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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

岡村佳典

2020-08-08 11:19:17 | 日記
1970年

口をとがらせ、目をギョロつかせて雄弁だ。「ぼく、人間開眼したんですよ。そうしないともうプロ野球でメシを食えなくなってしまいますからね」プロ入り四年目、勝ち星はまだゼロ。「そういつまでもタダメシを食うわけにはいきませんよ」-そこでことしは奮起の年となった。そういえば、昨年暮れから一月十日まで、約一か月間、奈良県の生駒山でひそかに山ごもりをしている。「正月がなかったのは生まれて初めて。平地で柔軟体操をしてはランニング、そして神社の階段を一気にかけあがったり…」の猛トレーニング。古都奈良を遠望しながら座禅も組んだ。体力つくりもさることながら、精神修養が大きな目標だった。「人間、どこまで耐えられるか。そう思いついたら、やみくもにやりたくなった」-これがユースホステルを利用しての山ごもりに結びついたのだ。「山ごもりに比べると、島原キャンプは楽なもの」-いまでは、どんな猛練習でも肉体的な苦痛は全く感じないそうだ。だが、かんじんの精神面は「まだ充実しきれない」という。持って生まれた性格は、そう容易に変わるものではないと、最近はあきらめたようだ。「とにかく寂しがり屋なんですよ。それに見栄っぱり。人もいいほうで…どうも困ったものですよ」と自分でいうのだからまちがいないだろう。ことしの岡村は芽を出すだろうか。「素質はいいのだから、あとは精神面の充実だけ」と、稲尾監督もみている。キャンプの岡村はすばらしいスピードボールを投げている。リストの強さはチームでもトップクラス。「わかっているんです。でも、人と同じタマを投げてもぼくのは打たれる。それはぼくのタマに心がこもっていないからですよ。そうなんです」-集中力の欠如を岡村は反省している。「ぼく、ことしは絶対にやりますよ」キャンプ初日からそっていないアゴひげが1㍉ほどに伸び、強い岡村をしきりに売り込んでいる。

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