quieto

喜怒哀楽。その全てが生きている証。

トラウマ

2005-02-07 02:29:48 | 
女が男を成長させる。
これは俺の持論。

今まで「遊び」の感覚で女と付き合った事がほとんど無く、
いつも本気で付き合ってきた。

何回も恋愛を重ね、
知識や感情が豊かになる。

満たす事と、満たされる事を知り、
嬉しさと、悦びを覚える。
そのような感覚を一緒に体験した彼女達には感謝している。


しかし、
過去の恋愛は「過去」であり、すべて終わりを迎えてる。

長い年月が過ぎれば楽しい思い出になるのだが、
終わりを迎えた時点では、
楽しかった思い出だけに心が満たされる事などありえない。

楽しく過ごした時間が嘘のように、
苦しい時間に支配される。
眠れぬ夜を何度も経験し、
猜疑心や、虚無など、負の心も覚えてしまう。



ふとした事で、
普段は隠れている負の経験が、
自分の中でトラウマになっている事に気付く。

トラウマをプラスに転じる事は容易ではない。
ただ1つだけ、
良い事だとこじつければ、
同じトラウマを持つ人の気持ちを理解できる。
・・・そんなものくらいかな。



もう20年くらい前の事・・・
一時期、トラウマを制するために、
気持ちを凍らして女と付き合った事があった。
思い出したくも無いほど最悪だった。
女が最悪だったので無く、
俺が最悪だった。
負の心を凍らすと、正の心も凍りつく。

この行為はトラウマを制したのでは無く、
トラウマに負けていたのだと後に気付いた。

それも、良い経験だったのであろう。
俺の中で「2度としない」という教訓として生きている。


誰かを好きになると、時々顔を出すトラウマ。
このトラウマも、自分の心の1つである事に間違いは無いのだから、
仲良く付き合っていくしかない。

とはいえ、
そんな事が出来るんだろうか?

心の筋肉も鍛えなければ。
精進あるのみだな。
がんばろ。