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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

住友一哉

2024-10-27 22:23:50 | 日記
1984年
試合度胸は満点、強気で攻めの闘志をムキ出しにする男。。昨年、眠狂四郎の目が何度光ったことか。中継ぎの8つの勝ち星。最後まで二村(日本ハム)と新人王争いの出っとヒートを演じた。「法大で同期だった谷真とボクのどちらかが、新人王をとれたら最高だったんですけれど」悔しさを今年のマウンドにぶつける。気合で投げぬくタイプ。岡本監督が住友に寄せる期待はもちろん大きい。「今年も中継ぎに徹します」と温和な表情をとはウラ腹に負けん気の強さがのぞく。熱帯魚の話になると、もうとまらない。鳴門高時代、自宅で7つの水槽に300匹以上の熱帯魚を飼っていた。今でもその熱帯魚博士ぶりは変わらない。「人に負けたくない」と思う強い精神力に支えられた右腕も自宅で熱帯魚と長女・彩ちゃんとたわむれる時が唯一くつろげる時間だ。今では投手陣の中で押しも押されぬ貴重な戦力。モットーとする言葉は「初志貫徹」魂をこめた投球で今期も勝負だ。

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佐藤誠一

2024-10-27 21:20:19 | 日記
1988年
8勝のうち5勝を東京ドームであげ、晴れの「後楽園MVP」に輝いた。受賞を知らされたとき「エッ、ぼくが?」とあまり動じない誠一君が驚きを隠しきれなかった。「全然、意識していなかった。本当に知らなかったよ。「ヘーッ、ぼくがねえ・・・」とニッコリ笑ったあたりが、いかにも佐藤誠らしい。泰然自若というのか、ギラギラしたところのまるでない春風のような男が、300万円のビッグマネーをサラリと握りしめるところが楽しい。昨年は6月中旬過ぎまで勝てず開幕から4連敗。22日のロッテ戦(川崎)9回に放った大島の起死回生の逆転2ランから4連勝と、ひとつきっかけさえつかめば一気にスパートする爆発力を見せつけた。時々、フッと気を抜いたようなタマを痛打され、自らを苦しめるようなケースも何度か…。平凡な言葉だが投手として最も大切な「一球一魂」という言葉をもう一度かみしめ初の2ケタ勝利に挑んでもらいたいものだ。

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山口哲治

2024-10-27 21:10:04 | 日記
1980年
パリーグの新しい顔。どのような場面にも少しも動じない強じんな精神力の持ち主。昨年のプレーオフでは3連投の離れ技を演じ、最優秀選手に輝いた怪腕は見事の一言に尽きる。昨年は7勝7敗4セーブ。防御率2.49の好記録をマーク、堂々の防御率1位のタイトルを獲得した。奈良・五条市で三代続く名代のうどん屋の息子。智弁学園から入団三年目。名前はV9監督、川上哲治氏にあやかりテツジと読む。弁天宗の信者でいつも念珠を持ち一投一生が座右の銘。ことしは後援会も誕生した。「目標は2ケタ勝利です」と切れ長の目をキラリ。

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谷宏明

2024-10-27 19:55:12 | 日記
1983年
球界でも一、二を争う速球の持ち主。落差のあるフォークボールも主武器である。これまで制球難に泣き、伸び悩んだが昨年、やっと開花した。当初は白星に恵まれず「引き分け男」と呼ばれたが登板を重ねるうちに力を発揮。11勝をマークした。井本の抜けた投手陣にあって、久保とエースの座争いにシノギを削る。「プロ生活9年目だが、スタートに立ったところ。走り出すのはこれから…。まず黒星の数を少なくし中身のある白星を多く残したい」ズバリあげた数字は連続2ケタ。持てる力を出し切れず、長い下積み生活に甘んじて来たが、この間に培った忍耐力と苦労が、ジャンプの引き金となる。手にするグラブには「肥後魂」の三文字が。熊本生れで大好物は馬刺しである。スケールの大きい西郷隆盛に魅力を感じて仕方がないとか。剛に柔を加えた投球は首脳陣が最も頼りにするところだ。

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玉井信博

2024-10-27 19:51:40 | 日記
1975年
いくら使っても使いべりのしないタフネスが身上。何を考えているかわからないポーカーフェイスは打者に無言の威圧感を与える。3年前の入団当時はシュートの玉井がニックネームだったが、カーブ、スライダーにも磨きがかかり先発、救援と器用に両刀こなす。まだ右腕の強さだけに頼っていると体全体を使ったピッチングに改造中で、それが身についた時はフルシーズン安定したピッチングが出来る時だろう。

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佐藤政夫

2024-10-27 19:46:45 | 日記
1982年
昨年一年で完全によみがえった男である。中日を自由契約となり「なにか商売、仕事を探そうとしていた」男が、大洋に加入するや左腕の切り札として大活躍。頼りがいのあるピッチングに途中から先発ローテーション入り。チーム唯一の完封勝利を挙げたのをはじめ過去10年間で3勝しか出来なかった男が、一年間で6勝も稼いでみせたのだった。それだけに首脳陣の今年にかける期待も大きいし、本人もヤル気十分である。池田投手コーチは「佐藤政夫には先発組の一人としてやってもらうつもり。本人にもそういってある」という。佐藤自身の方も「そうですね。先発のリズムっていうのか、それがわかってきたし、去年一年で終わりたくないんで、去年以上の成績が残せるようにがんばってみせる」という。左腕不在といわれた大洋に突如出現した変則投法の頼もしいサウスポー「今年はこっそり大台(1000万円)をねらっているんですよ」と今季に挑みかかる。

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門田富昭

2024-10-27 19:42:24 | 日記
1983年
「今年の目標はよりスピードをつけることです」門田は静岡キャンプで自らにこんな課題を与え、猛烈な投げ込みを行った。昨年は4月の巨人戦で4年ぶりの白星を挙げ、かつての子連れルーキーがよみがえって昨年は8勝9敗。これまでの空白を埋める見事な復活ぶりだった。もっとも関根監督以下首脳陣は「故障がぶりかえさないか」ヒヤヒヤものの、ていねいな登板命令だった。真価が問われる復活二年目はそんな甘えは許されない。中4日、先発ー完投が門田に課されるはずだ。キャンプで投げ込んだスピードボールを新しい武器に、今季こそ2ケタ勝利。ローテーションの新しい軸としての活躍が大いに期待されるトシである。

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横山忠夫

2024-10-27 19:35:37 | 日記
1976年
落差の大きいフォークボールを武器に4年目で開花した大器。昨シーズンの8勝は2ケタ勝ち星へ結ぶ飛躍の地力固めか。「将来は堀内に代わるエースとしてマウンドをあずけられる男」と長嶋監督の期待は大きい。北海道の原野がはぐぐんだ強じんな体力。真っ向から投げ込む本格派だけにスピードボールはまだ未知の魅力を残す。昨シーズン、フォークボールに頼った単調なピッチングからの脱皮が今シーズンの課題だ。4本柱の一角。

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竹内広明

2024-10-27 19:31:09 | 日記
1974年
ボクちゃんの愛称で先輩たちからかわいがられていた竹内も、今年は成人式をすませておとなの仲間入り。5勝、9勝と伸びたプロ入りに年間の自信で「ことしは絶対に10勝ラインを突破します」と元気いっぱい。快速球と独特のカーブが売り物だったこれまでの投球パターンに、今年からシュートと大小二種類のカーブが加わった。好き嫌いが激しかった食べ物もなんでも食べられるようになり、スタミナ不足も解消されるはず。「平松さんのようになるのがボクの夢」と話す竹内は、プロ入り三年目で大きく飛躍するジャンプの時だ。ボクちゃんの愛称はルーキーの大橋たちにゆずり、今年の竹内はサラブレッド最強のタケホープにならなければ…。

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井本隆

2024-10-27 19:28:51 | 日記
1980年
高知生まれのいごっそう。その一本気なところが開花して、今シーズンは鈴木と並んで、投手陣をがっちりと支える大きな柱となった。その抱負も「でっかく20勝と、勝率一位投手をねらいたい」と頼もしい限りで、大きな飛躍を胸に秘めている。昨シーズンの働きは文句のつけようがなかった。15勝4敗。悔しくも勝率一位のタイトルは逃したが、安定度はピカ一。悲願のリーグ初優勝に果たした貢献ぶりは記憶に新しい。プレーオフ、日本シリーズの第一戦先発という大任を見事に果たし、この大舞台で演じた自信もさらに大きなステップになっている。「自分のピッチングというのをつかんだような気がする。いままで欠けていた粘りを出せるようになった。ただ、僕は去年、初めて二ケタ勝利をマークしただけ。一年ぽっきりとはいわれたくないし、今年もやれるという感じはある。日本一になるためにもがんばります」西本監督も頼もしく成長した井本に全幅の信頼を寄せている。「投手の先頭に立つという時間でやって欲しい。そうすれば…」その右腕が大きなウエートを持ってうなる。

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佐々木修

2024-10-27 19:19:54 | 日記
1992年
佐々木はマウンドの魔術師である。120㌔台の何でもない直球を指先一つで剛球に変えたり、クセのある魔球に変えて打者をもて遊ぶ。「ハイ、どうぞ」と出されたご馳走が実は毒入りだった…。打者にとって最も厄介な投手。それがこの佐々木なのだ。左ヒザの手術から蘇り、昨年はローテーションの一角としてプロ入り初の2ケタ10勝をマーク。必殺のシンカーに加えカーブ、シュートと自在に操り、その投法はもはや円熟の感さえある。オリックス相手に連続完投を演じたのも記憶に新しい。敵をあざむき勝利を獲る。円熟の佐々木のピッチングが今年も冴える。

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田中富生

2024-10-27 19:16:02 | 日記
1985年
4月に初完投勝ち、5月に初完封と、昨年前半は期待通りの進撃をみせながら、後半、腰、太ももを痛めて、念願の2ケタ勝利はならなかった。厚い胸、ハチ切れるようなヒップ。とてもこわれそうにない体をしながら意外なモロさを見せた。だがスケールの大きなピッチングはもちろん、ことしのエース候補。新婚の絵美夫人、トミオ君をお願いしますね。


1986年


救援までわずかに2勝。エースと目されたこの男がこの数字では、チームが大きく出遅れたのも無理はない。一昨年は、救援まで6勝して後半が2勝と、入団いらい一度もシーズンを通じてコンスタントに勝てない。底知れぬ力は十分に認めていても、首脳陣が主戦として起用するのに二の足を踏むのはここだ。ことしこそ2ケタ勝利、そして3年連続して負け越している星を、なんとしても逆転してもらいたいものだ。

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