街の風景

散歩の時に出会った何気ない風景、手押しポンプ、使われなくなったコンクリート製のゴミ箱、懐かしい洋館付き住宅などなど。

尾道の井戸Part3

2008-06-15 23:42:56 | 手押しポンプ
「尾道の井戸の文化を訪ねて」はまだ続きます。

今度の井戸は小路の中では無く、お寺の中です。

一番有名なお寺は千光寺ですが、尾道の町を歩けばお寺に当たる。


正念寺の境内の延命水の井戸は尾道で一番美味しい水だそうです。

おおっ!蛇口が見える。隣には手押しポンプも見える。

竹のコップも用意されてる。                    手押しポンプはコーヨーか。



お墓参りに来た人が手押しポンプで水を汲んでいる。横では、モーターポンプで汲み上げた同じ水を飲んでいる。

この延命水は冷たくて美味しい。尾道で一番美味しいのは本当のようだ。この一杯で長生きできるぞ。


次の井戸は、海側に下がる。信号の向こうに井戸と手押しポンプが見える。


            ポンプは津田式。壊れていた。蓋の上に木が植わっている。
            


良く見ると、井戸蓋をこじ開けて根が井戸の中に入っている。これぞ「ど根性もみじ」。3mぐらいのもみじの木でした。



まだ次の井戸。今度は八阪神社の境内の前の井戸。駐車上の下になっているが手押しポンプだけがあった。
しかし、水は出なかったが、ジョロがあるので呼び水をさせば出るのだろう。



まだまだ井戸。今度は二つ井戸。どうしてすぐ横にもう一つ井戸があるんだ。
蓋を開けて見ると、海に近いので海水が混じっているとの事。

やっとこれで、「尾道の井戸の文化を訪ねて」は終了しました。

ボランティアガイドさんに感謝のお礼を言って解散となりました。


解散して、皆で尾道駅の方に歩いていたら道の反対側に井戸発見。

ガイドさんに聞くと尾道は出雲街道の基点だから、平成2年に整備して造られたとの事。


             この道を向こうに行くと出雲大社
             

             ポンプは津田式。壊れていた。
             

この「尾道の井戸の文化を訪ねて」に参加して沢山の井戸を見て本当に尾道には井戸の文化があるなぁと思いました。

尾道はただ古いだけの町ではなく、華やかではないが庶民に深く愛され親しまれた井戸の文化を持つ町であることが解りました。

尾道の町には、近いのでもう何回も行っていますがますます好きになりました。

又、行くぞ!!!

まだこの続きがあります。近いうちに書き込みます。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (錦川鯉)
2008-10-22 12:59:48
尾道の古井戸
尾道は住宅密集地なので、
井戸水の水質を維持するには限界に来ています。

井戸の水は、沢山使う程、水がいれかわり、
水質が良くなります。

私は、井戸を取材をする際に、持ち主に、
井戸替えをするよう呼びかけています。
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