土橋の電停の近くに、美和櫻宣伝酒場と書かれた看板の、もう閉店した酒場がありました。
今年の1月末頃まではこの建物はあったのです。
2008/1/22撮影
破れたテントの下に書かれてあるので、開店していたのは、もうだいぶ昔のことだと思います。
しかし、今も開店していたらその宣伝酒場で、地酒の美和櫻で熱燗を薄暗い裸電球の下で、
ちびちびと飲みたいものだと・・・思っていました。
そうしたら、その看板の事が中国新聞に 福島 清さんが 「渚と街角の神話」 という 「大人の旅絵日記 」
の第1話(平成20年3月24日)に載ったのです。
「土橋の停留所近くのそれは近々取り壊されそうな気がして・・・見納めか。」 と書かれてあった。
4月の末にその前を通りかかったら、周りの建物と一緒に取り壊されて100円パーキングの工事中だった。
2008/4/29撮影
福島さんは 「打ち捨てられたものは美しい」 そう思いながら瀬戸内海を巡り、絵を描き、日記を書きとめてきたそうだが、
最近読んだ白州正子さんの著書にも、
「溌剌とした新芽もいいが、死んで行くものには特別なかがやきがある。
それは瞬間にして消えてしまうが、年をとるとだんだんそういうものが見えてくるのが楽しい」
と誰かから聞いたと書かれていたが、とうとう私もそう云う歳になったのか・・・。
昨日、白島の蓬莱鶴の横に美和櫻のマークを付けたトラックが停まっていたので、あの看板の事を思い出した。
宣伝酒場は無くなって終いましたが、美和櫻は健在でした。
今年の1月末頃まではこの建物はあったのです。
2008/1/22撮影
破れたテントの下に書かれてあるので、開店していたのは、もうだいぶ昔のことだと思います。
しかし、今も開店していたらその宣伝酒場で、地酒の美和櫻で熱燗を薄暗い裸電球の下で、
ちびちびと飲みたいものだと・・・思っていました。
そうしたら、その看板の事が中国新聞に 福島 清さんが 「渚と街角の神話」 という 「大人の旅絵日記 」
の第1話(平成20年3月24日)に載ったのです。
「土橋の停留所近くのそれは近々取り壊されそうな気がして・・・見納めか。」 と書かれてあった。
4月の末にその前を通りかかったら、周りの建物と一緒に取り壊されて100円パーキングの工事中だった。
2008/4/29撮影
福島さんは 「打ち捨てられたものは美しい」 そう思いながら瀬戸内海を巡り、絵を描き、日記を書きとめてきたそうだが、
最近読んだ白州正子さんの著書にも、
「溌剌とした新芽もいいが、死んで行くものには特別なかがやきがある。
それは瞬間にして消えてしまうが、年をとるとだんだんそういうものが見えてくるのが楽しい」
と誰かから聞いたと書かれていたが、とうとう私もそう云う歳になったのか・・・。
昨日、白島の蓬莱鶴の横に美和櫻のマークを付けたトラックが停まっていたので、あの看板の事を思い出した。
宣伝酒場は無くなって終いましたが、美和櫻は健在でした。