■STAFF BLOG
の製作通信:第六回で、と胸を突かれたというか、やられたというか・・・かなりの衝撃を受けたのでそれを書きます。
TVドラマ『風魔の小次郎』-引導、渡された-
小次郎(村井良大)誕生に至る経緯。
(M氏)肝心の主役・小次郎役に合う役者さんが、なかなかいない・・・。
これを読んでここにひっかかるやつは、なぎらくらいだと思います。
やんちゃで。
後先を考えない。
正義心は強く熱い男。
そうだろう、そりゃそうだ。
こんな男、そういない。会ったことがない。
二次創作(いわゆるパロディ)や小論を公開してまで、いったい自分は『風魔の小次郎』のなにを追求しているのかと顧みれば、こんなところで卓袱台を返されました。
彼はこの世界のどこにもいない。誰にも似ていない。
だからこそ、現代の常識を削ぎ落として物語に近づき、現実との均衡を図り、想像力を駆使して彼に「肉体」を与えたかったのだ、と悟りました。
比喩として小次郎を実写化したかったのだ、と。
あり得ない物語を、あり得ないままに。
あり得ない物語を、もっとあり得ないように。
どちらも業(わざ)にしたくなかった。欲しいのリアルで、メンがイケているかどうかなど、どうでもよろしい。
漫画の主人公ですよ?
そもそも「いない」のに、初っ端から喪失感が動機だとは・・・落ち込んで酒に溺れそうです。ちょうど、冷えているし。
とまあ、「小次郎バカ」ぶりを自覚したところで、本宅にも載せましたが、このTVドラマは原作と同題のまったく新しい物語として観、感想を連載するつもりです。
比較はしません。
しかし、村井小次郎の出来によっては・・・なぎらの『風魔の小次郎』にとどめを刺す可能性があるな。
それもまた良し。
すでになぎらさまの描く小次郎はたとえば都会の汐留という原作とは違った場所やシチュエーションでより彼らしさを発揮しています!「彼らしい」と思えるのもなぎらさまの研鑽の賜物です、リアルさを感じています。
さらなる研究、これからも見せて下さいませ!
今夜はハマからこんばんは(←???)、自己分析で「マンモス哀れなやつ」に成り下がりかけたなぎらめへの温かいコメント、ありがとうございます。
>うなずいて
おう、ここに同志様が(T∇T)。「彼らしい」・・・最高の褒め言葉を頂戴して感無量でございます。うっかり、
(一番いないじゃないか、イマドキこんなやつ!)
と気づき、さらに24、5年前から既にそうだったか(だから小次郎に共鳴するファンが少ないのだな)、と思い至って不貞寝しそうになりましたとも。
村井小次郎で気が晴れたらすることがなくなりますが、観たらおっぱっぴ~かもしれません。
いずれにせよ、臆することなく突っ込むので、今後の様子を本宅・別宅その他でお見守りいただければ幸いです。
お立ち寄り、ありがとうございました!