35回目の記念日

今日は曇りで時々雨が降るとの天気予報である。クーもココも暖かな居間で寝てしまい静かである。
今日は僕達夫婦にとって35回目の結婚記念日である。自分で言うのも可笑しいが、良くぞ持ったものだと感心している。家事全般出来ない僕は、彼女が居ないと生活が成り立たぬ。この35年間色々な事が起きたが、夫婦で協力して乗り越えられた。
最初は母と同居で、大病をした母を気遣い、病気になると看病も家内の役目であった。仕事に追われていた僕は、子育ても大部分は任せていた。何よりも心強かったのは、病気をしない事であった。真に「超」が付けても可笑しくない程である。今日までの35年間で臥せったのは、出産時だけである。今も息子の雑用まで手助けし、それを息子は当たり前だと思い、33歳にもなるのに甘えてくる。金婚式まで生きられそうもないが、区切りの今夜は寿司でも買って、夫婦だけのささやかな祝いの膳としたい。
夫婦が慰められるのは、クーとココと元気に育っている孫達である。