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参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

みかんをめぐる国内情勢

2013年08月07日 | Weblog


 このほど、16府県の知事で構成される「全国みかん生産府県知事会議」が『かん
きつ産地の体質強化に関する提案』をまとめ、公表しました。

 みかんは身近な果物として広く普及していますが、実は多くの課題を抱えていま
す。

 まず、みかんを生産する農家自体が減っていることです。

 産地では、いわゆる担い手不足が深刻化しており、その影響から耕作放棄地が増加
の一途をたどっています。みかん畑は、山林の傾斜地を利用することから、実は山林
等の国土保全にも大きな役割を持っており、耕作放棄地の増加は見過ごすことのでき
ない課題です。

 また、近年、若年層において食の簡便化(かんべんか)が進み、みかん等のかんき
つ類は「皮をむかなければ食べられないので面倒」という点から消費が伸び悩んでい
るそうです。

 そこで、ガンや生活習慣病の予防に一定の効果があるとされているかんきつ類の消
費を伸ばす方法として、学校での食育を推進してみてはどうか、との提案もありまし
た。

 そのほかにも、燃料代の高騰によってハウスみかん農家の経営が圧迫されている、
TPP交渉における立ち位置が不明確なので不安、鳥獣対策強化要請などの意見表明
もされています。

 このように「みかん」ひとつを例に挙げてみても、実に多くの課題が山積している
ことに気付かされました。

 微力ながら、こうした課題の解決に尽力させていただきたいです。

参院選 最終日を迎えて

2013年07月20日 | Weblog


 7月4日にスタートした参議院選挙は、明日投開票を向かえます。

 この選挙戦、私は皆様にお支えいただき、おかげさまで元気に本日を迎えることが
できました。

 応援して下さいました皆様方に心から感謝の気持ちを伝えさせていただきたく思い
ます。

 さて、日本は岐路に立たされている、そう思います。

 周辺諸国からの領土に対する圧力を背景とした「国防意識」が高まり、総理は憲法
を改正した上で、集団的自衛権の解釈変更や、自衛隊を改組して国防軍とするなどの
議論を展開しています。

 人と人とが武力によって互いの主張を争う戦争は、お互いの「全て」を失ってしま
います。

 私たち日本人は、先の大戦によって多くのことを学んだはずです。

 今こそ私たち日本人は、武力による問題解決ではなく、対話による問題解決を世界
に呼びかけ、実践していくべきなのです。

 一人ひとりの「いのち」を尊び、ひとりでも多くの国民が「平和」の意識を高め、
家庭、国家、社会、そして世界の平和境建設のため邁進されんことを祈ります。

 では、最終日、よろしくお願い申し上げます。

山口仙二さん逝く

2013年07月07日 | Weblog


 14歳の時、長崎の原子力爆弾で被弾し、闘病生活を繰り返しながらも核廃絶を世
界に向けてうったえ続けた山口仙二さんが昨日ご逝去なさいました。

 山口さんは、学徒動員先の長崎市内の兵器工場で被爆し、全身に大やけどを負いな
がらも奇跡的に命は取り留めました。しかしながら、その後、被爆の後遺症に苦しめ
られ、全身のだるさ、皮膚の異常などあらゆる原因不明の病気に悩まされ続けます。

 しかしながら、山口さんは、自らが経験した原子力爆弾の惨さを語り継ぐ運動を開
始します。

 「ノーモア広島、ノーモア長崎、ノーモアウォー」という山口さんの魂の叫びはあ
まりにも有名です。

 最近ではエジプトの混乱に見られるように、世界をめぐる情勢は緊迫の度合いを増
しています。

 私たち日本人がすべきことは、戦争の経験を忘れることなく、二度と戦争をしては
ならないんだという決意を新たにし、山口さんの思いを全世界に語り継ぎ、世界の平
和を実現していくことだと思います。

 山口さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

警察官、看護師になりたい子どもが増える

2013年07月06日 | Weblog

 第一生命保険が5日発表した小学生までの子どもたちを対象とした調査を公表しま
した。

 調査項目は「大人になったらなりたい職業」。

 例年、子どもたちがなりたい職業の第1位は男児がサッカー選手、女児が食べ物屋
さんで安定していますが、2位以降は時代を映す鏡となっています。

 今回の調査で際立ったのが、東日本大震災を目の当たりにした児童が、警察官や消
防士、救急隊、お医者さんになりたい、と答えたことです。

 実は大人においても同様の調査結果が複数あり、東日本大震災発生時の自衛隊の救
出活動が高く評価され、自衛隊人気が上がっています。

 このように、今「いのちを大切にする」職業が人気となっています。

 東日本大震災のような大災害はもとより、今後進行していく高齢化に対応する社会
づくりの基本は、やはり「いのちを大切にする」ことです。

 なによりも「いのちを大切にする社会」が国家の基本でなくてはなりません。

 子どもたちの純真な思いを次世代の日本の社会づくりに反映できるよう、引き続き
国政の場で仕事をさせていただきたいです。

明日から決戦です

2013年07月03日 | Weblog


 明日から参議院選挙が始まります。

 決戦を前に、私の持論「剣山型社会」について述べさせて下さい。

 若者の失業率が高く、せっかく大学を卒業してもニート・フリーターになってしま
う、こんな報道が相次いでいます。

 この背景には何があるのでしょうか。

 私は、今の社会が「ひとつの山を登る」だけの仕組みになっていることに問題があ
ると考えます。

 周囲と同じように、それなりの高校を卒業して、それなりの大学を卒業し、そし
て、それなりの社会人になる。果たしてこれが正しい道なのでしょうか。

 例えば「寿司職人さんになりたい」、「美容師になりたい」、「デザイナーになり
たい」、こうした夢を持っている若者が大学に行く必要は必ずしもありません。

 むしろ、中学卒業と同時に職人の道を歩んでも、あるいは高校卒業後に専門学校へ
進学してもいいと思います。

 私は、「ひとつの山を登る」のではなく、花を生ける剣山のように、同じ高さにた
くさんの頂点があり、それぞれにひとつ一つの輝きがある「剣山型社会」が必要であ
ると考えます。

 私たちはこの世に「ひとつのいのち」を授かり、一人ひとりが何らかの役割を持
ち、社会の一員として「生かされて」います。

 今こそ私たちは、一人ひとりが社会の一員であるということを再認識し、お互いを
認め合い理解し合う「いのちの大切さ」について深く考えなくてはなりません。

 この選挙戦、皆様おひとりおひとりにお目にかかって、いろいろなご意見をいただ
けますようお願いを申し上げ、選挙戦間近のブログとさせていただきます。

 明日から、全力で走り抜けます!