血液検査のため年3~4回総合病院で採血して血糖値とHbA1cを調べています。
採血の結果が出るまで1時間くらいかかりますので、診察までの待ち時間を利用して院内のカフェで甘いココアを飲むのを密かな楽しみにしています。
採血さえ終えてしまえば検査結果に響きませんからこっちのもの、なんたって日頃甘い物を控えている身には至福のいっときです。
こんなことしていますから結果はいつも一進一退です。
しかし死ぬまで大好きな甘いものが存分に食べられないなんてほんとつら過ぎます。
誰かおはぎをいくら頬張っても血糖値が上がらない薬を早く作ってくれないかなあ・・・
ノーベル賞を3つあげても足りないくらい感謝するのだけど。
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さて本題です。
2008年100歳の大往生を遂げられた作曲家、服部正といえば何を連想されるでしょうか。
私が毎日お世話になっているのは氏作曲の「ラジオ体操第一」です。
運動不足を少しでも改善しようとパソコンのデスクトップ画面にショートカットアイコンを置いて、思いついたときクリックすると音楽が鳴ってすぐ体操できるようにしています。
ちなみに「ラジオ体操第二」は團伊玖磨作曲、「新しい朝が来た・・・」の歌いだしで始まる「ラジオ体操の歌」は藤山一郎作曲です。
ダーク・ダックス、中原美紗緒が歌うNHKテレビドラマ「バス通り裏」の主題歌もなつかしい曲です。
氏はマンドリン界にとっても大恩人です。
先日、服部正名作集(マンドリン合奏曲の自筆スコア集)が手に入りました。
A4版、215ページの立派な本で慶応義塾マンドリンクラブ三田会1995年発行、非売品ですのでこのような楽譜集が存在することを知りませんでした。
収録楽譜は
・KMCソング
・斑蝶(まだらちょう)
・迦樓羅面(かるらめん)
・「蝶々」を主題とする変奏曲
・「荒城の月」を主題とする二つのマンドリンの為の変奏曲
・海の少女
・落葉の踊
・鳥の組曲(鳥の目ざめ、鷺の歌、小鳥のロンド)
・海に寄せる三楽章
この本に収録されている曲は上記9曲ですが、巻末リストによりますと氏の作曲作品数は96曲確認されます。
慶大マンドリンクラブKMC(‘毛虫’なんて言う人もいます)の演奏会には良く聞きに行きました。
「次郎物語」は竹内マンドリン・アンサンブル第10回記念定演で私も演奏した思い出深い曲です。
「荒城の月幻想曲」は氏の著書「マンドリン・オーケストラのすべて」(音楽之友社、1977年発行)に掲載されています。
この曲は今年5月シチリア島タオルミーナで現地団と共演しました。
「旅愁を主題とする変奏曲」も良く演奏される曲です。
また、「演奏会用マンドリン合奏名曲集」5 (全音楽譜出版社、1966年発行)には氏の編曲で日本の歌曲12曲が収録されており、その演奏はクラウンレコードから同時発売されました。
この中で「野の羊」という曲は編曲ではなく作曲作品で、ユーモラスな歌詞の歌曲としても親しまれています。
氏の作曲・編曲作品はみんな親しみやすくおしゃれな感じがします。
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