参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

平和主義を貫く

2013年05月03日 | Weblog
 日本国憲法は施行から66年を迎えます。

 わが国は、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重といった憲法の定める基本原理を実践しつつ、幾多の困難を乗り越え、平和と繁栄を築き上げてきました。

 これは勤勉と実直に基づく全国民の努力によってなし得た、世界に誇れる成果であると私は確信しています。

 私は、日本国憲法の三原則の遵守、憲法の保障する諸権利の実現を政策として実践するとともに、現行憲法が持つ平和精神を堅持していくことが必要であると考えます。

 昨年末の衆院選を経て首相は憲法改正への意欲を示しています。

まずは発議要件を現行の衆参両院の3分の2から、2分の1に緩和した上で、憲法九条の改正や集団的自衛権を担保するとしています。

 平成23年のデータによると、我が国の戦後生まれの人口は78%。

 戦争を知らない世代が多くなる一方、戦争を知る世代は、あの戦火を繰り返してはならないという強い信念を持ち、世界の平和を唱えています。

 ところが、昨今の我が国を取り巻く国際情勢が緊迫度を増し、いわゆるタカ派の意見が多くなり、状況が変化しつつあります。

 私たちは今一度、過 去の反省を踏まえ、武力ではなく対話による国際問題の解決に全力を傾注すべきです。

 国民の生命と財産を守る手段は、なによりも平和憲法の精神を堅持することです。

 私はこうした考えに立脚し、軽々に憲法改正をすべしとの意見に警鐘を鳴らします。
 
 『日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。』日本国憲法の前文では、こう高らかにうたわれています。
 
 私たちは先進国として、また民主主義国家としての自覚を持ち、対話による国際問題の解決を推進しながら、我が国の平和と、世界平和の実現を目指していかなくてはなりません。