差し迫る危機、そなえよ

”世の中の危ない行動、事象、主張を 「
わたくし素人」 が警告し自分自身の欲求不満のはけ口とする勝手な言い分”

高度な軍備増強か?

2009年06月08日 | 米国

これって核兵器を無力化する兵器か? 又は それに変わるとんでもない兵器かもしれない。
まあ 素人のわたしには、わからんが、(以下 私見なので....)
「 192本のレーザー光線を、ごく短時間にマッチの先ほどの小さな標的に集中させ、太陽の中心部より高温・高圧の状態を生み出す」って 素人目に考えても 異様な光景が 浮かんでくる。
レーザーって 非常に直進性のよい 光照射型エネルギーを持った 超高温溶融切削(破壊)装置になり得る というのは知っている。
が、なんだかこの実験室(NIF)、 「極低温で凍らせた水素を標的とし、水素がヘリウムにかわる核融合反応を人工的に起こそうというものだ」 となると その温度差、 まことに凄まじいものがある。 太陽の中心温度1500万k 、 冷凍水素ってよくわからんが 絶対零度の -273.15℃ よりは高いのであろうが、  まあ その差、1500万k(℃)にほぼ近い。

水素がHe(ヘリウム)になる核融合反応って まじで 完全にコントロールされた環境下でないと どのような状況が起こるか 想像ができない のではなかろうか。

これが人間の性なのであろうとは思うが、高度な 計り知れない実験を通して 新しい発見を見出すのは わかるが、コントロールできているか否か 不明のまま トライ と称して とんでもない現象を発生させたら まさに 人類の破滅だ。

北(腸線)も そのように(どうなるかよくわからないまま行動を起こす)低レベルな次元で考える人達はいるし、米国も 持て余した技術を アホな思い込みで とんでもない破滅に向かって トライ をすることは、十分 考えられる。

まあ いつしか 突然 とんでもない事件、紛争、この世の終わり ということは、あるかもしれない。

差し迫る 思い込みによる破滅(北朝鮮、米国 等)、 そなえよ。

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世界最大のレーザー実験装置、米で完成…核研究にも有用
 【ワシントン=山田哲朗】米カリフォルニア州に5月末、世界最大のレーザー実験装置「国立点火施設(NIF)」が完成した。
 太陽で起きている核融合を地上で再現することを目指す施設で、天文学やクリーンエネルギー研究の進展に期待がかかるが、核爆発の研究にも有用だ。オバマ米大統領は「核のない世界」構想を打ち出したが、NIFには先端科学を駆使して核管理を進める米国のしたたかな姿勢がうかがえる。

 NIFは、サンフランシスコの東方約80キロ・メートル、エネルギー省(DOE)のローレンス・リバモア国立研究所にある。野球場より大きい10階建ての施設内に、レンズや光の増幅器などが張り巡らされ、192本のレーザー光線を、ごく短時間にマッチの先ほどの小さな標的に集中させ、太陽の中心部より高温・高圧の状態を生み出す。極低温で凍らせた水素を標的とし、水素がヘリウムにかわる核融合反応を人工的に起こそうというものだ。実験は2010年から本格化する。

 1997年に建設が始まり、12億ドル(約1200億円)の当初予算を大幅に超過する35億ドル(約3500億円)が費やされた。

財政難の中、2005年には、建設費の膨張を憂慮する議会で建設中止を求める声が強まったが、「核弾頭の管理に役立つ」という説得が功を奏し、建設計画は命脈を保った。

 冷戦後、米国は大量の核弾頭の「在庫」を抱えることになった。1992年を最後に核実験を行っていないため、古い核弾頭が正常に機能するか確かめるのが難しくなった。スーパーコンピューターによる模擬実験(シミュレーション)で、核弾頭の性能や安全性を評価しているが、核実験抜きでは、信頼性が確保できないという主張もある。

 NIFではミクロの核爆発を実現できるため、実際の核実験に匹敵する情報が得られるという。

 北朝鮮など核開発の野望を持つ国が核兵器を完成させるには、核実験を避けて通れない。核実験全面禁止条約(CTBT)が、核拡散を阻止する有効手段となるのはこのためだ。

 オバマ大統領は、米国によるCTBT批准と、その早期発効を目標に掲げるが、その陰では、巨大科学の力で、核実験抜きでも自国の核の優位を維持できるという自信も見え隠れする。

(2009年6月8日00時46分  読売新聞)
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