多分駄文のおじさん日記

我輩は駄文を書くおじさんである。旅、音楽、MLB、株式投資、etc., 日々想いつくままに思いを巡らすのである。

神保町で一杯!

2005-01-21 00:56:48 | Weblog
本日は某外資系金融機関でコンプライアンスを担当しているM氏と一杯やることとなった。
神保町の書泉グランデにて待ち合わせ。御茶ノ水方面に少し歩き、「漢陽楼」という中国名菜の店に入った。店の売りは元中国首相だった「周恩来・ゆかりの店」とのこと。周恩来が19歳の留学生時代に通っていた店らしい。結構客も入っているので、良い店なのだろう。何と創業1911年、という老舗だと言う。

さてこのM氏、金融界に身を置いているが、勿体無いくらいの粋人で趣味も広い。
JazzやMLB等、共通の話題もあり、話は尽きない。Jazzのほうでは、六本木のサテンドールなどに連れてもらってライブを楽しまさせてもらったり、ビル・エバンスやキース・ジャレットのCDを貸して頂いた。MLBではBostonのフェンウェイ・パークでの観戦の話など楽しい話を聞かせてもらっている。

彼の本業のほうは、どうも会社の戦略の雲行き聊か怪しく、気持ちも曇りがちとのこと。一方、彼の実家は横浜伊勢佐木町でボクシング用品に特化したスポーツ用品店を営んでいるがこちらは楽天の加盟店でもありインターネットショッピングでも極めて好調とのこと。
これまでも度々同じ話題が出ていたが、いっそ、そろそろこちらを本業にされたらどうだろうか、という話となった。

ネット販売だと、価格での競争が全てで、どんどん売れ筋商品は価格破壊への道を辿っていくこと、楽天による営業指導のあり方が担当者の変更で変わってきたこと(先般、高輪プリンスHで加盟店の大総会があったとのこと)、New YorkのBronxにある今や世界的ボクシング用品メーカー(いや、スポーツ用品メーカー、と言うべきか。)Everlast社の創業者一族との親交から良い関係を築き、同社製品を卸すに至ったこと、等普通のサラリーマンからは聞けないことを面白く聞かせてもらった。また、得意客へのメールマガジンも彼がボクシング中心に色々書かれているとのこと。読者の色々な反応があって楽しくも有り、苦しくもあり、と、Blogを書く我が身と多少の共通点もあり、楽しめた。早速帰宅してから、彼の店のメールマガジンに登録をさせてもらった。
沢木耕太郎が悲運のボクサー・カシアス内藤について書いた「一瞬の夏」や「クレイになれなかった男」等、ボクシングもので面白い作品が記憶に残っている。ボクシングのディープで屈折した世界を、M氏もまた彼の視点で書いているのだろう。とても楽しみだ。

お店のサイトはここから。
http://www.rakuten.co.jp/boxing/index.html
横浜伊勢佐木町のアメリカ屋さんです、皆さんご訪問ください。スポーツ用品全般扱っているが、ボクシングが専門分野で一寸マニアックな味のある、見応えのあるサイトです!

最近の売れ筋、非ボクシング部門では、大きな空気ボールだとのこと。腹ばいに上に乗って遊びながら体をシェープアップできるという奴である。我が家でも娘が時々それでゴロゴロやっている。良く飽きずにやっているな、と感心して見ているが、結構リラックス効果もあるようだ。
ボクシング部門では? サンドバッグ? 欲しい気もするけれど、いや、自分自身がサンドバッグになっているので、サンドバッグを買うのは止めておきましょう!

お陰で楽しい夜を過ごせた。Mさん、お疲れさんでした!