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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

槌田誠三

2012-03-11 13:06:13 | 日記
1977年「ヤクルト時代」
・今年からヤクルト入りした槌田が念願の開幕一軍切符を手にした。移籍当時から槌田はヤクルトの戦力を冷静に分析していた。「外人は足と肩が弱い。その間げきをつけば、レギュラーになれる」やがて満34歳になるが、幸い肉体だけは20台の若さを保ち続けている。自主トレから、がむしゃらに練習をやった。もともと巨人時代から練習の虫であった。広岡監督は、槌田のガッツを買った。常にスマートな野球を身上とする広岡監督も、他のナインにはない槌田のひたむきさにホレた。キャンプ打ち上げ寸前にコンバートされた三塁も無難にこなした。が、時間がたつにつれ調子を出してきたベテラン・船田にポジションを奪われた。オープン戦後半は、再び外野に逆戻りだ。外野は三つのポジションに両外人と若松、福富、伊勢、山下ら7人の侍がひしめいている。しかし開幕戦から広岡監督は1番右翼・槌田の起用を決めた。「新人の気持ち?よせやい。でもな、本当に楽しく野球をやっているよ」11年目で花を咲かせた万年補欠だった男の喜びである。


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