裏 RjpWiki

Julia ときどき R, Python によるコンピュータプログラム,コンピュータ・サイエンス,統計学

貯蓄額倍増?

2019年07月23日 | ブログラミング

ご隠居さん,コンチハ。

ああ,はっつあんか。まあお上がり。

ちょっとご隠居さんにうかがいたいことがあるんですけど。

なんでも聞いとくれ。

「定年後に2000万円必要だ!」なんて言ってる人がいるんだけど,ホントですか。

まあ,ほんとのようなうそのような。なんだろね。

今,銀行の利率なんて雀も気の毒がるほど低いじゃないですか。

そうだねえ,昔は年利率 5% なんてときもあったんだが,今じゃ 0.2% なんてことも普通だねえ。

あっしが,今 100 万円持ってるとして,年利 0.2% の複利で預けるとして,元利合計が 200 万円になるのは何年後です?

おや,驚くねえ。100 万も持ってるのかい?

冗談言っちゃいけね〜。持ってるとしてといったでしょうに。

そうさなあ,年利 0.2% なら 350 年ぐらい掛かるな。

ご冗談でしょ。その前にテメーの命がなくならあ。

そうさなあ。

でも,ずいぶん早く答えが出ましたね。ご隠居さんの頭にはコンピュータでも入ってるんですかい。

いやいやそうではない。70 を年利のパーセント数で割ってやれば,二倍になるまでの年数がわかるんだよ。

年利を p パーセントとする,2倍になる年数を n として
(1 + p/100) ^ n = 2 を解く
n * log(1 + p/100) = log(2)
n = log(2) / log(1 + p/100)
  = log(2) / (p/100 - (p/100)^2/2 + (p/100)^3/3 - (p/100)^4/4 + ...)
  ≒ 0.6931472 / (p/100)
  ≒ 70 / p

70 割る 0.2 ですか。小数で割り算は,あっしの頭じゃ無理だ。

700 を 2 で割ってもいいんだよ。

はあ,それで 350 年か。

65 歳で定年のときに退職金を 1000 万円もらっらとして,年利 5% で預けても,2000 万円になるのは 14 年かかるな。79 際まで,1000 万円に手を付けなければということだがな。

所詮無理ですね。あっしなんか,退職金なんかないんですから。どうすりゃいいんです?

まあ,生活を切り詰めて,2000 万円など要らない生活をするんだね。

じゃあ,今と同じじゃないですか。

そうそう,高望みしないのが一番じゃ。ほっほっほ。

笑い事じゃねえや。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 土用ウナギの日 | トップ | ぼったくり宝くじ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログラミング」カテゴリの最新記事