「原子力規制委員会設置法の一部を改正する法律案」(原子力規制委員
会設置法改正案)を参院に提出しました。野党6党の共同提出で、私は党を代表して
その場に出席させていただきました。
この法案は、通常国会で6月13日に提出し会期終了により廃案となりましたが、
深刻な汚染水問題等が表面化するなか、収束から廃炉に向けた原子力規制委員会の監
視、監督及び技術等の強化が求められることから再提出致しました。
改正案の骨子には、(1)目的規定等で「廃炉」の明記、(2)現行法で規定され
ている審査会は「原子炉安全専門審査会」と「核燃料安全専門審査会」のみで廃炉の
安全性に特化した審査会がないので、「廃炉安全専門審査会」を設置、(3)現行法
には福島原子力発電所事故に係る原子力規制委員会の責務についての規定がないの
で、原子力規制委員会の責務の明記等が盛り込まれています。
私はマスコミの質問に、民主党もこの問題については党福島第1原発対策本部で
しっかりと議論しているところで、廃炉については将来的な方向性を含めてしっかり
と示す必要がある、と答えました。
引き続き、福島復興、そして東日本大震災からの復興に全力で取り組ませていただ
きます。