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福島原発事故に対する米軍の支援 =無人偵察機による現場撮影を開始 

2011-03-17 23:47:27 | 日記

高放射能の為、作業員が現地に近づけず現状を確認できない困難な状況が続いていることから、日本政府が米軍に無人偵察機による情報の収集を依頼したことが明らかになりました。

現地で実際に苦労されている東電関係者、警察関係、自衛隊関係の皆さんの努力には、本当に敬服し感謝するばかりです。 ただ、高い放射能事故の為に人間が近づけず、原子力施設の事故の対処に並々ならぬ苦労をした過去の経験から、原子力発電の関係者は一体、何を学んできたのか、本当に疑問に思います。

原子力発電の運用には、万全の信頼性が求められます。 その運用の信頼性を高めるための努力というのは、日本人は得意なのでしょうが、万が一の事故が起こった場合の危機管理がまったく、改善されていません。 相変わらず、身体的危険を賭した、個々人の超人的な献身と努力に解決策の成否が委ねられているのでは、太平洋戦争の時の日本軍と全く変わりません。

今回の福島での原発事故を契機として、日本の原子力発電所のリスク対処として、日本の技術力の総力をあげて、改善してもらいたいと思います。 たとえば、どんな環境でも目的地に近づいて現況の映像を伝送できるロボット(人型に限らず)や、ある種の復旧作業ができるロボットなど。

今、世界では原子力発電を推進しようとする動きに、見直しの機運が高まっています。実際、今回の福島原子力発電所の事故対策に見られるような、現場の作業者も含めた、細心かつ正確な復旧作業を期待できる国は少ないでしょう。 原子力技術者だけの知恵ではなく、日本の技術を集めれば、より高度で、高い安全性を実現できる運用が可能になる、と信じています。

今回は米軍のテクノロジーに助けてもらうにしても、この経験を糧として、より高い技術開発が発展していくことを願っています。 (もちろん、今は、こういう事よりも、現実に進んでいる事故を回復するということが最優先ですが。)

画像は、今回使用される無人偵察機「グローバルホーク」


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