下北周回…ならず

　毎度のことですが、私の目算は甘い。

　朝、出掛ける時は、大間でお昼を食べればいいか…なんて考えていましたが、大間崎に着いたときはとっくに３時を回っています。
　ま、ムービー撮影に手間が掛かり遅くなってしまうが原因の一つなのですが。す～っと駆け抜けるだけなら、もっと早く着いたことでしょう。

　とにかく、尻屋崎に立ち寄って下北半島周回を締め括ろうとした今朝のプランは見事に崩れました。
　それどころか、青森市まで戻るつもりでいましたが、正直キツイ。

　大間から国道279・むつはまなすラインを戻り始めてしばらくすると、雨に見舞われました。道の先には暗い雲が広がっています。
　ここまで濡れることなく走ってきましたが、どうやら私の悪運も尽きたようです。急いで新品のカッパを着込みます。

　雨を覚悟して来ましたが、実際に濡れるとやっぱり凹みますね。気力も萎え、青森市まで戻る根性が失せてしまいます。

　雨脚が強くなる前に宿へ転がり込もう。と弱気になり近場のむつ市で宿をとります。



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巨岩、出現

　脇野沢－大間は、ウネウネ道ということもあって地図でみるより時間がかかります。

　青空で日差しがあって海も青ければ、申し分ないのですが。灰色の空が恨めしい…

　写真は、願掛岩。でかい、で～んとした存在感です。



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景勝・仏ケ浦

　脇野沢のフェリー乗り場を後に下北半島の端を北へ。本州最北端大間を目指します。

　ここからは山岳ワインディング。急勾配のウネウネ道が続きます。下北半島周回は、海際の道から山の中のワインディングと変化に富んでいて楽しいですね。

　うねうねウネウネと走り、仏ケ浦へ。（写真）
　まだ海岸に降りたことがないので行ってみようと思いましたが、駐車場には観光バスが何台か並び、同じ色のジャージを来た中学生が長い列をなして海岸への道を下って行きます。う～～ん、あの学生の大群の後について行っても…ねぇ
　今回も道際の展望台から見下ろすのみ。また、次の機会に…



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今日のお昼は「あわび丼」だぁ

　下北半島脇野沢港へ
　前回乗った、津軽半島蟹田とを結ぶフェリー乗り場となる港です。

　その時の模様はこちらのムービーで→津軽下北連絡船　フェリーかもしか （3分54秒）


　フェリー入港の様子を見れないかな…と思ったのですが、繁忙期を過ぎて今は１日２往復のみ。残念、時間が合いません。

　フェリー乗り場周辺をブラブラしてると、おぉっ、雨粒が落ちてきました。慌てて待合所へ避難します。
　間もなく正午ですし、併設する食堂でお昼をとることにします。
　う～～～ん。入り口の脇には「あわび丼　時価」とあります。「活あわび」と書かれていますが、幾らぐらいなのでしょう？？？

　どんなモノなのか気になるあわび丼ですが貧乏性の小心者にとって「時価」の２文字は脅威です。中に入って値段を聞くのがちょっと怖い、ビビリます、焦ります。
　平然たる対処を頭の中でシミュレーションしてから、意を決し食堂の中へ。

　…と、壁の張り紙に「2000円」と書かれています。なんか肩透かし、でも内心ホッとします。
　せっかくですから、当然「あわび丼」を注文。

　あわび丼を運んできた店の人は「まだ活きていますから、なにもかけずそのまま食べて下さい」と言います。
　へぇ～、活きてるの…と、まず一切れを口にします。コリコリとした歯応え、新鮮なのでしょう。で、お味は…　お味の方は…

　美味しいのは確かなのですが、あわびなんて普段食べる機会がないものですから、正直、よくわからない。上手く表現できません。う～ん、悔しい。

　ともかく、美味しいあわび丼。
　それに、味噌汁が旨い。きっと魚のダシなのでしょう。ここのような漁師街の食堂で出てくる味噌汁や潮汁などの椀物は、やっぱ味が違いますね。これだけでご飯３杯はいけます、本当に旨い。



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下北周回

　今日は、下北半島をぐるっと周回しようと思います。

　前回東北を走った時は津軽－下北を結ぶフェリーを利用しましたし、過去には大間－函館のフェリーに乗ったりして下北半島をぐるっと１周することがありませんでした。
　雨が降っても良いから、１周してみよう！　と決心し北に向かってバイクを走らせます。

　野辺地から国道279・むつはまなすラインへ…この道は防風林が視界を狭くしいつまでたっても同じような景色が流れ、非常に単調・退屈な道。むつ市までの道程が長く、遠くに感じます。
　ザーザー雨が降っていたら、きっと心が折れて途中で引き返したでしょうね。今にも泣き出しそうな空ですが、なんとか持ち堪えています。

　ようやくむつ市に到着。ごちゃっとした中心街を抜け脇野沢を目指して西へ、海沿い道を走ります。（写真）



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今日は雨降り…か？

　岩手山の次は岩木山でしょう！　と安直に考えます。

　岩木山の南側を駆け登る有料道路があります。以前から１度は走ってみようと思っていました。
　昨日の時点で、今日の午前中の降水確立は10％でした。天候が崩れる前に駆け登って山の上からの景色を堪能しようじゃありませんか。と、鹿角から十和田湖経由で黒石市まで走り宿をとりました。

　しかし…

　朝、目覚めると、窓の外は濃い霧。天気予報も降水確立を上げ、雷をともなう雨が降ると言っています。
　岩木山も麓付近が見える程度であとは真っ白です。これじゃ高い料金を支払って山の上まで行っても、意味半減です。
　今回も「津軽岩木スカイライン」はお預け…　次の機会ってことにします。

　さて、それじゃ今日はどうしよう…

　何日もツーリングをすれば、雨の降る日だってあります。ずっと晴れてほしいものですが、お天気のことですから避けるわけにもいきません。
　雨の日をどう過ごすか？　どう走るか？　ロングツーリングの大きな課題といえますね。

　今回、雨具一式を新調しました。カッコ良く「レインギア」なんて呼びますが、早い話「雨合羽」ですね。
　これまで１０年以上前に買ったカッパをずっと使っていました。使用頻度はそんなに高くないのですが、１０年も経つと防雨性能も低下するようです。
　特にパンツ。ちょっと強めの雨の中を走っただけで、お股のまわりが染み込んで、後でカッパを脱ぐとまるでおもらしをしたようにズボンが濡れていて、みっともないやら、恥ずかしいやら…

　この際だからと、一式購入しました。ま、新品を後生大事に持っていても仕方ありません。今日は雨に濡れる覚悟をします。おニュ～のレインギアのお披露目とまいりましょう。

　まだ雨は降っていませんが、バイクで走り出すと霧の濃いところに出くわします。
　写真は、浅虫のサンセットビーチからの湯ノ島。もう当たりは真っ白です。



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あった、みそたんぽ！

　八幡平を駆け降りてから北へ進みます。
　県境の山並みを越え、秋田県は青空が広がります。お天気がよいのは嬉しいのですが、日差しが強い。東北と言えども、これじゃ暑い、暑い！

　昨晩の寝不足と、この暑さで頭がボォ～ッとしてきます。たまらず、道の駅「かづの」に緊急非難。日陰で一休みすることにします。…が、見つけちゃいました。

　売店に「みそたんぽ」

　注文を受けてから店のオバちゃんが焼いてくれます。（炭火じゃないけど）
　くるみをすり潰した味噌ダレをつけて焼くと、香ばしいニオイがたまりません。焼き上がりをじっと待つ私がフビンに見えたのでしょうか？　オバちゃんが試食用の漬物を勧めてくれます。
　焦げ目が食欲をそそります。アツアツのみそたんぽの出来上がり。１本150円。

　暑さでボォ～ッとした頭を熱々のみそたんぽが目覚めさせてくれます。ホフホフしながかじると、あ～ぁ美味しい。甘辛い味噌味が最高です。
　きりたんぽはこの地が発祥だとアピールしているだけのことはあります、うん旨い。



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曇り空がちょっと残念。八幡平

　青空が見え、日差しがあっても雲の多い空模様に変わりありません。
　岩手山も山頂がちょっと見えたかと思うと、次にはまた雲が隠してしまいます。

　どうやら今日は日本海側の方が天気が良さそうです。

　岩手山をチラチラと気にしながら西へ。八幡平へと駆け登ります。
　やはり雲が多く岩手山を見ることはできませんが、八幡平付近はきれいに晴れており清々しいお天気。八幡平アスピーテラインのワインディングを気持ち良～く駆け抜けていきます。



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雲に隠れた岩手山

　小岩井農場はともかく、岩手山を間近で見てみたかった。
　でも、雲が広がって見ることができません。

　小岩井農場から北へ、さらに東にぐるりと回り込んで走りますが、岩手富士の雄大な姿は影も形もありません。

　岩手山の北側まで来ると、雲間から青空も見えてきます。山影を覆っていた雲も途切れ山頂付近が見えました。急いでバイクを止めて撮ったのですが、この写真では白く微かに見える程度ですね。肉眼ではもう少しくっきりと見えたのですが…



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小岩井牛乳

　コンビニなどで「小岩井」ブランドの乳製品を見ることがあります。

　どんなトコかな？　近くへ行ったらちょっと立ち寄ってみようかな…　なんて思っていました。
　別に何がどうこう、という話ではなく、行ったところで「へぇ、こんなところなんだ」といった程度のことなのですが。

　田沢湖から東へ。

　トンネルを何本も抜けて県境を越えます。
　秋田は青い空が広がり日差しも強かったのですが、長いトンネルを抜けて岩手に入ると、途端に厚い雲が全天を覆います。県境の山並みが雲をブロックしてたんですね。岩手側は日差しもなく、ちょっと肌寒い。

　少々暗い雲です。空模様を気にしつつ、小岩井農場へ向かいます。
　なんとなく、北海道で見かけるだだっ広い放牧地をイメージしてたんですが、それとはちょっと印象が違います。（道端から見た印象ですが）
「まきば園」っていうのは入場料がいるのですね。ゲートの前まで行って帰ってきました。

　一応「ふ～ん、こんなところか」と言ってみて、もう行こうと思いますが、牧場に行ったらソコでとれた牛乳を飲むのが恒例行事。
　道際の売店に入り200mlのビン牛乳、200円を購入。生暖かい牛乳をガブ飲みし、先に進みます。



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