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韓国ドラマ「胸部外科」あらすじと感想、コ・スが熱血医師を!

2020-08-08 | 韓ドラ か行、き

韓国ドラマ「胸部外科」あらすじと感想、最終回。2018年作品、全16話。
大学病院を舞台に使命感に燃える医師の苦悩や成長を描く本作は、実力だけでは生き残れない大病院の中で、それぞれの信念を持って懸命に患者と向き合う医師たちの姿に胸が熱くなる秀逸な医療ドラマです。コ・スがはじめての医師役とは思えないリアルな演技で熱血医師のテスを熱演し、オム・ギジュンが手術の腕前は超一流ですが病院内で孤立していたソッカン役の複雑な心情を繊細に演じ、まさにオム・ギジュンのクールなカリスマがあふれ出ています。いつも彼のひときわ目を引く演技は魅力的で、そんな彼のファンが多いですね。そして「胸部外科」の最大の見どころの1つが、このお2人の演技対決です。無謀で熱い研究医パク・テスを初の医師役とは思えないリアリティさで視聴者を引き込むコ・スの情熱的な演技と、最後の最後まで悪人なのか善人なのか分からない男チェ・ソッカンという難しい役どころの心情を繊細な演技で表現したオム・ギジュンの演技力には脱帽です。さらに「胸部外科」は、心臓というまさに生命の根幹ともいえる臓器を扱い、患者の生死を左右する究極の選択を迫られます。医師たちは、神の手を持つわけではなく患者を生かしたいという医師としての使命感と自らが病院で生き残るための選択のはざまで苦悩する姿が丁寧に描かれ、野望と利権がうずまく環境下でも信念を貫くためにもがきながら人間として成長していく医師たちの人間ドラマであり、ソッカン(オム・ギジュン)とテス(コ・ス)の口数の少ない男たちの師弟関係に胸が熱くなります。本作のコ・スも超~カッコいいですね!
また本作は劇中のリアルな手術シーンが多く、麻酔医師や臨床工学技士、手術専門看護師らがソッカン、テス、スヨンをあうんの呼吸でサポートし極度の緊張感の中でも患者を救いたいという同じ目的で団結し、信頼と絆を深めていくスタッフたちの姿に胸部外科はチーム医療であることを認識させられる物語で、すべての人物に好感が持てます。またそんな彼らの前に立ちはだかる悪を演じるベテラン俳優たちのリアリティあふれる演技にも注目です! またヒロインを演じるソ・ジヘさんもドラマ「黒騎士」や今話題のドラマ「愛の不時着」などの出演で大活躍されていて最近特に華やかさが増してきましたね!



あらすじ(ネタバレあり)
テサン大学病院のユン病院長(チョン・ボソク)は、大勢の記者を前に誇らしげに記者会見をし、この日行われる大統領候補であるハン・ミンシクの心臓移植手術を公表し執刀医であるチェ・ソッカン教授(オム・ギジュン)は、世界ではじめて心臓移植を受けた大統領が誕生すると明言します。一方、韓国病院からドナーの心臓を運ぶのはテサン病院フェローのパク・テス(コ・ス)。心臓を積み込んだヘリの中で、テスは「一緒にやろう」というソッカン(オム・ギジュン)の言葉を思い返すのです・・・
テスとソッカンの関係は数年前の母の緊急手術からはじまっています。正義感の強いテスは前の病院で医療ミスをした教授を告発し、母の緊急手術が受けられませんでした。その時テサン病院の教授だったソッカンが母を助けてくれたのです。母親の手術から5か月後、テスはテサン大学病院の採用試験を受けます。面接官のク・ヒドン胸部外科長は、テスの学歴と経歴を頭ごなしに否定し、さらには前の病院でテスの告発によって起こった過去の出来事を持ち出して不採用にしようとします。落ち込んでいるテスでしたが、ソッカンとの縁によりテサン病院で働くことになりました。そして胸部外科のフェローとして4年目が経ったある日、テスはク外科長(アン・ネサン)から重病で手術ができない患者を強制的に退院させるように指示されますが、テスはク外科長の患者を見捨てられなくて手術することになりますが、途中でソッカン(オム・ギジュン)が執刀することになり「今後は独断で動くな」と真剣に注意します。テスはわずかでも可能性があれば救うのが医師だと言いますが、ソッカンは救う自信は?救えない患者は切り捨てるのがテサン病院のやり方だとも教えます。テスは「なぜ私をテサンに?」と聞きますが、「同類だから、いい意味じゃない」と・・・ またそのころテスの母は心筋症で心臓移植を待つ状態で入院し、待機リストに登録しています。お金がかかるテスは他の病院でもバイトをしていますが、そこへ医師だという女性ユン・スヨン(ソ・ジヘ)と患者が救急搬送されてきました。応急処置をして患者を運ぶ救急車の中でテスとスヨンはお互いにテサン病院の関係者だと知り、テスはスヨンが理事長の娘だと知ります。患者の心臓エコーを確認したソッカンたちは、破裂した心臓に見慣れない処置が施されていることを見つけます。異例の処置をしたのは誰かと問うソッカンにスヨンは「今でも私を許せませんか」と問いかけるのです。それは以前、先天性心疾患だったスヨン(ソ・ジヘ)の手術を優先したために、自分の子供ユビンがその手術中に病気が悪化し亡くなったつらい経験を味わっていて、ずっと自分自身が許せないでいるのです。一方、テスはその患者の緊急手術に入りますが手術中、DCMPで移植待機中の母の心停止を知らせるコードブルーがアナウンスされますが、スヨン(ソ・ジヘ)のおかげで助かります。テスの母は継母ですが、自分のために水商売をやめた母に僕は医者になると告げ、それを喜んだ母を見てホットしていることでしょう。そして一日も早く心臓を見つけて移植させてあげたいテスです。
また、ソッカンの亡くなった娘ユビンの墓参りに来たスヨン(ソ・ジヘ)に、ソッカンは冷たく接します。スヨンはそんなソッカンに、テサン病院内にユビンのような子供を救う小児心臓センターを作る手助けをすると伝えます。その後、病院に戻ったソッカンは苦しみ、ユビンの幻覚を見て涙するのです。そんな中、テスが異例の緊急処置を施した患者の意識が戻ります。しかし、その患者の弟は、テスの告発で懲戒処分を受けたチュンサン病院時代のファン・ジンチョルだったのです。テスが行った異例の処置方法を知ったジンチョルは復讐へと動き出し、テスをテサン病院から追い出すのです。また一方、スヨンの父である理事長はアフリカの病院建設は慈善事業だと信じていましたが、ユン病院長が着服していたことが発覚します。



娘のユビンが死亡した時、病院に勤務していたハン教授から、ユビンの死の真相を話すかわりに自分の執刀をするように迫られたソッカン。ハン教授は末期がんを患っていて、メスを入れれば死亡する確率が高くソッカンは投薬が最善ですと話します。しかし、あの日ユビンはなぜ死亡したのか、その真相を知るために、ソッカンは無謀な手術を決行します。手術後ハン教授はあの日スヨンの父の理事長からユビンの検査結果を改ざんし娘のスヨンの手術を優先すれば病院長にしてやると言われたことを話します。
またユン病院長は兄である理事長に、裏金を使って事業を起こした理由を話し、今回だけは見逃してほしいと懇願しますが、その直後理事長と娘スヨンが交通事故に遭いテサン病院に運ばれます。理事長とスヨンは重傷で、スヨンの胸には鉄の棒が突き刺さっています。理事長は意識を失う寸前ソッカンに「スヨンを助けてほしい」と頼むのです。自分の子供を理事長に殺された葛藤と怒りにまみれたソッカンは、スヨンの執刀を始めますが、スヨンは重体のまま集中治療室に・・・
そんな時、テスの母の心臓移植のドナーが見つかります。ソッカンはテスの母の心臓移植手術のために、手術室で準備を始めますが、そんな中、意識が戻らないスヨンが出血し危険な状態に陥るのです。ソッカンはテスの母を手術室に待たせたままスヨンの緊急手術を行いますが、スヨンを救うには心臓移植しかなく、行き場のない思いを抱くソッカンでしたが、その時、救急車で母の心臓を移送中のテスが事故に遭い意識を失います。思いがけない知らせに突き動かされたソッカンは、心臓をスヨンに移植しようと決断しテスの母に許しを受けます。ソッカンはテスの母に深く頭を下げるのです・・・ ところが目を覚ましたテスは母の移植手術が後回しでスヨンが先に行われたことに対しソッカンに不満を募らせ二人の間のわだかまりが大きくなります。ソッカンは万が一の時は自分の心臓を母に提供すると約束を・・・
その後、晴れて理事長となったヒョニルとソッカンたちはスヨンの心臓移植成功の記者会見を開きますが、その途中でテスが母の病状が悪化し息を引き取ります。テスは母さんの子供で幸せだったよ、来世でもまた会おうと泣きながら故郷の海に散骨します。
その後、意識を取り戻したスヨンは、父の死、テスの母のために運ばれた心臓が自分に移植されたこと、テスがテサン病院を去ったことを知り深く傷つくのです。そして、新しく理事長になったヒョニルが自分たちの事故に関与した疑いを胸に秘めるスヨン。こうして、1年が経とうとしていた時、スヨンはテサン病院に受入要請のあった急患を受け入れたヘミン病院に向かうのです。そこで緊急手術を受けているのは、血液型がRhマイナスで状態も良くない患者でした。そんな患者を手術できる医者はソッカン以外にもう一人・・・。スヨンの勘は的中・・・。手術後、捜していたテスに会えたスヨンは彼に謝罪し、テサンへ戻らないかと聞きますがテスはこの病院がいいと言います。一方、テサン病院では国内初の難関手術を控えていて、執刀医のソッカンがライブ手術を行うという情報がテスの耳にも入ります。そして成功したソッカンは新しい理事長にテスをテサン病院に戻すように頼みます。1年ぶりに再会したテスとソッカン。テスはソッカンに、テサン病院に復職させてほしいと頼みます。テスにはテサン病院に戻らなければならない理由があったのです。それは母の死に関する医師としての倫理に反することをしたソッカンの医師としての本当の心の中を知りたかったのです。病院内では歓迎する者、そうでない者たちがいる中、テスは再びテサン病院に足を踏み入れます。



ユン理事長はソッカンを呼び出し、テサン病院が信頼を得るための方法を考えたと告げます。そして、ハン・ミンシク大統領候補の心臓移植と大統領選挙の両立を実現するためにソッカンに執刀を要請します。そして、ソッカンはハン・ミンシクが大統領になった時は小児心臓センターの設立を望むと理事長に告げます。一方、テスやスヨンたち胸部外科チームは、総力戦で多くの患者の手術に挑んでいます。そんな中、手術中に心を奪われたようにテスを見つめるスヨンの視線を同僚のク・ドンジュン医師が気付きます。 また一方、理事長とソッカンはハン・ミンシク大統領候補からキッパリと手術を断られます。ところがソッカンはすぐにハン・ミンシクから呼び出され、ステージ3の悪性心臓腫瘍患者であるハン・ミンシク候補の補佐官であった人物の手術を頼まれます。ハン・ミンシクは「これは二人だけの秘密だが政治家にとって最大の敵は身内なのだよ」と話します。他の目的があるこの言葉の意味を察したソッカンですが、ほかの医師たちは皆が手術中に死ぬような患者の無謀な手術はやめた方がいいといいます。ソッカンが無理に敢行するこの手術の執刀をなぜ決めたのかこの目で確かめたいとテスは助手として入ります。ところが手術中に患者が亡くなり、病院関係者の誰もが「これでソッカンも終わりだな」と感じています。そしてその手術結果を見届けた理事長は微笑みを浮かべるのです。そして、その表情を見逃さなかったスヨン・・・そして手術の動画を見直したテスとスヨンは、この手術が術中死を狙ったものだと確信します。ソッカンは小児心臓センターを設立することで理事長と取り引きをしたことを知ります。
その後、ハン・ミンシク大統領候補がテサン病院に入院しますが、彼はソッカンに「邪魔者は選挙前に消さねばならない」と冷酷な言葉を平然と浴びせます。今後、ハン・ミンシク大統領候補に補助人工心臓を入れますが、そのあと2か月が勝負です。移植する心臓が2か月以内に手に入らない場合はソッカンの心臓を差し出せと理事長はきつく言い聞かせます。
その後ソッカンが執刀するはずだったハン・ミンシクの手術を中止させ、急患を最優先させ緊急手術を執刀するテス。スタッフたちの協力もあり手術は順調に進んでいましたが、自分の手術を邪魔されたハン・ミンシクが怒り、テスだけ一人がクビになります。ソッカンはテサンに残りたければハン・ミンシクの手術に助手として入れとテスに言います。その後、ソッカンとテスは共にハン・ミンシクの一回目の補助人工心臓手術を開始します。また経営を優先しお金にならない患者をあっさり切り捨てようとする理事長に、医師たちは戸惑い怒りを募らせます。同時に理事長のやり方を肯定するかのようなソッカンの態度に、テスたちの不信感が高まっていきます。そんな時、10歳の女の子ユンソが、急性心筋炎で入院します。この病はソッカンの娘ユビンを死に至らせた病と同じです。理事長は心臓移植待機者となったユンソに目をつけ、ソッカンにユンソが第一候補となるのを阻止するよう命じます。その後、ドナーが現れテスがその心臓を取りに行きます。ところがテスはユンソに移植するはずだった心臓をハン・ミンシクに移植しようとする理事長に反発しその心臓を盗んでしまいます。テサン病院では大統領候補であるハン・ミンシクの心臓移植手術を記者たちに公表し、執刀医であるソッカンは、世界ではじめて心臓移植を受けた大統領が誕生すると明言します。
最終回、スヨンと仲間の医療チームたちはテスが盗んだ心臓を受け取って、内緒でユンソの心臓移植手術を行い手術は成功します。逆に手術を受けることができなかったハン・ミンシクはこの事実を知り、理事長に激怒します。理事長は全ての責任をソッカンに負わせるために記者たちのもとに走りますが、その時病院内の放送を通じて理事長とハン・ミンシクの対話が流れ、いままでの悪行が暴露されます。録音はソッカンが秘密でハン・ミンシクのベットに仕掛けて置いたものでした。
理事長とソッカンは検察に送検され、ハン・ミンシクは政界から離れます。そして、テサン病院は正常に戻りますが、ソッカンはスヨンとテスに申し訳ない気持ちを込めた録音ファイルを渡し、テサンから去っていきます。ソッカンは小さな病院で働きながら保育園の子供たちの診察をしています。そんな彼の元をテスが訪れ、またテサンに戻ってきてほしいというメッセージを残していきます。テサン病院ではスヨンとテスが緊急手術を要することになりましたが、そんな時ソッカンが現れ二人と共に手術に参加することになり、ソッカンもテサンに復帰するのです。










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2 コメント

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Unknown (rabu722)
2021-01-19 22:39:29
寿栄さん、こんばんは^^
まだまだコロナの勢いが止まりません。
一日も早く制限されていることが
出来るようになるといいですね。
今年もよろしくお願いいたします。

オム・ギジュンさんは心から演じられる
俳優の一人ですね。
なんとなく、気になる人です・・・(笑)
ソッカン(オム・ギジュン)とテス(コ・ス)の
全力で生きる男の姿が良かったです!

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Unknown (寿栄)
2021-01-19 17:03:00
こんにちは😃7話迄視聴しました。コスもキジュンもクールで話に引き込まれてしまいます!キジュンは来日ミュージカルを観劇したことがあり、思い入れがつよいんです?……コロナでオコモリ中なので、良作のドラマを沢山視聴したいです(^。^)今年もどうぞよろしくお願いいたします‼️
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