「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

英国面に墜ちた留学生

2018-05-31 | 留学全般に関して
先日のブログ記事のタイトルが『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のED曲『フリージア』の歌詞の一部と一致していたからでしょうか、「止まるんじゃねぇぞ…💃」という励まし(?)のメッセージを頂戴しました。オルガ団長の有名な言葉ですね。
私はガンダムシリーズをあまり知りませんし、渡英後に放映された鉄血のオルフェンズはもちろん観ていませんが、オルガ・イツカ団長がある意味で「赤い人」シャア・アズナブル以上に有名なガンダムキャラであることは知っています。今度帰国したら、エヴァンゲリオンやスターウォーズやガンダムに詳しくていらっしゃる医局スタッフに、賛否両論ある鉄血のオルフェンズについて是非意見を聞いてみたいですし、もし時間があればDVDも観てみようと思っています。

また、『銀河英雄伝説』のリメイクアニメが放送されていると伺っています。
銀英伝は、私が思春期の頃に友達から勧められて文庫版を読みましたが、とても面白かった記憶があります。あの友人は京都大学に進学してしまい、高校卒業以降は会っていませんが、彼ならば銀英伝リメイクについて何を言っただろうかと思いました。
私ももういい歳ですが、日本のアニメについては「一つの文化」としてなかなか興味深いと思いますし、かなり好意的に容認しています。実際、外国人と雑談する時、ジブリの映画はもちろんDragon BallやNARUTOやHUNTER×HUNTERなどの有名漫画・アニメの知名度は高く、共通話題として非常に便利です。クールジャパン様々ですね。

さて、いきなりオタクな話をしてしまいましたが、実は日本と英国はこういうオタク的というかヘンタイ的なところがよく似ているように感じています。両文化とも実にユニークですし、やはり大陸国家の文化とはすこし質が異なっている印象ですね。
英国のヘンタイ的なセンスのことをスターウォーズで言うところの暗黒面(ダークサイド)ならぬ「英国面」と呼びます。
ミリタリーマニアの間ではずっと昔から「英国は頭がおかしい」ということが有名だったそうで、実際、軍事史上では英国は数々の変態兵器を建造しています。その他の分野でも、英国は他国の追随を許さない独創性を遺憾なく発揮しています。世界で初めて産業革命を達成しておきながら、機械化と合理化を嫌い、なにより余暇とティータイムを大切にするという英国的矛盾はやはり素晴らしいですね。英国では金曜日の午後からもうお休み気分で騒いじゃうのが普通ですし、スーパーでリンゴをレジで買う前からかじりはじめちゃうのも当然です。
ココが変だよ英国人という点を数え上げたらきりがありません。

はっきり言って、英国はヘンタイです。間違いない。

しかし、英国のちょっと変なところというのは、同じ島国だからかもしれませんが、日本人の私としてはなんとなく理解できるような気がするし、実際、紅茶の素晴らしさがすこしは判るようになりました。つまり英国に毒されてきました。
マーマイトにはなかなか手が伸ばせませんが、メシマズな英国風食事はもはや諦めの境地に達し、Butter(米国的にはバダーという)を「バタ~↑」と気取って発音するジョンブルどもにも慣れてきました。6月から始まるフットボールW杯でもイングランドをすこし応援してあげようかなという気分になっています。
これはもはや英国面に墜ちたということなのでしょうか。

どうしてこうなったor2


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