第183回国会(常会)は、1月28日に召集され、明日、6月26日までの15
0日間の会期で開催されています。
昨年末の衆院選を経て国会内では、当初、与党は旧態依然とした政治を行うのでは
ないかという警戒感が広がり緊迫したムードに包まれました。
アベノミクスなる言葉が先走りしして、富裕層だけが恩恵を被る政策判断がなされ
庶民不在の「期待政治」が始まったのも事実です。
なかでも、憲法第96条の緩和を行い、いわゆる2分の1、を実現することにより
憲法を改正することが世の中の流れであるとされてきました。
しかしながら戦後、日本憲法は「改憲の必要なし」との世論の中、改憲議論がなさ
れることなく、平和国家ニッポンが存在してきました。
世界の先進国を見ても西欧諸国の例で明らかなように、憲法改正には国会の3分の
2の議決が求められます。
日本憲法は、変える必要がなかったのか、変えるタイミングがなかったのか、など
様々な議論があります。
私は、今日の日本憲法は「憲法の平和精神」を語っているように、変える必要がな
い憲法なのだと確信します。
国会最終日を迎え、憲法のありがたさを再考するとき、現憲法が「変える必要がな
い」大切な憲法であると主張したいです。