我が国の航空産業のさらなる発展を目指すことを目的に「民間航空振興議員連盟
(民間航空議連)」を設立致しました。
最高顧問には元内閣総理大臣の鳩山由紀夫衆議院議員、会長には前国土交通大臣の
前田武志参議院議員、会長代行には元環境大臣の松本龍衆議院議員、そして事務局長
には、私、大島九州男が就任しました。
民間航空議連は、重厚な布陣の役員構成となっており、今後の議論に大いなる期待
が持てます。
設立総会となる初回の勉強会には、日本航空学園の理事長である、梅澤重雄様にご
足労いただき、我が国が抱える民間航空に関するあらゆる諸問題をお話しいただきま
した。
例えば、我が国において、例えば地方空港では「イベント」をすることが出来ず、
せっかくの資源(施設)が眠っているのだそうです。米国においては、地方空港では
週末になると航空ショーやお祭りなどが開催され、場合によっては打ち上げ花火まで
あり、地域と一体になって地域活性化をしているのだそうです。
しかしながら、日本では、空港敷地内では法令により”火事厳禁”であることから
花火が出来ず、敷地内で焼き鳥などの屋台すら出来ないそうです。
また、日本の地方空港は、そのほとんどが都道府県の管轄下にあることから「横の
つながり」がなく、航空学園としての”教育”に支障が出てしまうのだそうです。
今、日本では、LCC(ローコストキャリア)の登場によって航空機の需要が急激
に増加しています。しかしながら、その航空業界を支える専門的な人材育成が遅れ、
せっかくの活況をフルに生かし切れていません。
民間が持つ航空に関するノウハウを最大限に活用し、我が国の航空業界が国際的な
競争に打ち勝てるよう、民間航空議連として積極的な活動を展開していきたいと思い
ます。