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参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

治験が広がる

2013年07月01日 | Weblog


 このところ、IPS細胞を利用した網膜再生の治験開始やアルツハイマー病対策薬
のダウン症患者への治験開始など、新たな「治験」が始まっています。

 実は私が厚生労働委員会の委員として所属していたときにも「治験を各方面に広げ
るべき」という意見が多くありました。

 最近の治験の広がりは、あらゆる病を持つ患者やその家族にとって希望の光となっ
ていることと思います。

 例えば、ダウン症は、先天的な染色体異常が原因とされ、日本では1000人に一
人の割合で生まれるとの報告があります。

 ダウン症は成長期には心疾患や知的な発達の遅れがあり、成人する頃には引きこ
もったり、日常生活が難しくなるなどの症状が見られます。

 今回の治験では、これまで特定のアルツハイマー病に使われていた薬をダウン症患
者を対象に投与し、成人後の生活能力の低下を改善することが目的とされます。

 今後、こうした治験が実を結び、ダウン症の患者やその家族が、僅かではあっても
将来の不安を払拭することができ、QOL(クオリティーオブライフ)の向上に繋
がっていくことを期待したいと思います。

「いのち」を守るシートベルト

2013年06月28日 | Weblog

 国土交通省は、自動車事故の際に「いのち」をつなぎ止める装置であるシートベル
トの安全基準の見直しを始めました。

 シートベルトは交通事故の時に効力を発揮します。例えば、シートベルトをしてい
ない人に比べ、シートベルトをしている人は死亡確率が14分の1になると言われて
います。

 このようにシートベルトをしていれば、万が一の時には「いのちを守る」ことがで
きる可能性が高まります。

 ところが、高齢者の場合、視点が変わります。一般的に、人間は加齢によって骨密
度が低下し、少々の衝撃でも骨格に重大な影響が出ます。

 シートベルトに着眼すれば、事故の際、高齢者がシートベルトをしていても胸骨な
どに重大な損傷が起きる可能性があるのです。
 
 こうした観点から、国土交通省はシートベルトの安全基準を見直し、例えばシート
ベルトそのものにエアバックのような機能を持たせるなどの議論を始めています。

 今後、高齢化社会が進行していく中、高齢者が自動車乗車中に事故に遭った場合で
も、せめて「いのち」だけはつなぎ止める制度となるよう、微力ながら国会の場で声
を発していきたいと思います。

iPS初の臨床へ

2013年06月27日 | Weblog

 「iPS初の臨床へ」、この報道が相次ぎました。

 厚生労働省の「ヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会」が理化学研究所などが申
請していた網膜の再生移植についての臨床研究の実施を条件付きで了承したのが情報
源です。

 iPS細胞については、京都大学・山中教授のノーベル賞受賞によって一気に話題
となり、その将来性から様々な分野での応用が期待されています。

 今回の臨床開始は、網膜(眼球)の治療にとっては長年の願いであった分野とのこ
とで、早期の成果が待たれます。

 iPS細胞の研究は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や色素性乾皮症(XP)、脳性麻
痺(CP)、などの先進的で未来的な治療法として期待され、病に苦しむ患者やその家
族の希望の光となっています。

 今後、網膜再生移植の臨床研究を皮切りに、あらゆる病で苦しむ方々の根本治療に
発展し、だれもがQOL(クオリティーオブライフ)を享受できる社会となるよう微
力ながら支援をさせていただきたいです。

HPCI計画

2013年06月26日 | Weblog


 HPCI=ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ、つまりスーパー
コンピュータ(スパコン)のことです。

 HPCIは時にその国の技術力を示す一つの指標として、「日本のスパコン『京』
が世界一に!」などと報道されます。

 折しも、6月17日、世界のスーパーコンピューター性能ランキング「TOP500」が
更新され、日本のスパコン『京』は、中国の「天河2号」、米国の「タイタン」、米
国の「セコイア」に続き4番になってしまいました。

 実は時同じくして、文科省が2020年の完成に向け、神戸市の理化学研究所を舞
台に『京』の100倍の処理能力を持つスパコンの建設に向け動き出すのです。

 スパコンは、動物の遺伝子解明(ゲノム)や気候変動調査の分野で卓越した性能を
発揮し、ただ単に「世界1だから」というレベルの話ではなく、科学技術の発展にお
いて重要な存在です。

 日進月歩のスパコンではありますが、今後も日本の技術が世界の最先端を走り、技
術立国ニッポンの象徴的な存在であることを願うところです。

HPCI計画

2013年06月26日 | Weblog


 HPCI=ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ、つまりスーパー
コンピュータ(スパコン)のことです。

 HPCIは時にその国の技術力を示す一つの指標として、「日本のスパコン『京』
が世界一に!」などと報道されます。

 折しも、6月17日、世界のスーパーコンピューター性能ランキング「TOP500」が
更新され、日本のスパコン『京』は、中国の「天河2号」、米国の「タイタン」、米
国の「セコイア」に続き4番になってしまいました。

 実は時同じくして、文科省が2020年の完成に向け、神戸市の理化学研究所を舞
台に『京』の100倍の処理能力を持つスパコンの建設に向け動き出すのです。

 スパコンは、動物の遺伝子解明(ゲノム)や気候変動調査の分野で卓越した性能を
発揮し、ただ単に「世界1だから」というレベルの話ではなく、科学技術の発展にお
いて重要な存在です。

 日進月歩のスパコンではありますが、今後も日本の技術が世界の最先端を走り、技
術立国ニッポンの象徴的な存在であることを願うところです。