夕やけこやけを朝走り

　愛媛松山、道後。早朝、青空、肌寒い。清々しい「秋」っていう感じのお天気です。

　四国の西側に来ると九州に渡る事を考えます。いずれにせよフェリーを利用する事になりますが、さぁて、どの船に乗りますか…

　どうせなら、これまでに乗ったことのない航路を選びたいものです。
　松山から山口県柳井へのフェリーがあります。一旦本州へ行き、徳山港から大分県国東半島に行くフェリーで九州入り。おもしろいじゃありませんか。このルートにしますか…と、昨日考え松山に泊まりました。

　しかし、この青空を見上げたら、朝から船に乗るのを躊躇します。なんか、もったいない。
　昨日は雨模様のお天気でしたし、生活道路や産業道路として交通量の多い道ばかり走っていました。
　やっぱり、走りましょう！　と、あっさり心変わり。

　松山の中心街を南下し、伊予市から国道378へ。海沿いに出ると、あ～あ気持ちいい。快走、爽快！（ちょっと風が冷たいけど）
　この「夕やけこやけライン」と呼ばれる西側に面した道（写真）　確かに、天気の良い夕暮れ時に走ったら、また気分が違うでしょうね。
　信号機が少なく、心地良く走れる道。うん、ツーリングっていう雰囲気になってきました。



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愛媛・松山・道後温泉！

　今治に戻ると頭上は青空。日差しも出てきました。（といっても、雲が多いですが）
　取り敢えず「瀬戸内しまなみ海道」も走りましたし…　さて、これからどうしましょう。

　少々時間が早いのですが、松山で宿を探すことにしましょう。で、松山といえば、やっぱ道後温泉でしょう。（写真）

　いやぁ～っ、なんか久しぶりの観光温泉地でのお泊まりです。浴衣を着た人があっちにも、こっちにも…　さすが道後。結構賑わっています。

　さあ、坊ちゃんの湯にボッチャンと浸かりますか！（うぅっ、きっと使い古したダジャレなんでしょうね…）

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橋を渡って船で戻って

　午後２時まで待ちました。
　ようやく暗い雲が過ぎ去って、空が明るくなりました。パラパラと雨が落ちていましたが、もう路面は乾いています。きっと大丈夫でしょう…と、今治北ICへとバイクを走らせます。

　来島海峡大橋は横風がありますが、これくらいならビビルこともありません。チラチラと横見をしながら走破。大島に到着、思ったより距離が短く感じます。昨日走った瀬戸大橋の思い入れが強かったためでしょうか。
　帰りは、橋の下の港と今治港を結ぶフェリーに乗ります。30分間隔での運航と利便が良く、25分程で今治に着きます。そう、それに料金が安い！

■フェリー：500円（ライダーとバイク）
■しまなみ海道：1350円（今治北～大島南、二輪）



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渡ろうか、止めようか…

　瀬戸内しまなみ海道・来島海峡大橋です。
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　四国中央市泊。
　早朝、雨が降っています。天気予報の言った通り…　早起きしても仕方ありませんので、２度眠。

　ゆっくりと起きると、雨は止んでいます。でも路面は濡れ、空は暗い雲が広がっています。
　そろそろと身支度を済ませ、雨が降っていないだけ良し。とバイクに跨がります。

　国道11号線は走り辛い道…　ツーリングには不向きな道なのでしょう。ところ所、景色の良い場所もあるようですが。
　取り敢えず国道11を嫌って県道13号を行きます。

　正面、西の方角の空は明るいのですが、上空は暗い雲。路面も乾いていたり、濡れていたりとはっきりしません。カッパを脱ぎたいのですが、脱ごうと思った矢先にパラパラとくる始末。大した降りではないのですが、脱ぐに脱げない状況です。

　そんなお天気ですが、県道13号から国道196号を走り、今治市へ到着。糸川公園の展望台からしまなみ海道の大橋を眺めます。

　昨日走った瀬戸大橋は、途中にPAがあるシンプルな道ですが、島々を渡って本州まで行くこの道・この橋。さぁて、どうしましょう………
　ダァ～ッと走り抜けては味気無いですし、かといって島を一つひとつ回っていては時間がばかり掛かるでしょう。今一つ、島巡りの楽しみが見い出せない状況で、しまなみはまた今度走ればいいか…なんて思っていたのですが。
　でも、こうやって橋を目の前にすると、どうしたって、やっぱり、無性に走りたくなります。

　よし、大島まで走ろう！　と決意しますが、ダラダラしている間に暗い雲が頭上に迫ってきました。
　結構長い橋ですから、途中で雨に降られたら悲惨です。私が濡れるのは、まぁ仕方無いとして、バイクに取り付けたデジカメがねぇ…
　と、どうするか再び悩み始めます。そこにお昼を告げるサイレンが聞こえてきました。

　取り敢えず、お昼だね。ご飯を食べながらゆっくり考えることにしましょう。



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瀬戸大橋（ようやく）走破

　与島PAです。

　岡山側の児島ICから瀬戸大橋を南下。曇天なのが残念ですが、そのかわり風がほとんどありません。海上橋を渡るには、ある意味好条件です。交通量も少なく、瀬戸内の風景をチラ見しながら走ります。
　いやぁ～、気持ちいいねぇ！

　当然、途中の与島PAに降りて一休み。
　以前、鷲羽山まで来た時は知らなかったのですが、この与島PAでＵターンできるんですね。それを知っていたら、あの時もう少し無理してここまで走ったのに…

　本州に戻ろうか、四国へ進もうか？　少々悩みますが…　今日のところは突っ切って四国香川へ、瀬戸大橋を走破します。児島（岡山）～坂出北（香川）最短距離の二輪車料金、2800円也。うぅ～～～ん、フェリーのほぼ倍…
　


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祝、20周年。

　瀬戸大橋が開通して、もう20年。
　そのニュースを耳にして愕然としました。実は、まだこの橋を渡ったことがありませんでした。
　…そう何度か瀬戸大橋を渡ろうとバイクを走らせたことがありましたが、実現できませんでした。

　何年か前も、よし今度こそは…と、１泊２日の予定で岡山まで走って来ましたが、相変わらずの強行スケジュールで時間が足りません。橋の姿を一目だけでもと無理して鷲羽山まで来て、瀬戸大橋を眺め帰ったことがありました。（本当は、瀬戸大橋で四国に入り、宇高フェリーで戻るつもりでした）
　次の機会には必ず瀬戸大橋を渡るぞ。と思ったのですが…結局、開通から20年も経ってしまいました。そろそろ、ホントに走らないと………

　そう、そうです。今回がその機会です。今日がその日なんです。そう思って瀬戸大橋を見上げると、ワクワク・ドキドキしてきます。

　よしっ、行くぞぉ！



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旅情なんて…

　有村産業（名古屋－大阪－那覇－宮古－石垣）
　東日本フェリー（青函から撤退、ナッチャン売却）
　昨日書いた、泉佐野－淡路島津名などなど、フェリー航路の廃止・撤退のニュースが耳に入ります。
　その理由としては…　燃油価格高騰。利用客の減少。船舶の老朽化といった事で、採算が合わなくなったのでしょうね。

　瀬戸内や九州などはフェリーの定期航路が多いですが、ネットで調べていたら、香川県多度津～岡山県福山のフェリーは航路廃止になったようです。やはり、各フェリー会社とも少なからず厳しい状況なのでしょう。

　乗れるうちに乗っておかないと、ちょっと油断している間にその航路がなくなってたりします。そうなると、フェリー好きのツーリングライダーとしては、変に悔しく、何故あの時あの船に乗らなかったのだろう…と残念に思う事になります。

　で、今回は　瀬戸内を走り、何本かのフェリーに乗ろう！　と考えます。（安直）

　そんな訳でフェリーに乗っています。香川・高松と岡山・宇野を結ぶ「宇高国道フェリー」に乗りました。写真は、ちょっとわかり辛いかも知れませんが、船尾側の車両甲板に載ったバイクを客室から見下ろし撮ったものです。

　この航路、地元の足として根付いているようですね。乗客数は少なめでしたが、車両甲板はトラックを中心に８割程度埋まっていました。
　昼夜を問わず、28分間隔で運行していますので利便も良いようです。それに割安感のある運賃。私とバイクで1430円！
　１時間ちょっとの船旅で四国から本州岡山に上陸です。…なのですが、この船ちょっと忙しない。
　バタバタと乗り込み、慌ただしく出港。私も一応旅行者ですから、多少なりとも旅情なんてのが欲しくなります。



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鳴門のうず潮は…

　大鳴門橋です。

　フェリーは紀伊水道を渡り、２時間ちょっとで徳島港へ。
　これまでの定番パターンなら、船を降りたら南へ、取り敢えず室戸の突端を目指して走り出していました。そちらの方は走り甲斐がある、というか、ツーリング向きのコースですからね。
　でも今回はこれまでとは反対の北へ向かって走ります。う～～ん、まぁ、その理由は明日にでも…

　秋分が過ぎたから、という事もあるのですが、日が傾くのが早くなりましたねぇ。走る方向を考えないと、ムービーに西日が写り込んでしまいます。
　それを踏まえて、「鳴門スカイライン」を東方向に走ってムービーを撮り、突端から鳴門海峡を眺めているうちに日没…ウダウダしている間に暗くなってしまいました。　また、明日だな。



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お船に乗って四国・徳島へ

　加太でのんびりし過ぎた。
　ゆっくりお昼でも食べて…なんて考えていましたが、結局食べそびれます。

　和歌山港に戻って、乗船券買って、埠頭に行ったらもうフェリーがいます。（入港シーン撮れなかった…）

　乗船。四国・徳島に向かって海を渡ります。



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ちょっと走って…

　フェリーの運行スケジュールとは、うまくタイミングがとれませんでしたが、まぁ別に急ぐ理由がある訳でもなく…　そこはぶらぶらツーリングですから、どってことありません。

　それじゃ、とバイクを走らせて「加太」へ。和歌山港からは10Kmちょっとぐらいでしょうか。

　ちょっと風が強いのですが、空は青！　気持ちのいい天気。海もキレイに見えます。
　もう何年も前、加太に一泊したことがあるのですが、細かいことはとっくに忘れており、どの宿に泊まったか一向に思い出せません。こんな所だっけ…と、新鮮な気持ちで海沿い道を走る始末。
　それよりも、淡路島ってあんなに近かったけ？　と肝心な記憶もない状態。まったく、困ったもんだ…（写真は淡路島ではなく、沖ノ島）



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