1986年
昨季は投手を除く若手が伸び悩んで首脳陣を嘆かせたが、山中ばかりは例外といってよかった。90試合の出場で打率2割7分6厘、6本塁打、22打点は、一昨年の64試合、1割7分5厘、本塁打ゼロ、14打点に比べると大きく様変わり。「目標とした100試合出場にこそ届かなかったが、ほかの数字は大幅に上がった。満足のいくシーズンでしたね」ベストナイン捕手の達川を追い越して活躍だけに満足は当然だったろう。この山中にとって昨季は励みになる材料が多かったとか。一昨年の契約更改で年棒が倍近くもアップした。PL学園高で同期の小早川が新人王になった。技術的には「一昨年、守備面ではやれるとの感触をつかみましてね。あとはバッティングをしっかり練習すればと、必死で取り組みました」地元広島にいる時はもちろん、遠征先の宿舎でも、球場に行く前に特打ちを欠かさずやってきた。「これだけやったのだから打てないわけがない」というほどの精進が実って、さすなに採点の辛い内田コーチも「本当によくやった。体の軸がしっかりして、バットの出にくかった内角も打てるようになった」と称賛していた。とはいっても本人は無論、これで100㌫と思ってるわけではない。昨秋の日南キャンプでは「もう一度、気持ちとフォームを白紙に戻して、一から出直し」と必死で練習に取り組んでいた。そればかりではない。投手の人たちとじっくり話し合って、それぞれの性格を把握し、よりいいものを引き出そうと、いたって前向き。「バッティングではもっと瞬発力をつけて、野手の間をライナーで抜けていく打球を打ちたいし、守備面では投手が少しぐらいモーションを盗まれても盗塁を阻止出来るスローイングを身につけたい」という。今季の目標は「打率3割、本塁打ふたケタ」とか。「とにかく昨シーズンをすべての面で上回る成績をあげたい」とキッパリ。チームでは高木と人気を二分するといわれる24歳は、口にこそ出さないが、狙いはぴたり正捕手の座にある。
昨季は投手を除く若手が伸び悩んで首脳陣を嘆かせたが、山中ばかりは例外といってよかった。90試合の出場で打率2割7分6厘、6本塁打、22打点は、一昨年の64試合、1割7分5厘、本塁打ゼロ、14打点に比べると大きく様変わり。「目標とした100試合出場にこそ届かなかったが、ほかの数字は大幅に上がった。満足のいくシーズンでしたね」ベストナイン捕手の達川を追い越して活躍だけに満足は当然だったろう。この山中にとって昨季は励みになる材料が多かったとか。一昨年の契約更改で年棒が倍近くもアップした。PL学園高で同期の小早川が新人王になった。技術的には「一昨年、守備面ではやれるとの感触をつかみましてね。あとはバッティングをしっかり練習すればと、必死で取り組みました」地元広島にいる時はもちろん、遠征先の宿舎でも、球場に行く前に特打ちを欠かさずやってきた。「これだけやったのだから打てないわけがない」というほどの精進が実って、さすなに採点の辛い内田コーチも「本当によくやった。体の軸がしっかりして、バットの出にくかった内角も打てるようになった」と称賛していた。とはいっても本人は無論、これで100㌫と思ってるわけではない。昨秋の日南キャンプでは「もう一度、気持ちとフォームを白紙に戻して、一から出直し」と必死で練習に取り組んでいた。そればかりではない。投手の人たちとじっくり話し合って、それぞれの性格を把握し、よりいいものを引き出そうと、いたって前向き。「バッティングではもっと瞬発力をつけて、野手の間をライナーで抜けていく打球を打ちたいし、守備面では投手が少しぐらいモーションを盗まれても盗塁を阻止出来るスローイングを身につけたい」という。今季の目標は「打率3割、本塁打ふたケタ」とか。「とにかく昨シーズンをすべての面で上回る成績をあげたい」とキッパリ。チームでは高木と人気を二分するといわれる24歳は、口にこそ出さないが、狙いはぴたり正捕手の座にある。
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