海外紙が賞賛したハイパーレスキュー隊の記事と菅総理の発言

恐らく、ＮＹＴｉｍｅｓの記事だろうが、大分、誤解していて、あたかもハイパーレスキュー隊が
放射能の線量も計測しない捨て身の決死隊のように書いている。

実際は、インタビューからもわかるとおり、もっと科学的にアプローチしていて、隊員の安全を確保しつつ
しかし任務を全うする、というところに立ち向かう困難さがあるわけで、寧ろ、その事を記事にして、
よくやったと賞賛してもらいたい気がするが、、、

しかし、コメント欄には、わが身を省みないということに賞賛の嵐なので、そこは良しとしたい。
http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16workers.html
http://www.nytimes.com/2011/03/20/opinion/20kristof.html


問題なのは、このコメントと同じレベルの菅首相の発言が合い継いでいる事だ。

東電社員に向かって「撤退などあり得ない。あなたたちしかいないのだから、覚悟を決めて」と怒鳴りつけたり、防衛大の卒業式で「わが身を返りみない自衛官を誇りに思う」と訓示したり。

一般の市井の人が、レスキュー隊や東電社員、自衛官の個人の勇気を賞賛するのは構わないが、指揮をとる総責任者は、もっと合理的に指揮をとってもらいたいと思うものだ。

これでは正に特攻隊を出しているようで、全体を掌握力して、安全確保をする指揮能力がないと思わざるを得ない。

非常に残念だ。