クーたんとココ君のお家2

我が家の可愛いねこのブログ

汚れのない瞳で

2013-01-10 09:02:25 | ねこ
クーを最初に抱き上げた時、その澄んでいて何物にも汚されていない瞳が美しかった。50歳を過ぎた僕は、仔猫のような澄んだ心を持っていない。俗世間の中で汚れ切ってしまっていた。実に羨ましい。ただ本能のままに住む家が、愛してくれる家族が欲しかっただけだろう。家内にもクーの心は伝わり、無心に眠る顔を見ていれば、クーが何を望んでいるのかが分かったのだろう。その夜、食事後ソファーに座ってくつろいでいると、突然クーが家内の膝に乗って来た。その時のクーは、愛する人とくつろげる家を得て安心したのである。抱いて家に入れてくれた家内に甘えたかったのだ。
クーは9歳を過ぎた今も、昼食後家内がくつろいでいると膝に乗り、うっとりとした目で家内を見上げ、胸を「ふみふみ」しだす。その時のクーは、最初の夜の事を思い出しているに違いない。
ねこの目は顔の3分の1位大きい。真ん丸で瞳は光線の当たり方で変化する。この瞳で見つめられると、嘘はつけなくなる。ねこの瞳は純粋で人の心を打ち抜く鋭さを持っているのだ。