旅先で知る銀行の身勝手

己の経営判断のミスを公的資金で尻拭いしてもらい、過去最高の決算を記録しながら債務処理を盾に法人税も払わない銀行という名の貸金業者。彼らが顧客、少なくとも個人客をいかに軽視した営業を行っているかは限りなく０に近い預金金利を見れば明白だが、最近旅先で彼らの個人顧客軽視を思い知らされてしまった。

Ｍ＋Ｔ銀行とＵ銀行が合併してできたメガバンク。私はその大銀行が運営しているカードローン”moｘｘt”を利用している。先日九州を旅行中に返済日を迎えたので小倉駅前でこの銀行の赤い看板を見つけ神経疾患で動きのままならぬ足を引きずりＡＴＭコーナーに行き着いた。ところが、ＡＴＭのメニュー画面にこのmoｘｘtに対応するキーがない。案内係に尋ねると「これは、元Ｕ銀行の商品ですので元ＭＴ銀行のこの支店では取り扱えません」、そういえば玄関にはいまだに元ＭＴ銀行、元Ｕ銀行のシールが張ってある。「それじゃ、この近所の元Ｕ銀行の支店を教えて欲しい」。「福岡市内の天神になりますが」。えーっ、Ｕ銀行ともあろう大銀行が百万都市北九州に支店を置いてなかった！シンジラレナーイ！！残念ながら天神に寄る予定も時間もない。moｘｘtに電話するとセブンイレブンかプロミスのＡＴＭでも可とのことだが、残念ながら列車の発車時間が迫っており小倉を離れた。結局その日は入金できず、最終的には大阪に帰ってからの入金となった。もちろん、しっかり遅延損害金も徴収された。いい加減にシステム統合してくれ！