ぴょんぎんのおうち日記

ヘーベルハウスで完全分離型2世帯住宅を建てました。
ぼちぼちペースですが、よろしく!

優しい作り

2006-07-18 23:09:22 | 親子百景
先日、ぴょんぎん母が来たときのことです。

ぴょんぎん母はパーキンソン症候群と脳梗塞をわずらっていて、自由にというか健常者のように体を動かすことができず、要介護な状態です。
でも薬が効いている1~2時間ほどはボチボチ動けるのでリハビリもかねて「自分一人でまずやってみる」方針を採用しているぴょんぎん両親。

母「お手洗い行くから体を支えてちょーだい。」
ぴ「ほいほい、ダイジョウブ?辛くなったら呼ぶんだよ。」

リビングで待つことしばし、母の声が廊下から聞こえてきます。

母「扉を開けてちょーだい。」

あら?どうしたのかしら?と思いつつ、扉を開けに行ったら・・・
なんと、母がハイハイしながら戻ってくるではないですか

母「ここは扉の下の段差が小さいから歩きやすいわ。床とか壁の下の部分に出っ張りがないから怖くないし。」

うーん、気がつかなかった、そこまで。。。
前に、「引き戸は開けるのは楽だけど、そこで止まらないから支えにならなくて怖い。むしろ開き戸でノブが丈夫な方が安心。」と聞いていたので、引き戸にこだわらなかった我が家。
母を引き取ることも念頭に入れて、色々気を配ったつもりだったのに。

これから子育て(するのかな?)、親の介護、自分達にも何が起こるかわからない、そんな家族の色んなことに優しい家、暮らし方って何だろう。
しみじみと考えたのでありました。


追記:そうはいいつつも、やはり出来ること・出来ないことがあるので・・・
   父の分担~料理(火や刃物が危ない)、お皿洗い(皿を落とすと危ない)
   母の分担~掃除(細かいところは父)、洗濯
   となっているようです。
   一番は「楽しくすごすこと」なので、
   我が家の仕様を決める際「母が遊びに来たいと思う家」が
   ちょっとしたポイントでした。

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8 コメント

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バリアフリー (kie)
2006-07-17 11:18:27
自分が元気なときは、なかなか本当にどこに何が必要なのかわからないことってありますよね。わが家の場合は手すりなど後付用に補強はしてもらいましたが、結構取ってしまったものがいっぱいあるので、結構考えさせられる話でした。

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バリアフリー☆ (aki)
2006-07-17 12:55:55
ぴょんぎんさん&うぃるたさんこんにちは~☆



バリアフリー、大切なことですね。

普段は気になりませんが、いざという時、身につまされる問題ですね。お母様にとって生活し易い仕様が、本物のバリアフリーですね。

うちは、標準(幅狭)階段だらけ、しかも2階リビングでエレベーター無しですから、バリアフリー仕様とは程遠いです



3年前には、ハートビル法(http://www.normanet.ne.jp/~ww101765/main/shirase/heart.html)も施行されて、少しずつではありますが、外出しやすい環境整備が定められていますね。

今は、不自由がある方もどんどん外の活動に参加できる時代。自宅のバリアフリーと共に、買い物やお散歩がしやすい環境整備が早く進むことを願いたいですね
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ばりあふりー (あひる)
2006-07-17 13:41:49
ぴょんぎんさん、こんばんは~

お母様、大変な病気なのですね(><)

要介護とのことですが、自力でがんばろうとするあたり、泣けますね。。



ぴょんぎんさんのママさんも無理せず、辛いときは家族に甘えて、やる気になったときはがんばって。障害の具合によって、だいぶ変わりますよね。。



そのうちユニバーサルデザインのヘーベルが出るかな?なんて・・
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優しいお家 (ヌシ)
2006-07-17 21:43:48
ぴょんぎんさん、こんばんは☆



お母様、大変なご病気なんですね。

でも、それでもお掃除とか頭が下がります。

優しい家って、とても大切なことですよね。

設備を豪華にするよりも、そういう将来のことをちゃんと考えることに、もっと頭を使わないといけないんだ。

引き戸・・・私は絶対に引き戸の方が将来楽だと思っていたのですが、そういう欠点もあるとは、やはり当事者でないと解らないことなのですね。勉強になりました!



それから、リンク、ありがとうございます。

私もお願いします。

が・・・ぴょんぎんさん邸って、キュービックじゃあないんですよね???

クリスマスOFFの時に、変わったような事をおっしゃってましたが・・・
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バリアフリーって (midori)
2006-07-19 14:28:58
先日はBLOG書き込みありがとうございます♪



10年ほど仕事で要介護者の方のお宅を訪問していたことがあり、そのときの経験を結構家づくりには生かしました。我が家は子育て中&二世帯ですから…幸い両親はまだ60代前半で健康に暮らしていますが。



妊娠中、玄関やお風呂・トイレの手すりがどれほど役に立ったか(回想&泣)。。。、というか役に立つだろうな、と、前の妊娠の経験から、想定していました(笑)。



両親の兄姉たちが遊びに来ても、親世帯リビングからトイレまでの導線、今は手すりはつけていないですが、なくてもなんとかたどっていけるようですし、親世帯トイレは使いやすいようです。



若い(?)我々だって、いつ手足の自由を奪われるかわかりませんしね。



「母が遊びに来たいと思う家」…大事なことですよね。お母様の行動範囲を広げ、残存する機能を活用できる生活。全てやってあげる・もらうのではなく、ちょっとした工夫で自分でできる・自立した暮らし。お母様のこれからを応援できるおうちのようで、素敵ですね。





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Unknown (ぴょんぎん)
2006-07-21 21:33:27
kieさん

後付け用に補強してあるならば大丈夫♪

介護用品や設備はどんどん進化しているから、kieさんが必要になる頃にはもっといいものが出てきているでしょうし。



akiさん

そんなぁ、我が家も幅狭階段にエレベータは準備室止まり。バリアフリーが行き届いているとは口が裂けても言えません(^^;

負担にならずに出来る範囲でやっていこうと思ってます。

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Unknown (ぴょんぎん)
2006-07-21 21:41:04
あひるさん

いやいや、浮き沈みの激しい母ですよ(^^;

まぁ病歴が長いので、折り合いのつけ方を家族全員で学んできたという感じです。

ユニバーサル・ヘーベル、期待しちゃうなー。

でも狭小で実現してくれないと我が家じゃ採用できないな(^^;



ヌシさん

大変・・・なのかなぁ、やっぱり。

でもあんまり普段は思ってません。「ちょっと不便」くらいで。

「優しい家」にしていると、家に助けられて自分も優しく暮らせそうな気になるんです、なんて他力本願(^^;

こちらこそ、リンクをありがとうございます♪

そうそう、うちは結局キュービックになったんですよー。
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Unknown (ぴょんぎん)
2006-07-21 22:37:18
midoriさん

おぉ~、こちらこそヨウコソです♪

そう!妊娠中や怪我をした時ってバリアフリーの設備が役に立ちそうですよねー。

子育て中はいかがですか? むしろ手すりとかの出っ張りが邪魔になってしまうのかしら?

高齢者や要介護者に優しい家って、みんなに優しい家だと思うんです。みんなが優しい気持ちになれる家になればいいなー、なんて。
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