ホテル屋日記

誰もが旅を楽しむことができるための情報を発信していきます。

小学生からの手紙

2005-01-29 14:25:14 | バリアフリー
会社の人事部からBF研究会に一通の封書が回ってきました。また、アンケートの類かなと思ったら違いました。まず,宛名が鉛筆書き。封筒には福岡市立某小学校の印刷が。????であります。
便箋を取り出すとこれまた少女チックなイラスト入りのデザイン。そこに鉛筆で書かれている内容は次のようなものでした。
自己紹介の後「総合学習でバリアフリーについて勉強しました。将来は障害を持つ人に役立つ職業に憧れるようになりました。でも、わからないことがあるので教えて下さい。1.ホテルに就職するのにどんなことをがんばりましたか? 2.障害を持つ人とどのように接していますか? 3.今の仕事についていてどう思いますか? お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします」。
う~ん、鋭い! 1と3については個人的な回答にならざるを得ないものの、2は難しい。一応接客のプロといわれるホテルマンでも一番悩むところなのでありますね。
とりあえずは本人と直接話してみたくなり学校に電話を入れ空いた時間に担任から電話を入れさせますとのこと。数時間経って電話がかかって来て最初に出たK氏が「電話かかってきたで、福岡の小学生や!」めったにないことなので職場でも興味津々なのですよ。
私も少し緊張気味に受話器をとり手紙の主と話します。周囲に先生やクラスメイトがいる気配。こちらが質問するたびに先生にお伺いをたてている様子。数分間の会話だったけど緊張と興奮という感じです。あちらもこちらも。
なぜ、福岡の小学生が大阪のホテルを選んだのかについては「インターネットで調べたら一番素敵だったから」とのこと。ホテルのHPには残念ながらバリアフリーのバの字も出ていないのでおそらくホテル検索サイトを見たんだろうな。
さあ、約束どおり早く返事を出さねば。

実は、もう一件質問しようとして止めたことがあります。「障害者の役に立つ仕事でなぜホテルを選んだの?」。愚問なのかも知れないと思ったから。彼女らの感覚ではホテルはそうとらえられているのだろうな。みんなにやさしくしてくれるところ、それがホテルだと。

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1 コメント

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バリアフリーの仲間です (S’)
2005-02-02 22:58:43
はじめまして!私は関東でバリアフリーリフォームを専門でやっているものです。検索してみつけ、過去の部もだいぶ見せていただきました。これからもちょくちょく見ますので、よろしくおねがいしますね。
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