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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

七森由康

2016-12-04 10:08:05 | 日記
1964年

七森由康(ななもり・よしやす)といっても、この名をおぼえているファンは少ない。大阪西商から巨人入りして三年。公式戦の経験はあとにも先にも対阪神戦(五月二十六日)での三イニング・リリーフがあるだけ。それも敗戦処理のような登板だ。その後ブルペンでのピッチングがよかったとはいえ、三連戦を左右する大事な第一戦の先発には広島ナインも、多くの巨人ファンもびっくりした。底をついた巨人投手陣の窮余の策ともとれた。だが川上監督は七森起用の手のうちをこういった。「高橋、宮田が故障で渡辺はファームで練習中。残る健在な持ちゴマ、藤田は前日、城之内は中一日、伊藤が中二日しか休んでいない。北川、中村のベテランをしめくくりに予定したら、だれを先発させたらいいかね。逆にこういうときこそ新人台頭のチャンスだと思います」速球と切れのいいカーブで「四回もてば上でき」(川上監督)の七森が、六回まで投げつづけたのはできすぎだったろうか。「先発を聞いたのは球場にきてから。大洋戦のときも予備知識はあった。広島打線をどう料理したらいいか余裕がないので自分のピッチングをするのに懸命だった。三回まではスピードがあった。疲れたわけではないが、四回ごろからアゴがあがってしまった。親指の関節がはずれ、それからカーブのとき球が親指にかからずスローカーブになった。それにユニホームのズボンがピッタリ足についたので投げにくかったですよ」この間ドキドキ、ビクビクしていたという七森だが、マウンドでのしぐさは堂に入ったもの。一回一死一、三塁で興津を遊ゴロ併殺にとる前にボールをもてあそんで胸を張った。死球を出してはまずいと思っても、ストライクをとりにいくそぶりすら見せなかった。「直球もカーブもコントロールがよくない。かまえたミットをねらってもうまくいかない。しかしお客さんが多いから張り合いがあった。その前で逃げ腰になったら、もう投げる前から負けですよ。たとえはったりでもいいと思った」キャンプで買った七万五千円の古刀を毎晩ねる前に抜いてながめたり、切手を集めたり。二十歳とは思えないような趣味の持ち主。今シーズン、イースタン・リーグでの成績は4試合に登板して一勝。二十六イニング、十五安打、11四球、22三振、自責点4、防御率は1・38。左投左打、1㍍79、75㌔。 森捕手「七森は五回ごろから相当へばっていた。ストライクとボールがはっきりしていた」

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