憂鬱な4月

そこで起こり得る瞬間

秩父サイクリングだし

2009年10月04日 | 自転車

こんにちわ。
自転車の更新ばかりして、なんだかミステリの更新もしないとなぁ…と、日々悩みを抱える塩水です。

1月2日の更新を確認してみて、まだ今年の目標をひとつしか終了していないのですが、そのひとつ「秩父に自転車で行く」というかなり重要な項目でして、何とか先日行ってくることができました。

1年間自転車通勤をした効果がどれほどの物なのか、いよいよその真価が問われる!!!

出かけたのは9月6日。
出発は朝5時。
どれくらい時間がかかるか分からないが、午前中には秩父に着いておきたかったので早めの時間設定にしました。

前日にコントーアマックスツーリングに何か有った時の為に、携帯工具、輪行袋、エンド金具、スペアチューブ、雨具と「念のため系」のものをごっそり入れたのですが、今回は使わず終い…

●朝5時の出発
空はまだ白んでおりましたが、天候には恵まれそうです。
まずはコンビニでウイダーゼリーや飲み物を購入して一路西に向かいました。
所沢経由で行くのはサイボクハムのときと同じですね。



●16号
食事も含めて1時間30分ほどで16号に到着。
以前はここを北に向かい「サイボクハム」に行ったのですが、今回はいよいよここをまっすぐ進み、山に向かいます。



●20km地点
ここまでは何てことも無く到着。まだ気分もご機嫌です。
しかし自宅から20kmも走るともう山が間近に有るってのはいいですねぇ



●天気は最高
飯能市街を抜け、山に向かいひた走る。
天気もよく非常に気持ちのいい最高のシチェーションですね。
緩やかな上りでは有りますがペダルも快調。



●正丸駅
軽快にペダルを踏んでいたのもここまででした。

吾野駅までは上り下りを含め少しづつ登っていた感がありましたが、吾野から正丸の間は結構勾配もきつくなり、「これは厳しいな」等と考えながら、正丸駅で休憩。
バイクツーリングの人と談話しました。
人見知りする性格ですがこういうのも結構いいものですね。


●正丸トンネル
正丸駅を出発し少し登ると正丸トンネルがあります。このトンネルを通ると秩父まで一気に短縮でき、体力も温存できますが…

危険度は一気にアップします。

なので行きは、正丸峠を越えるルートで行きたいと思います。
少し上にガードレールが見えますが、そこを通ります。

正丸峠まで4km。 先は長い…




●正丸登り
前々から、不安だったのですが予感は的中です。
正丸まで疲弊していた自分の足は、この、ヒルクライムにとっては入門用の簡単な峠と言われる正丸峠への上りで一気に脚力を使い尽くします。




きつい事きつい事… 最初は一番軽いギヤなら何とかなるかななどと思っていましたが、カチカチカチと次々にギアが軽くなり

あっという間にインナーロウ(一番軽いギア)。

挙句の果てに、力が入らなくなり、スタンディングでもいっぱいいっぱい。
おまけに足が少し痙攣し始めました…

食べ物は結構取っているので、ハンガーノックではないと思いますが、完全に足が回らないので仕方なく、押して登りました。
ちょっと休憩したくらいでは全然回復しませんでしたが、押して歩いて、少し回復したら乗るといったことを繰り返します。

あのコーナーを曲がったら頂上かな?

あのコーナーを曲がったら頂上かな?


何度そう思ったことか…
ともかく、辛くて辛くてしょうがないのですが、同時に楽しくて楽しくてしょうがないのでした。
面白かった。今度はロードバイクで来たいですね。



●頂上
自分の貧脚さかげんに辟易しながらようやく頂上に到着時刻は9時。
峠に有る奥村茶屋は10時からなので当然開いてません。
こればかりは早めの出発が裏目に出ました…

今度は開店時間にあわせて行ってみたいですね。




ちなみにもっと空気が澄んでいれば新宿新都心の高層ビルが見えるのですが、この日は肉眼でうっすら見える程度でした。

さて楽しかったのはここからの下りです。
グネグネ曲がるのでトップスピードまでは到達しませんが、足を使わないで距離と時間を稼げるうえ、山の中の空気が気持ちよく、爽快な気分になります。

もっとも危険であると言うことを忘れてはいけません。
上りはきつく疲れますがスピードが出ないので、安全です。何かの関係で倒れたとしても、さほどダメージは蒙りません。
が、下りは何もしなくてもスピードがでます。スピードに乗った状態で、地面の石等につまずいたら…

下手をしたら命に関わる事故につながるのです。

●西武秩父駅
長久保の道の駅を素通りし、鮎の塩焼きを民家で売っていたので一匹食ってから…10時30分位でしょうか…到着です。


蕎麦食ってお土産買って帰る事にしました。
荷物はもうつめませんので、宅配にします。


●正丸トンネルの狭い側道
行きは正丸トンネルを避けて、正丸峠へ行きましたが、帰りは体力も考えて正丸トンネルを通ることにします。
しかしこの正丸トンネル… 見て分かるとおり、側道が非常に狭いです。
おまけに横を結構な速度で車や大型トラックが通ります。



怖いです。
事前情報で知っていましたが怖いです。テールランプなしでは考えられません。

入り口にある信号のおかげで引っ切り無しに車が来ることが無いのがせめてもの救いですかねぇ。


●出た
これほどトンネルを抜ける事で安堵したのは人生で初めてでしょう。




 ●ちょうど100km
飯能市街にて。結構気持ちのいい瞬間。



【総括】
●走行時間7時間7分
朝5時に出て夕方4時に戻ってきたので結構休憩しているのですね。
でも帰ってきたときにはめちゃくちゃ疲れたといった感じではなく、心地よい疲れが全身を覆っていました。

●走行距離122.42km
今までの最高距離は54kmでしたが一気に倍以上の距離です。
結構いけるもんだと思いました。今度は時間制限決めて、どこまでいけるかやってみたいですね。10時間とか面白そうです。

●平均速度17.1km/h
おそらく20km/hではないかなと思っていましたが、何ででしょう…地獄の正丸峠のせいでしょうか?

●最高速度46.7km
これが間違いなく正丸峠の下りでしょうねぇ…もしくは463号かなぁ…
まぁ最高速はあんま気にしてません。

いやぁ、楽しかったです。
自分の力で自転車で秩父にこれる事ができると知ったこともそうですが、ただ走ることがこれほど気持ちの良い事であったのか知れたのも大切な経験であったと思います。
今度来る時に自転車なのは間違いないでしょうが、ESCAPEかDEFY ADVANCED 3かは分かりません。
道中でも、脅威の激坂「子の権現」等も有りましたが、とりあえず目下の目標が「正丸峠で足をつかない!」に変わりました。

懸念…いや、違うな、期待していた筋肉痛も結局起こらず、筋力的には問題なかったのでしょう。
もしかしたら、ギアの使い方やポジショニング、走り方のペース配分を間違えていた可能性もあるので今後の課題とします。

…こうやってヒルクライムというMの世界にはまっていくのでしょうか?

何はともあれ無事に帰れてよかった。
次はどこに行きましょうか…



次回は未定ですが、ミステリの更新をできればと思っています。
しかし10月11日より昇進、フロア固定と色々変化がありますので、あまり偉そうな事はいえません。
仕事は大変になっていくでしょうし、それが無くては生活ができないので、がんばっていこうと思います。

ですが、こういった息抜きともいえる趣味の世界も大切ですからね。
どっちもがんばっていきたいですな。


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