1978年シーズンオフ
・「女房」が性転換手術で「亭主」になった?ナンダ!と驚きの声をあげるかもしれないが、実は笹川博捕手「23歳」が、女房役を返上して、何と、亭主である投手のコンバートに励んでいるのだ。発案者は別当監督だ。秋季練習中の先月「10月」下旬、突然、笹川にこう、きり出したのだ。「オイ、笹川よ、ダメでもいいから、ちょっと投手をやってみないか」笹川といえば「強肩」ではチーム内でも、福嶋をしのぐといわれる。別当監督も、このへんに目をつけたのだ。もちろんこの提案に笹川は、ビックリ仰天。「監督、冗談はよしてください」と・・・。ところが、これは冗談ではなかったのだ。別当監督は笹川にいう前に、すでにコーチ会議の席上で、「笹川のコンバート」を提案し、了解をとっていたのだ。それゆえ、笹川に言い渡すと、ミットをハク奪し、無理やりグラブをはめさせ、ブルペンに立たせたのだ。まだ、10日あまりの「試運転」だが、それが結構、サマになっているのだ。10月31日から横浜スタジアムで大洋との合同練習に入っている中国棒球団のメンバーは、笹川のピッチングに「巨人のファームの選手より速い。これはすごい」と、ビックリするほど。配置転換の経過はなかなか順調だ。大宮高校からプロ入りして7年目。強肩、強打が売り物だが、キャッチングの拙さが目立って今ひとつ、大きくなれなかった。これまでにも、何度か外野手転向、内野手転向と話しはあったが結局は器用貧乏で終わった。ところが、「7年目の浮気」ではないが今回の投手コンバートは中々スジがいい。「監督が与えてくれたチャンスですから、不慣れだって、死に物狂いで頑張りますよ」目下、稲川、山根両コーチのもとで、毎日100球近い投げ込みやカーブ、シュートと変化球がなかなかいい。187センチの長身から投げ下ろす速球も威力は十分と、コーチ陣もまずまず。かって、捕手から投手に代わった例は2リーグ分裂前の多田文三氏「巨人ー近鉄」と服部受弘氏「中日」の2人だけ。最近では珍しい。「来年のオープン戦でデビューさせたい。それまでに、ものにしたい」と別当監督。果たして性転換は巧くいくかどうか。
・「女房」が性転換手術で「亭主」になった?ナンダ!と驚きの声をあげるかもしれないが、実は笹川博捕手「23歳」が、女房役を返上して、何と、亭主である投手のコンバートに励んでいるのだ。発案者は別当監督だ。秋季練習中の先月「10月」下旬、突然、笹川にこう、きり出したのだ。「オイ、笹川よ、ダメでもいいから、ちょっと投手をやってみないか」笹川といえば「強肩」ではチーム内でも、福嶋をしのぐといわれる。別当監督も、このへんに目をつけたのだ。もちろんこの提案に笹川は、ビックリ仰天。「監督、冗談はよしてください」と・・・。ところが、これは冗談ではなかったのだ。別当監督は笹川にいう前に、すでにコーチ会議の席上で、「笹川のコンバート」を提案し、了解をとっていたのだ。それゆえ、笹川に言い渡すと、ミットをハク奪し、無理やりグラブをはめさせ、ブルペンに立たせたのだ。まだ、10日あまりの「試運転」だが、それが結構、サマになっているのだ。10月31日から横浜スタジアムで大洋との合同練習に入っている中国棒球団のメンバーは、笹川のピッチングに「巨人のファームの選手より速い。これはすごい」と、ビックリするほど。配置転換の経過はなかなか順調だ。大宮高校からプロ入りして7年目。強肩、強打が売り物だが、キャッチングの拙さが目立って今ひとつ、大きくなれなかった。これまでにも、何度か外野手転向、内野手転向と話しはあったが結局は器用貧乏で終わった。ところが、「7年目の浮気」ではないが今回の投手コンバートは中々スジがいい。「監督が与えてくれたチャンスですから、不慣れだって、死に物狂いで頑張りますよ」目下、稲川、山根両コーチのもとで、毎日100球近い投げ込みやカーブ、シュートと変化球がなかなかいい。187センチの長身から投げ下ろす速球も威力は十分と、コーチ陣もまずまず。かって、捕手から投手に代わった例は2リーグ分裂前の多田文三氏「巨人ー近鉄」と服部受弘氏「中日」の2人だけ。最近では珍しい。「来年のオープン戦でデビューさせたい。それまでに、ものにしたい」と別当監督。果たして性転換は巧くいくかどうか。
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