今年のNHK大河ドラマは『功名が辻』。
なぎらの嗜好にはおかしな傾向があり、視聴率が悪い年ほど、大河ドラマがおもしろいという・・・無理にひねくれているわけではないのですが、今のところそうなっている。
第1回(1月8日)の「初回番組平均世帯視聴率」は、株式会社ビデオリサーチの視聴率データによると、19.8%。
WEBで確認できる記事では「予想よりも低調」とのこと。
そらそら、きたきた。
第1回は勤務中だったので、それならおもしろいかもしれん・・・と録画を観たら、やっぱりおもしろそうでした。うむ、よし。
『太平記』(1991年)は、「仕事」だから舐めるように観ました。
『武蔵 MUSASHI』(2003年)は、感動のあまり号泣しました。強さとはなにか、「強い」とはどうあるべきなのか。個人の葛藤が真剣勝負を通じて昇華されてゆく過程は、自分の努力が報われた、と錯覚するほどのインパクトがありました。
そして『功名が辻』。
千代(仲間由紀恵)の「なぜ、人はいくさをするのか」という問いに、後の義母、法秀尼(佐久間良子)は、少し迷った末に「欲がそうさせるのだ」と応えます。
これだけでは、わかったようなわからないような。
欲しいのは、足りないから。
おまえ、もうたくさん持っているぞ、という他人の意見は本人にとって重要ではありません。なにしろ、心が飢えているのですから。
手に入れても入れてもまだ欲しいのは、集めているものが見当違いなのかもしれない・・・とはなかなか認められないのが人の情です。
そういう部分に光明をあててくれると、このドラマはもっとおもしろくなるでしょう。
吾、唯足るを知る。
私も最近すっかり大河ドラマーとなっております。
視聴率は役者さんの人気や裏番組との兼ね合いもあるようですね。
その番組の評価というより「運」のような気がします。
「女性の視点」がクローズアップされた作品はこれまでにもありましたが、今年はそれに「子どもの視点」も追加されてるなあと思ってます。
「いくさ」も視点を変えることで多様な解釈になるんですね。
戦国の大所帯が描かれている点が拍車をかけて面白く見せてくれそうです。
千代さまのパッチワーク着物かわいいですよね~。
「千代紙」語源説のひとつ、という解釈がありましたが、なかなか興味深かったです。
早起きでいらっしゃいますね(-_-;)・・・この時刻は夢を見ていたと思います、たぶん。
日本史が好きなのでNHKの大河ドラマは気になります。視聴率ってよくわからない基準ですね。
家族や出世、「内助の功」については『利家とまつ-加賀百万石物語-』(2002年)でもとり上げられていたので、その焼き直しかと思いきや、一豊室(千代)はちょっと違うタイプの奥様のようです。
なぎら、『利家とまつ』では佐脇良之(竹野内豊)にはらはら、熱を上げておりましたが(〃∇〃)。
>パッチワーク
あれ、いいですねぇ。寧々様(浅野ゆう子)のために縫ったら、お市の方(大地真央)が「もろうてゆく」(だっけ?)、あらあら~。「千代紙」語源説については知らなかったなあ。
これからもウォッチしてまいりましょう。ありがとうございました。