで、素晴らしい記録でした。

私も先週の3日金曜日にすこしスカッシュと水泳を友人と楽しみましたが、この土日は筋肉痛に苦しめられたのでした。適度な運動は「ストレスキラー」として最適です。健康のためにも、ある程度の運動習慣を維持すべきでしょう。
研究で忙しいから。臨床で忙しいから。
そういう言い訳ばかりして、なかなか運動しなくなった自分をちょっぴり反省しました。


航空機の中で『お客様の中でお医者様はいらっしゃいませんか』というドクターコールを聞いたときに手を挙げるか?

2019-04-11 | 雑記
「お客様の中でお医者様はいらっしゃいませんか?」というアナウンスが世の中にはあるそうです。医者になってから◯年が経ちますが、幸運にも、私自身はこのようなアナウンスに遭遇したことはありません。
しかし、自分自身がこのドクターコールを聞いた時にどうするかについては、もちろん、考えたことがあります。そして、今日、たまたまラボの方と、このことについて話す機会があったのでした。

例えば、wikipediaによると、日本ではこのようなドクターコールを聞いた時に手を挙げる医師は半数以下というアンケート結果があるそうです。
とはいえ、日本の医師法19条には「応召義務」があります。これは「医師の職にある者が診療行為を求められたときに、正当な理由が無い限りこれを拒んではならない」という法令で定められた義務になります。つまり、医師はドクターコールによって急病人への診療行為を求められたら、正当な理由がなければ拒否することができないといえなくもありません。しかし、実際には、半数以上の医師が「名乗り出ない」と言っているわけです。
その理由として、過半数が「善きサマリア人の法」を新規立法することが必要だと答えたといいます。

「善きサマリア人」と言われても、クリスチャンならばすぐにピンと来ると思いますが、そうでない方はすこし戸惑うかもしれませんね。新約聖書に書かれているサマリア人の故事にその由来があります。

ある人がエルサレムからエリコへ下る道でおいはぎに襲われた。おいはぎ達は服をはぎ取り金品を奪い、その上その人に大怪我をさせて置き去りにしてしまった。たまたま通りかかった祭司は、反対側を通り過ぎていった。同じように通りがかったレビ人も見て見ぬふりをした。しかしあるサマリア人は彼を見て憐れに思い、傷の手当をして自分の家畜に乗せて宿屋に連れて行き介抱してやった。翌日、そのサマリア人は銀貨2枚を宿屋の主人に渡して言った。
『介抱してあげてください。もし足りなければ帰りに私が払います。』


この話に基づいて、現在、アメリカ合衆国などでは「善きサマリア人の法(good Samaritan law)」という法律が導入されています。その趣旨は「窮地の人を救うために善意の行動をとった場合、救助の結果につき重過失がなければ責任を問われない」というものです。ある意味で、当たり前のような気もします。善意で助けてくれた人に対して、たとえ過失があったとしても恨むのは筋違いではないでしょうか。
しかし、日本ではこの種の法律がなく、医師がせっかく善意の行動をとったものの、残念ながら不幸な結果になった時(たとえば救命できなかったり、あるいは医師に過失があったりした時)に、医師に罪が問われる可能性があるのですね。実際、国外の航空会社がいわゆるドクターコール時に応じた場合、傷病者が亡くなっても航空会社がその行為を保障すると述べていたのに対し、国内の航空会社では「医師や看護師など名乗り出た者の責任」としていました。
そんな状況では「名乗り出るだけ損でしょう?」というのが多くの日本の医療従事者の意見なのですね。

う~む、とはいえ、自分ならばどうするべきか。

実は、私の伯父がかつて欧州行の機内で怪我をした時、たまたま同乗していた長崎大学医学部の放射線科の先生方に診療して頂いたことがあります。私はその時はまだ医学部の学生で、話を聞いたときに「それは実に素晴らしいな」とつくづく思ったものです。その時点ですでに善きサマリア人の法をめぐる議論があることを知ってはいましたが、それでも果敢に診察して下さった先生方がいたことにすこし感動したのでした。
だから、やっぱり私自身の答えとしては「自分如きでも診察できそうだったら診察します」というものです。やっぱり診てあげられそうならば診てあげたいと思っています。もちろん、医療従事者として、たとえ勤務時間外、病院外であったとしても、出来ることはしてあげたいです。
しかし、例えば飛行機内という非常に診察に向いていない場所で、ちょっと診断と治療法を間違ってしまったとしても、その時はどうか許してほしいという気持ちもあります。医者とはいえ、私たちは万能からはほど遠く、時と場所によっては無力でもありますから。

英国に戻って、いつものように風邪をひく

2019-04-06 | 雑記
英国北アイルランドに戻って1週間近くが経ちますが、おそらく水曜日にすこし無茶をしたせいで、風邪をひきました。つまり、いつものように体調を崩しています。正直、寒さとしては東北、北海道地方の方がずっと寒いと思うのですが、私はなぜか英国に戻ってくると体調を崩してしまいます。羽田からヒースローまで12時間くらいかかるロングフライトが原因なのか、英国の水が絶望的に合わないのか、両方あるかもしれませんね。

実は、4月から主な所属先が変更になり、東北から離れることになりました。仙台に自宅を購入しているので、いずれは東北に戻る可能性もありますが、もちろん、このまま戻らない(戻れない)かもしれません。自分を必要としてくれる場所、自分がやりたいことが出来る場所を色々と鑑みて、将来的に活路を開きたいと願っています。
まあ、放射線研究をしている限り、自分の想いは福島にありますが。

ということで、この春は色々と気忙しいことになっています。
やるべきことが沢山あります。
こんなところで倒れるわけにはいかないのです。
とはいえ、身体は熱っぽく、全身に関節痛があります。
まさかインフルエンザ?と思いましたが、そんなに高温ではないので、おそらく違うのではないか。
う~む……、ヤブ医者だから、病名はよく判らん。感冒かな。

とにかく、体調を崩している自分がちょっと情けないです。

寒波と体調不良

2019-01-23 | 雑記
寒波が北アイルランドに襲来しており、最近、気温が下がっています。そして、私も先週くらいから風邪気味で体調不良です。いつも風邪をひいているというか、まあ、食生活に問題があるのは確定的に明らかではありますが、他にも幾つか要因があります。いずれにせよ、本調子からはほど遠いですね。
それにしても寒いなぁ、やれやれ。
体調があまり優れず、仕事の効率も良くありません。やるべきことは沢山あるのですが、気持ちばかりが焦って、なかなか作業は進みません。溜息ばかりがこぼれます。

本日、1月23日は湯川秀樹博士の誕生日でした。中間子の存在を理論的に予測し、1949年にノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者ですね。日本出身の湯川、朝永、Nambu(南部)といった先生方は、20世紀を代表する理論物理学者として世界的に活躍され、おそらくは後世に名前が残る方々だろうと個人的には思います。
その湯川の言として次が伝わっています。私も同感です。

一日生きることは一歩進むことでありたい