参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

カミコントツゴウ

2011年07月27日 | Weblog
現在、国家プロジェクトで行われているのが「カミコントツゴウ」です。

 このカミコントツゴウとは、年金の紙台帳とコンピュータ記録の突き合わせ作業を示す業界用語で、マニフェストでの約束を受けて、昨年10月から国家プロジェクトとして進められています。

 カミコントツゴウは現在、年間2000億円の予算規模で、約1万9000人の雇用をつくり、全国29箇所で、競争入札で選ばれた民間委託形式で行われています。

 昨年度(22年)と今年度(23年)の2年で集中的にカミコントツゴウを実施して、約900万件もの「宙に浮いた年金」を何とかしよう、と日々処理が進められています。このカミコントツゴウによって、サンプル調査の結果を基にすると、約260万人の方の年金受取額が増えるとされています。

 そもそも、なぜ年金が宙に浮いているのか、過去の問題が今でも尾を引いています。

 例えば、厚生年金については昭和61年3月まで、国民年金は平成14年3月まで紙台帳で年金記録が保存されていました。その後、この紙台帳が電子化される時、コンピュータに誤って入力された等の事例が報告されています。

 他にも、窓口で現金で年金を支払ったはずなのに担当者が「盗んでいた」とか、あるいは意図的に標準報酬月額を低くされていたとか、多くの問題が発覚しています。

 しかしながら、こうした過去のウミを絞り出し、最後の最後まで年金記録を正確に調査して安心の老後を国民に提供することが政治の使命です。

 民主党政権になり、何が変わったのか。まさに、このカミコントツゴウがひとつの例です。まだ完全な成果は出ていませんが、少なくとも、来年の春には相当の結果が出るはずです。

 全国29箇所で日夜行われている「カミコントツゴウ」を陰ながら支援させていただきたい、そのように思います。

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