筑波大学付属視覚特別支援学校の宇野和博先生が議員会館にお越し下さいました。
宇野先生から「インクルーシブ教育」に関しての課題や、私自身、立法化に携わらせていただいた「拡大教科書」の現状など実に詳細な情報を伺いました。
その中で、私が驚いたのは、「大学入試センター試験には点字の試験問題があるけれども、拡大文字の試験問題がない」ということでした。
宇野先生によると、センター試験では10数年以上前から点字による試験問題が始まっているものの、拡大文字の試験問題については未だに実施されず、事実上「ナショナルスタンダード」となっているセンター試験が、あまねく受験生に平等な環境となっていないのだそうです。
原因はどこにあるのか、今後、検証が必要ですが、少なくとも、センター試験が受験生に対して平等な環境を提供していないことに疑問を覚えます。
今後、文教科学委員会の場を始め、あらゆる機会を見つけ、こうした問題の解決に注力させていただきたいと思います。
障害の有無にかかわらず、誰もが平等に「機会」を得られる社会づくりに向けて働かせていただきたいです。