多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

Washington D.C.(2) Bethesda

2005-03-23 23:42:16 | Washington D.C.
Washington-Dullas空港から向かった宿泊地がBethesda、べセスダという。
空港から3,40分ほどのところにあるワシントン近郊の都市、というか街である。
この街には、大きな病院があり、街の看板となっている。
かつての米大統領John F.Kennedyが最後の外科手術を受けた病院がここBethesdaだったというのは有名な話。どうも手術結果が良くなかったが、その背景には色々な政治的な陰謀があったとか、一寸謎めいたストーリーが尾ひれをつけて語り継がれているようだ。

宿泊はHyatt Regency。
街のメインストリートに面し、ワシントンに繋がる地下鉄駅にほぼ接続した至便な場所にある。
前にも書いたが、かつては一泊$150程度で泊まれるコストパフォーマンスの良いホテルであったが、改装を理由に値段は倍になってしまった。これは不当である。ただ、Weekendは少し割安にして$200程度。決して安いとは思えないが、この街には不思議な魅力があり、取り合えず週末だけはお世話になることにしたわけだ。

到着したのが夜8時半頃。
外気はかなり冷たく、恐らく氷点下の世界。
外を歩いている者は居ない。
取り合えず、食事をしに外へ出る。ホテルから3,4分歩き、Mongolian Beefの店へ。
この店はユニークで、自分で好きな種類の肉、野菜、ソースを選び、さらにご飯をドンブリに盛り、それを店のコックに炒めてもらう。チャーハンのような出来栄えだがこれが美味い。何回でもお代わりでき、その度に選ぶ具も変えていくことが出来、楽しい。
1年半前にこの街に初めて来た時にもこの店に2度ほど来た。今回も是非ここで食事をしようと思ったわけだが、聊か興奮しすぎて一回目はご飯を盛るのをすっかり忘れ、チャーハンではなく、ただの肉野菜炒め、となってしまった。

そして、その後、また小雪散る暗闇を歩き、レストランが並ぶメインストリートへ。
ここだけは人も多い。世界の各国の料理がこのレストラン街で賞味できる、なかなかお洒落な街並みなのである。
お目当てはBarnes & Noble、いわずと知れた全米に大チェーンを張る有名書店である。
この3階建ての本屋さんは夜の11時まで営業していることから、老若男女があまたゆっくりと本を楽しんでいる。地べたに座り込んで書物に没頭している女学生なども居る。中には広いStarbucksがあり、ここでコーヒーを飲みながら購入した本を読んでいる人々の風景もなかなか絵になる。またCDショップも併設されているが、ここは聴きたいCDをスキャンして実際にCDの最初6曲の頭部分を試聴することが出来る。

兎に角、楽しい時間を色々なコーナーで見つけることが出来るスペースなのである。時差ぼけにも拘らず、閉店時間の11時までの約2時間もこの店で過ごした。多くの人が閉店まで粘っていたようだ。
外へ出るとまた厳しい寒さ。書店の中に居た多くの人も霧散し、また厳寒の暗闇を歩きホテルに戻る。
長い旅の一日が終わった。
この一日は36時間くらいの一日であった。

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