憂鬱な4月

そこで起こり得る瞬間

北海道奇行第三回:こんなに美味いホッケがあったなんて

2008年05月22日 | 旅行記

サッポロルネッサンスホテルの朝は早い。
9時19分の北斗8号に乗らなくてはいけない。
とはいえ食事は大事です。
旭川ワシントンホテルのときもそうでしたが朝食はビュッフェ。
ビュッフェ最高。
これを二皿食べ、コーヒーも飲みます。




これが北斗8号だ!!スーパー北斗にも乗りたかった。函館方面は無電化区間なのでディーゼルで走ります。130km/h出すそうです。



列車に揺られる事3時間。函館に着いたら昼食ですが越前さんの希望通り函館朝市にある「うにむらかみ」に向かいます。

昼時なので非常に混んでおり並んでの食事。自分はうにイクラ丼、うに丼を注文した友人がいたので撮りました。

 

味は素晴らしいです。
うにの甘みが口の中に広がり、わさびの刺激と相成って絶妙なハーモニーを…って、ほめすぎかな。でも美味いのは真実。
ただ、非常に小さいのは残念。三杯は食えます。

次はホッケ。



トロホッケといい、脂が乗って素晴らしい。
正直今まで食ったホッケは何だったんでしょう?
なんというか呆気にとられる美味さ。

うにより美味しく感じた。

さて、食事を満喫した一向はお土産を購入します。
朝市(昼過ぎだが)の兄ちゃんがまた、口がうまい。まぁお土産目当ての客争奪戦でしのぎを削っているだけに百戦錬磨の戦士のような感じです。
自分は海産物は買いません、金無いし。
その代わりといっては何ですが、目的のマルセイバターサンドと職場の人へのお土産で白い恋人を購入。
ついでに試食したチーズケーキが美味かったので購入。結構な量になりました。

五稜郭に向かうために乗った函館市電。



路面電車という奴です。東京では都電荒川線で有名で、自分としてはチンチン電車といったほうがしっくりきます。
どっかのページで車やバスよりも断然環境に優しいといっていましたが、あたりまえじゃねぇか、電車なんだから。まぁ気持ちはわかるけど。
そんなんだったら自転車用に路面整理しなさい。路面電車よりもあるかに環境に優しい。日本以外の国は自転車レーンなんて当たり前だよ。


五稜郭に脇にのっぺり立っている五稜郭タワーに上ったのですが、
五稜郭の写真は無しです。

他で散々公開されていますので、せっかくですから五稜郭タワーから

下を覗いた写真を掲載。

何でこんな解像度低いのだろう・・・ああ、Gooblog標準サイズで登録しちまったか・・・まぁいいや。


んで、上の写真の右上に見える建物にあるラーメン屋「あじさい」のラーメン。

あっさり系の塩ラーメン。札幌ラーメンや旭川ラーメンに比べるとインパクトはないものの、麺の味が際立ち食材の味を楽しむ事ができるのではないでしょうか。味は普通だったけどね。

雨が降ってきたので早めに函館空港にタクシーで向かったのですが、その車内でドライバーの方から今年は暖かく桜が早めに咲いてしまいGWにはもう散ってしまっている旨の話を聞きました。
桜が綺麗な場所を通っていただいたのですが、もう何も咲いていなかったのが悔やまれます。

お土産売り場を冷やかした後にチェックイン。あとは帰るだけ。
空港にて…




写真はありませんが東京の夜景もなかなか綺麗でしたよ。規模がでかくて。

しかし羽田からの帰り、リムジンバスで池袋に向かった際に首都高を通ったときに思いました。
かつて営業をしていた頃、よく通った道なのですが、広大で、雄大な北海道の自然を見た後にこれを見ると不思議な感覚になります。
なんだか未来に来たような感覚です。
地上の道路の上に高速が走り、その上をさらに高速が走る。密集した都市の景観は土地利用の面など見ようによっては美しいのでしょうが、狭いスペースにめい一杯詰め込んだ結果のようにも見えます。
無茶な都市計画で迷路のように入り組んだ道路や、肩を寄せ合い上を目指すビル群は北海道では決して見なかった風景です。

どちらがいいのかは判りません、どっちにも長所や短所はあるのでしょう。とはいえ、このような不思議な気分も北海道旅行のお土産のひとつであるのは変わりありません。

何だかんだ言ってもやたら楽しい旅でした。
Blogの更新まで時間がかかってしまいました。その気になれば一日でできたのに、まさに怠慢。

次回はカーだね。予告してたし。

 PS:知床にも行ってみたくなったし、もっといろいろ自然を堪能したくなった。
   今回は食べ物ばっかりだったからね。


北海道奇行第二回 :食ってばっか

2008年05月22日 | 旅行記

2008年5月4日
早々と朝食を済ませ、本日向かうは北海道の中心であるところの札幌。高速をひた走り、最初の目的地である羊が丘公園に到着。
「‘Boys Be Ambitious’(青年よ、大志をいだけ) 」ウィリアム・スミス・クラーク博士で有名です。(虚無への供物でもでてきたな…)
志を大きく持てってことです。
「オネアミスの翼」でシロツグが宇宙軍の連中に言った言葉の方が自分の中では有名。



 流石に羊が丘というだけあって、羊が多いのですがカラスも多いのです。


ここで羊の乳のアイスを食べました、独特のあのにおいがなかなかによろしかった。


何だかこいつら遠めでカブトムシの幼虫のようにも見えます。
とはいえ、しきりに草をむさぼり食う様は見ていて気持ちがいいものです
泣き声はヤギに似ていました。




羊:脊椎動物門 哺乳綱 ウシ目 ウシ科ヤギ亜科の動物。

家畜の羊はムフロンから家畜化されたと考えられ、毛用種、肉用種、毛肉兼用種、毛皮用種、乳用種に分けられる。
北海道で主に飼われているのはコリデール種であり湿気に強い、代表的な毛肉権用種。
子羊も繁殖しており、多くの観光客の被写体になるのだが、近くにあるジンギスカンやが哀愁を誘う。




はてさて、大志を抱いたとしたらカレーですクラークもカレー推奨派でしたのでカレーを食べに行きます。
向かうは本郷通りにある「てら家」
自分はチキンカレーを食べましたがチキンうめぇ!!
コクのあるスープがたまらん。ここも美味しかったぁ~

食いかけの画像で申し訳ありません。



とりあえず、次はホテルに向かいジンギスカンを食べるためにレンタカーを返しに行きます。
その際、ジャガイモの送り先の伝票を持っていきますウハハ。

なかなかいい部屋でねぇの。
二部屋あるし、歯ブラシとかシャンプーとかの備品もしっかりそろっておりました。


さすがサッポロルネッサンスホテル。
浴室もでかいんだけど、写真撮り忘れました。
自分が帽子かぶってるのは羊が丘公園でのお土産。



電波塔時計塔などを経て、どんどん近づいています、気持ちも高まる。





サッポロファクトリーにて、これはいささか怖い。
子供は泣かないのだろうか…



ビール園に到着。


歩いた歩いた。
友人達が腹の減り具合がまだまだなので、ビール博物館を見ようと行ったので向かうことに。自分はしっかり腹が減っていて、食う気満々だったので、出鼻をくじかれちょっと不機嫌になりましたが。

素晴らしい展示物のおかげでご機嫌に。


キタコレ!!

もう、最高です。
飲み放題食べ放題のコースですが、もうね最高の気分でした。
ビール美味い、
ジンギスカン美味い、
友人達は面白い、
酒も入りみんな上機嫌。
テンション上がる上がる。


歩いて帰るのは不可能(酔ってたんで)なのでタクシーに乗ってホテルへ帰りましたとさ。
しかしである、その後友人達はかねてからの希望であったススキノに行くとの事

自分は金もないしっていうか風俗に金使うのいやだから、留守番して首藤瓜於著の『脳男』(第46回江戸川乱歩賞受賞作)を読んでいたのです。



二時間ほどしてからでしょうか、友人達が帰ってきました。
みな一様に元気がない、そんなにハッスルしたのか?いや、そうでもなさそうなのですが、何を聞いてもなしのつぶてで教えてくれませんし、自分は行かなかったので彼らに何があったのかは判りません。
行かなかった自分が教えてくれとせがむのはおこがましいのでそれ以上は聞きませんでしたが、気になります。


行けばよかったのでしょうか?行かないほうがよかったのでしょうか?
其れは行った彼らの心にのみあるのでしょう… 二日目はそんな感じでシャワーを浴びて寝てしまいましたよ。


北海道奇行第一回:意外と寒くねぇな…ん?

2008年05月22日 | 旅行記

2008年5月3日
いやはや、降りる時の方が耳が痛いってのが何とも。

さて、そんなこんなで旭川空港に降り立った我々ですが、北海道はでっけぇって聞いていたのに空港はちいさいべや、とまぁ変な感想はさておき予約していたレンタカー屋に向かいます。

GWの繁忙期のため1500cc、車種指定不可、パワソケ不明といささか不安な気持ちで向かった先はなんとプレハブ。
その目の前に何台もスイフトが並んでいました…
スイフトは乗ってみたかったんだけど、四人+荷物だしなぁ、とやややるせない気持ちでいたところどうやら乗る車はTOYOTAのアリオンである事が判りホッとしました。
1500ccでセダンだからパワーは無いけどね。

しかもなにやらお土産が付くと言う。聞けばキャンペーン期間中で10月くらいに取れる新じゃがを10kgそれぞれに送料のみで送ってくれるというではないか!!
総重量40kg!!OK!1500ccでOK!!

いきなりでかいお土産ゲット。10月~11月に届くそうなので楽しみです。じゃがバタとかカレーとかいろいろ期待できます。

そんなこんなで乗車し、一路北へと進路を取ります。
宗谷岬への「行き」は山側を通っていくので、オロロンオロロンとオロロン岩のような自分としてはさほど期待はしていませんでした。

が、面白いのです。

なんといってもまず我々を迎えてくれた雄大な大自然。本州の自然とは違う広大さがありました。
また川が素晴らしい。川というかまさにリバー
岸が低く川幅が広い。しかも木はまっすぐに伸びています。いやぁ広大だ。
道中バカなトークを繰り広げながらがんがん北に向かいますよぉ~

北海道で初めてみた飲み物。
不思議な味なのだ。
間違いなく乳酸飲料の味がするのだけれども、今まで飲んだものとは何か違う。
濃くて美味い。


とはいえ自然以外に見るものはなく宗谷岬に到着…寒いぞ!?


日本最北端の地という記念碑(?)が有ったのですが、よくよく考えるとその先にも若干陸地があります。
要はここが最北端じゃね?


はしゃぐ彼の奇行は悲しい結果を生みます。

!!


落とした


本体はアウトだろうけど、データは生きていたんだろうか…



体が冷えたのでラーメン。
有名な食堂最北端での最北端ラーメン。味噌ベースでちょっとピリカラ。
見た目のインパクトが凄まじい。なかなか美味しかったですよ。


気温は1度!どうりで寒いわけだ。ってそんなに低いわけないでしょう…
そんな中ソフトクリームを食べてご満悦の自分。

自分で言うのも何だが、なんともいい笑顔だ。



帰りはオロロンラインを経由。本当に何も無い。運転をさせてくれた友人達に感謝。
まっすぐな道、右を見れば広大な日本海…

ここを走りたかったんだ!!






そして運転交代などを経ながら、旭川に帰ってきました。時間にして20:00その足で旭川ラーメン村に向かいます。

会社の人が教えてくれた天金もここにあったのでよっていきます。
本店もあるのですが、梯子が困難になるのでこっちにしました。

天金にて大盛りを一杯。醤油味でかつおのダシが良く効いています。味は濃いめ。
疲れたときには最高のラーメンかもしれません。



腹に余裕があったので一蔵でハーフラーメンを食します。



その日の宿は旭川ワシントンホテル。まぁビジネスホテル。朝食はご覧の通り。


プロローグ~本州脱出

2008年05月22日 | 旅行記

やはり耳がツンとなった。

急激な加速の後、機体が斜めになる。
気圧の変化を如実に感じながら右の窓の外に目をやると、もう空しか見えていない。
目の先を右にスライドしていった東京の建造物ははるか足の下になっている。
今どんなルートを通っているのか、どこの上空にいるのかは判らないが、少なくとも日々仕事に汗を流し
、毎日電車に揺られていた東京からは離れていっているのだろう。

休日の旅行という久々の開放感とまだ見ぬ北海道に思いをはせ、隣の友人を見ると椅子に備え付けられた誌を読んでいた。
自分はと言えば二度目の飛行機という浅い経験から少なからず緊張していたのだが、おくびにも出さずに
羽田空港のコンビニで買ったお菓子を取り出した。

京急の中での広告で美味そうに紹介されていたこのストロベリー入りのパイのようなお菓子を、私は食い
たくてたまらなかったのだ――

 

の発端は友人のSAN-Gが彼の友人達と青森や広島などを旅行し、それがまたたいそうに面白かったという話を聞かせられたからである。

勿論面白い事が好きな自分としては、是非参加したいとの表明をSAN-Gを通じて彼の友人達に伝えてもらっ
た。

メールにて徐々に次にどこに行くかといった話が出てきたが、意外と行く先はすんなり決まった。

北海道だった。

期間は5/3~5/5のゴールデンウィーク真っ只中。
メンバーは自分こと塩水、友人SAN-G、その友人越前さん
、同じくSAN-Gの友人いとじゅんさんの四人。何度か会ったことはあるがこうして旅をするのは初めてのメ
ンバーばかりであった。

最初に決まったのが宗谷岬に行こうではないかというもの。となると自分としては是非日本海オロロンラ
インを通ってみたかったので、行きか帰りに通る事となった。

他にも羊が丘公園や五稜郭などの観光地も行く予定にはなったが、やはり食い物の事しか考えてなかったの
かもしれない。

北海道には美味い食い物が沢山ある。

ウニ、イクラ、ホッケ等の海産物、札幌ラーメンや旭川ラーメン、羊の肉を使ったジンギスカン。
その甘美でかつ神々しい響きを持ったそれらの神々はどのように待ち受けているのか。
我々に必要なのはカップルが行くようなデートスポットではなく明日への活力となる食べ物なのだ。
たんぱく質より分解されたアミノ酸によって筋肉をマッスルさせなくてはならない。
観光地なんて行かなくても死にはしないが、食べ物を食べないと死ぬのだ。
旅の醍醐味はその土地土地の魅力的な食べ物だと自分は感じている。

これは多くの旅行者達に肝に銘じてもらいたい。


工程は初日に旭川から宗谷岬まで行き、そのまま日本海オロロンラインを通って再び旭川に戻り、二日目は札幌。そして三日目に函館に行き、夕方羽田に帰ってくるという工程だ。
あれこれ調べはしたが、結構無茶な工程(特に初日)らしく。いささかの不安があったのだが、行ってし
まえばどうとでもなるだろうと思っていた。

そして5/3の朝、我々は東京の羽田空港に集合した。